「ムシキング・テリーvsブラックマスク」では、ムシキングが攻められると必死な表情で応援し、ムシキングが逆転すると大喜びの、子供たちの声援が微笑ましかったです。最後は、ムシキング・テリーがミストクラッシュでフォール勝ち。
GHCジュニアヘビー級選手権試合「金丸義信vsKENTA」は、大熱戦の末、KENTAが飛びヒザ蹴りで勝利。KENTA選手がタイトル奪取しました。
GHCタッグ選手権試合「鈴木みのる&丸藤正道vs秋山 準&橋誠」では、橋が捕まって集中攻撃を受ける。橋も鈴木に意地を見せますが、15針縫ったという頭部の傷が開いて大流血…。最後は丸藤が橋に、雪崩式不知火を決め、フォール勝ち。鈴木・丸藤組がタイトル防衛しました。
GHCヘビー級選手権試合「力皇猛vs棚橋弘至」では、棚橋がドラゴンロケット3連発、ドラゴンスリーパーからの変形ドラゴンスリーパーまで出すが、最後は、力皇が強烈な張り手の連発からの無双で棚橋にフォール勝ち。力皇選手がタイトルを防衛しました。
「小川良成vs天龍源一郎」では、小川がWARスペシャルを出すと、天龍もWARスペシャル。天龍が顔面蹴りを出すと、小川も負けじと顔面蹴り、と互いに意地を見せる。最後は、天龍が53歳からのラリアットでフォール勝ち。53歳を2カウントで返した後、ラリアットで3カウントだったので、ちょっと拍子抜けって感じでした。試合後は、小川選手の健闘を讃え、天龍選手が肩を貸して一緒に退場。
「小橋建太vs佐々木健介」。小橋はなんと旧テーマ曲GRAND SWORDで入場。この曲好きだったので、見てて鳥肌が立ちました(笑)。この試合の見どころは、何と言っても、壮絶な“逆水平チョップ合戦”。観客の大声援の中、チョップだけの応戦が5分も続きました。当然、互いの胸は紫色に変色…。その後も、健介は、タイガースープレックス、逆一本背負いからのストラングルホールドγ、小橋も、ハーフネルソンスープレックス、ムーンサルトプレスなどで、一進一退の攻防を見せます。最後は、小橋がローリング袈裟斬り連発からの剛腕ラリアットで3カウント。本当に凄まじい試合でした。今年のベストバウト間違いなしだと思います。試合後、健介選手の「小橋選手、ありがとう!そして、ノアファンのみなさん、ありがとうございました!今日は最高に気持ち良かったです!」というマイクに、会場内は大健介コール。本当に「プロレス最高!」と思えた一戦でした。
メインの「三沢光晴vs川田利明」では、序盤は激しくも懐かしい攻防が見られましたが、三沢の背中へのエルボーで川田が怒り、猛反撃。場外戦へ持ち込んだり、顔面蹴りを狙ったりしてペースをつかみます。川田の、“ハッスル風ポーズ”からの花道場外パワーボムや、顔面へのジャンピングハイキック、急角度のパイルドライバーなど、危険な技を何度も食らう三沢でしたが、その度に強烈なエルボーで逆転、タイガードライバーやエメラルド・フロージョンを決めます。最後は、三沢が強烈なエルボーを川田に何発もゴツゴツ当て、ランニング・エルボーで3カウント。三沢がフォール勝ちしました。試合後、川田選手がマイク。
川田利明
「ノアのファンのみなさん、今日はありがとうございました。三沢さん、あえて握手はしません。ズルい話かもしれないけど、今日打つはずだった終止符が打てなくなりました。三沢光晴は、いつまでも俺の一つ先輩の力を持っていて下さい。ありがとうございました!」
「終止符が打てなかった」という事は、川田選手は継続参戦するのかな?今後に注目ですね。番組の終わりには、橋本真也選手の追悼映像も。今日はもう腹一杯。最高の5時間でした。
PRO-WRESTRING NOAH
DESTINY 2005
7.18東京ドーム大会
全試合収録版