2008年02月19日
上田ちゃんネル #35ch717「テレ朝チャンネル」で「上田ちゃんネル #35」見ました。
今回は、2008年ボクシング企画第一弾!前々から予告していた「軽量級ボクシング最強ベスト10」でした。ゲストは、いつもの解説陣+すっかり準レギュ瀬戸口プロデューサー。

瀬戸口プロデューサー
「一応、勉強してきました(笑)。」
上田晋也
「ありがたいですけど、今日の収録も「瀬戸口さん待ち」だったの、なかなか来ないから。やる気なのは嬉しいんだけどさ(笑)。」


-----------------------------------------------------------------------------------

今回のテーマ
「軽量級ボクサー最強ベスト10 ミニマム〜フェザー級篇」


今岡武雄斉藤一人
渋谷淳瀬戸口P

ゲスト
今岡武雄(イマオカボクシングジム会長)
斉藤一人(イマオカボクシングジム チーフトレーナー)
渋谷淳(ボクシングライター)
瀬戸口修(「上田ちゃんネル」プロデューサー)


-----------------------------------------------------------------------------------

この番組キッカケ本題に入る前に、今岡会長から、嬉しい報告が。

上田晋也
「会長は、何でもCSの(スポーツ番組の)ボクシング解説をやってらして。嬉しい事にね、この番組キッカケなんですって。」
今岡会長
「そうなんですよ。その番組のプロデューサーの方が、この「上田ちゃんネル」の自分が映ってる映像を見て、「この人、いいじゃないか!」という事で(笑)。初解説をやらしていただいております。」
上田晋也
「結構、流暢で、早速評判が上々らしいですよ。」
瀬戸口プロデューサー
「役に立ってますね(笑)。」


ボクシング中継の解説、おめでとうございます!上田ちゃんネルでのボクシング解説だって、ボクシングを全く知らない僕でも凄く分かりやすく感じる位ですから、本当に名解説だと思います。

ボクシング軽量級上田晋也
「前に中量級やりましたけども、この軽量級、いかがでしょう?」
渋谷記者
「はっきり言って、中量級より全然難しいと思いますよ(苦笑)。」
上田晋也
「数が、どれだけ挙げてもキリが無いというかね。」
渋谷記者
「数が多いのと、あと中量級の中で軽い人と重い人比べるのと、軽量級の中で…例えば、ライトフライとフェザーって、イメージが全然違うじゃないですか。そこが結構、比べにくくてね。」


今回の軽量級は、「ミニマム級(47.627kg)」、「ライトフライ級(47.627〜48.988kg)」、「フライ級(48.988〜50.802kg)」、「スーパーフライ級(50.802〜52.163kg)」、「バンタム級(52.163〜53.524kg)」、「スーパーバンタム級(53.524〜55.338kg)」、「フェザー級(55.338〜57.153kg)」の7階級。ちなみに「ミニマム級」は「ミニマム級=ミニフライ級=ストロー級」で、現在日本では呼び方が「ミニマム級」に統一されているそうです。

アレクシス・アルゲリョ
イラリオ・サバタ
ウィルフレド・ゴメス
ウンベルト・ゴンザレス
エデル・ジョフレ
エドウィン・バレロ
海老原博幸
エリック・モラレス
大場政夫
オーランド・カニザレス
カオサイ・ギャラクシー
カルロス・サラテ
川島郭志
具志堅用高
サルバドール・サンチェス
ジェフ・フェネック
張正九
ナジーム・ハメド
長谷川穂積
パスカル・ペレス
ヒルベルト・ローマン
ファイティング原田
ファン・マヌエル・マルケス
ホルヘ・リナレス
マイケル・カルバハル
マニー・パッキャオ
マルコ・アントニオ・バレラ
ミゲール・カント
柳明佑
勇利アルバチャコフ
リカルド・ロペス
ルーベン・オリバレス
ロセンド・アルバレス
渡辺二郎

今回、候補に挙げられたのは、以上の34選手。前回同様、この中から10名を絞り込みます。まずは日本人代表選手を選出。

海老原博幸
大場政夫
川島郭志
具志堅用高
長谷川穂積
ファイティング原田
勇利アルバチャコフ
渡辺二郎

日本人枠は、多数決で「1名」に。「2名」を希望していた瀬戸口プロデューサーは、「あとで後悔しても知りませんよ」とポツリ(笑)。

上田晋也
「1人の日本人を決定しましょう。会長はどなたいきますか?まぁ…勇利は日本人枠に入れていいのか、ちょっと分かんないですけども。」
今岡会長
「本当に全員の方が大尊敬する…。」
上田晋也
「あ、そういう予防線いいですから(笑)。」
今岡会長
「そういう前置きを…(笑)。テクニックで言うと川島さん。」


川島郭志
元WBC世界スーパーフライ級チャンピオン
「アンタッチャブル」の異名をとるサウスポー

今岡会長
「それから、渡辺二郎さん。その辺になるのかなと思うんですけど…。」


渡辺二郎
元WBC・WBA世界スーパーフライ級王者
28戦26勝(18KO)2敗

今岡会長
「総合的な強さっていう意味では、僕は今の現役の選手である長谷川君を推したいなと。」


長谷川穂積
現WBC世界バンタム級チャンピオン
25戦23勝(7KO)2敗

上田晋也
「おお、なるほど。確かに、かなりレベルの高いボクサーであると思うんですけども。これは思い切った意見で。チーフはどなたを?」
斉藤チーフ
「自分は…勇利さんはどっち枠なんですか?」


勇利アルバチャコフ (ロシア)
元WBC世界フライ級チャンピオン
24戦23勝(16KO)1敗

上田晋也
「これね、勇利をこっちに入れちゃうと2人を入れたくも、確かになっちゃうんですよね。いいです、勇利アルバチャコフは日本人枠じゃない事にしましょうか。」
斉藤チーフ
「わかりました。じゃ、僕は大場政夫さん。もうカッコいいですね、逆転KO。」


大場政夫
元WBA世界フライ級チャンピオン
38戦35勝(16KO)1分

斉藤チーフ
「ドラマチックですね。」
上田晋也
「本当に「今日はヤバイな」っていうのを、必ず逆転KOでね、やってきたっていう。日本中を熱狂させてね。渋谷さんは?」
渋谷記者
「えーっと…皆さんそれぞれ良いんですけど、僕はファイティング原田さんで。」


ファイティング原田
元世界フライ級・バンタム級チャンピオン
63戦56勝(23KO)7敗

渋谷記者
「やっぱりフライ獲って、バンタム獲って、フェザーも実質獲ってるようなものですから。」
上田晋也
「実質獲ってるようなものですからね。3回ダウンとって判定負けでしょ?もう完全にホームタウンデシジョンですもんね、あれ。」
渋谷記者
「今回の軽量級のあれから言っても、下から上まで一応なめてるという所で。」
上田晋也
ファイティング原田「その当時の実質3階級って、今の6階級制覇みたいなもんですからね。確かに子供の頃、具志堅さんの試合の後か分かんないけど、昔の名チャンピオンだった人のダイジェストが流れたりするじゃないですか。あれでポーン・キングピッチとやった時の原田さんのあのラッシュ見て「なんだコイツ!」と思って。あれほどのラッシュは、未だに見たことないですもんね。」
渋谷記者
「やっぱ今の現役の選手でも、あれだけエンドレスに打てる人っていうのは、手数多いタイプでもなかなかいないですよ。」
上田晋也
「コーナーにつめて70〜80発ダーッとやってましたもんね。ファイティング原田さん出ました。さぁ、瀬戸口さんは?」
瀬戸口プロデューサー
「僕も1人だったら、原田さんですね。海外でこういう企画よくあるんですけど、日本人では必ず原田さん入ってますからね。」
上田晋也
「なるほどね。まぁ、ボクサー唯一の世界殿堂入りでもありますしね。僕ん中でね…僕がボクシング入ったキッカケは具志堅さんで。」


具志堅用高
元WBA世界ライト・フライ級チャンピオン
24戦23勝(15KO)1敗

上田晋也
「僕のアイドルは具志堅さんなんですけども…やっぱり冷静に考えたら、やっぱ原田さんは入れないわけにはいかないのかなと。黄金のバンタムといわれたエデル・ジョフレ、生涯2回しか負けてないその2回がファイティング原田さんなわけでしょ?やっぱそういうこと色々加味するとねえ。あとやっぱりボクシング協会の会長だし…なんで俺が気を使わなきゃいけないんだ?(笑)」
一同
「(笑)。」


日本人枠1名は、「ファイティング原田」さんに決定!ここからは、外国人選手の中から残り9名を決めていきます。

* * * * *

アレクシス・アルゲリョ (ニカラグア)
元WBA世界フェザー級チャンピオン
元WBC世界Jr.ライト級チャンピオン
元WBC世界ライト級チャンピオン

上田晋也
「アルゲリョは中量級でもベスト10に入った名ボクサー。いかがでしょう?会長。」
今岡会長
「人数が多い中でも、アルゲリョは残しだと思います。やっぱり3階級制覇してるという事ももちろんありますし、それからスタイルがとてもスタイリッシュなんで、僕も憧れてよく真似をする為に何度も何度も観た覚えがありますけど。言ってしまうと「好き」って事なんですけど(笑)。」
上田晋也
「会長は、アルゲリョのどの辺を自分の中に取り入れようと?現役時代。」
今岡会長
「リードで左アッパーとか左フックが。左ですよね。本当、右手をおいといてですね、左手でボクシングをしていくという所の。で、普通じゃありえないんですけど、リードで左アッパーを打つっていう。」
上田晋也
「伸びてきてましたもんねえ。」
今岡会長
アルゲリョのアッパー「で、アッパーは当時“突き上げるもの”だと思ってたんですけども、アルゲリョ見て“突き出すもの”なんだなとわかったんですよ。喉元に突き刺すというか。そういう僕にとっての教科書みたいな人なんで。」
上田晋也
「ロイヤル小林さんも言ってました。アルゲリョは右は普通よりちょっと強い位だけど、左はハンパないみたいな事を、何かのインタビューでおっしゃってましたね。」
今岡会長
「氷のようなパンチ。」
上田晋也
「言ってましたよね、氷の塊で殴られたようだとか、ナイフでえぐられたようなアッパー。チーフは?」
斉藤チーフ
「自分は、アルゲリョは消し。僕は中量級の方だと思ってるんで。じゃないと絞れないじゃないですか(笑)。」
上田晋也
「確かにそうなんですよねえ。渋谷さんはどうします?アルゲリョ。」
渋谷記者
「やっぱりアルゲリョは外せないんじゃないかと思うんですよね(笑)。中量級のイメージも強いんですけども、フェザー級でもルーベン・オリバレスに勝ってますし、やっぱりその辺考えても僕は入れたいと思いますね。」
上田晋也
「入れたい。で、瀬戸口さんは?」
瀬戸口プロデューサー
「僕はですね、一番好きなボクサーなんですけど、何か中量級のイメージがあって。その名簿に文句言うわけじゃないですけど、軽量級に入ってないですね。」
上田晋也
「ほう、意外にも消し?瀬戸口さん、だって一番好きなのアルゲリョ…。」
瀬戸口プロデューサー
「一番好きですよ。何となく軽量級っていうイメージが無いんですよね。」
上田晋也
「でも、アルゲリョのベストはフェザー級だっていう声は多いですけどね。わかりました。じゃ、これは一応“保留”にしときましょう。早速保留…大丈夫?今日(放送)3本分くらいいかない?」
一同
「(笑)。」


軽量級か中量級かで意見が割れて、ひとまず「保留」に。

* * * * *

イラリオ・サパタ (パナマ)
元WBC世界Jr.フライ級チャンピオン
元WBA世界フライ級チャンピオン

上田晋也
「いわゆる“滑らかなボクシング”をする人でしたよね。サパタはどうしましょうか?」
今岡会長
「サパタは、ちょっと昔の人になるんで、あんまり映像で見る機会って少ないと思うんですよね。凄くテクニシャンでアウトボクサーっていうのは見てはいるんですけど、ちょっと印象に残ってないっていう。もちろん名ボクサーの1人ではあると思うんですけど、消去法で考えると消しと。」
斉藤チーフ
「僕も同意権です、会長と。」
渋谷記者
「やっぱりイラリオ・サパタは、“強い”っていうよりも“いやらしい”とか“巧い”とか“やりにくい”とか、そういう感じなんですよね。そこを考えると、ちょっと10人に入れるのはどうなのかなという。」
上田晋也
「確かに10人には入らないか。瀬戸口さんも同意権で?」
瀬戸口プロデューサー
「そうですね。」
上田晋也
「良かった。この辺は「巻き」でいかないと(笑)。」
瀬戸口プロデューサー
「目が「消せ」って言ってましたね(笑)。」


全員一致で「落選」。

* * * * *

ウィルフレド・ゴメス (プエルトリコ)
元WBC世界Jr.フェザー級チャンピオン
元WBC世界フェザー級チャンピオン
元WBA世界Jr.ライト級チャンピオン

上田晋也
「続いて、怪物・ウィルフレド・ゴメス。これ、逆に聞きますけど、ゴメス消していいっていう人、います?」
一同
「…。」
上田晋也
「これ、いないですよね?ゴメスは消せないですよね。だって、17連続KO防衛なんて、今後も出るかどうか。」
斉藤チーフ
「出ないんじゃないですかね。」
上田晋也
「出ない位の。じゃ、簡単にチーフ、ゴメスの凄さを代表で。」
斉藤チーフ
「左フックのタイミングが良い。パンチありますね。あれでサラテもロイヤル小林さんもやられてましたね。」
上田晋也
「確かにあの左フック、バズーカと呼ばれてね。」


全員一致で文句なしの「決定」。

* * * * *

ウンベルト・ゴンザレス (メキシコ)
元WBC世界Jr.フライ級チャンピオン
元IBF世界Jr.フライ級チャンピオン

上田晋也
「軽量級では物凄い試合をマイケル・カルバハルとやってくれましたけども。会長、いかがでしょう?」
今岡会長
「ん〜、この人数の多さから言って、やっぱりちょっと消しなのかなと…。」
上田晋也
「でも、12回くらい防衛はしてますよ?ライトフライも。どうでしょう?チーフ。」
斉藤チーフ
「微妙ですけど…僕も消しでお願いします。」
上田晋也
「ゴンザレス残してると、他が入れられなくなっちゃう?まあね、ゴンザレスも残念ながら消しと。」


消去法で「落選」。

* * * * *

エデル・ジョフレ (ブラジル)
元世界バンタム級チャンピオン
元WBC世界フェザー級チャンピオン

上田晋也
「我々、リアルタイムかっていうと、そんな事はないんですけれども、どうなんでしょうね?」
今岡会長
「バンタムっていうしばりで言うと必ず出てくる名前の人で。」
上田晋也
「バンタムで一番強いんじゃないかって、昔の人はよく言いますよね。」
今岡会長
「今、上田さんがおっしゃったように、見てないんでどうと言えない所もありますけど…。いかがなんですかね?」
斉藤チーフ
「僕もそうなんですよね。あんまり見てないんで…。僕の中では、一応「消し」。」
上田晋也
「消し?それは凄く思い切った神をも恐れぬと言っても過言じゃない位の。」
斉藤チーフ
「(笑)。」
今岡会長
「怒られそうな気もして、「消し」って言えないんですよね(苦笑)。」
上田晋也
「エデル・ジョフレって、中量級でこないだやったシュガーレイ・ロビンソンみたいな感じで、「この人はやっぱ残しておかないとまずいんじゃないの」っていう強迫観念があるんですよね。」
渋谷会長
「黄金のバンタムですからねえ。」
上田晋也
「残さないとヤバイんじゃないか?…誰からのプレッシャーなんだよ(笑)。でも、確かにね。」
渋谷会長
「でも、とりあえずは残しておいてもいいんじゃないかなと。とりあえずっていうのも大変失礼なんですけども(笑)。」
瀬戸口プロデューサー
「一応、残しておいた方がいいと思いますね。試合は見た事ないですけど、戦績だけ調べたら…。」
上田晋也
「熱心ね、今日(笑)。」
瀬戸口プロデューサー
「78戦72勝(50KO)なんですよ。やっぱりあの当時の対戦相手って、かなりレベル高かったそうですけど、そこを相手にこの戦績というのは相当凄いなっていう気もしますけどね。」
上田晋也
「体重の幅も広いですしね。一応、ジョフレも保留にしときますけど、限りなく残しに近い保留と。」


「残し」に限りなく近い「保留」。

* * * * *

エドウィン・バレロ (ベネズエラ)
現WBA世界スーパーフェザー級チャンピオン
23戦23勝(23KO)

上田晋也
「今回、軽量級っていうのは「ミニマム→フェザー級」っていう事にさしてもらったんですけども。「バレロ、スーパーフェザーじゃないか」っていう声も上がってくると思うんですけども、何せ他にもファン・マヌエル・マルケスだとかマニー・パッキャオなんてフライの選手だったりすると、この辺との絡みも一応考えたくてエドウィン・バレロを便宜上入れさしていただいたという事なんですけども。」


現在、階級を上げてスーパーフェザーで活躍しているファン・マヌエル・マルケスやマニー・パッキャオの名が挙がっているので、便宜上バレロの名も入れたという事ですね。

今岡会長
「バレロに関しては、まず底が見えてないんで。一回、死闘を見てみたいんですよね、バレロの。苦戦した試合っていうのがさほど無いんで。そういう所でちょっと力量が見えないというか。」
上田晋也
「まぁ、今後に期待っていう。ちなみに会長、バレロの良さっていうのは、どの辺だと思いますか?」
今岡会長
「当て勘というか、本当にナックルパートの一番硬い部分を、急所にピンポイントにバチンと当てていく。一見、力ずくでやってるようにも見えるんですけど、本当に当てるタイミングだとかそういったものを天性的に持っている人なのかなと。且つ、ちょっと頭も良いんじゃないかなと。」
上田晋也
タイミング4割、スピード4割、パワー2割「でも、やっぱそうじゃないと、あれだけ連続KOできないでしょうね。よく言われてるかどうか分からないですけど、いわゆるKOっていうのは「タイミング4割、スピード4割、パワー2割」みたいな話を聞いたりもするんですけども、その辺ってどうなんですかね?」
今岡会長
「おっしゃる通りじゃないですか?」
上田晋也
「例えば、会長が現役時代にKOした試合なんていうのも、「あれ?全然強く打ってないのに」みたいな…。」
今岡会長
「だいたいそうですね、倒れた後にどっちで倒したか分かんない時もある位なんで。トレーナーに聞く時ありますね。返しの左フックで倒す時なんかは、右ストが当たったつもりなんですよ。当たってるんですよ、右ストも。決め手は左フックだったりしますけど、自分としては右ストの方で倒した気でいるんですよね。だから、力ではないなと。今、おっしゃった通り、タイミングなのかなと。」
上田晋也
「瀬戸口さん、バレロは今後に期待?」
瀬戸口プロデューサー
「今後ですね。」


今後に期待という事で「落選」。

軽量級の企画にSフェザー級のバレロの名が挙がるきっかけとなったマルケスとパッキャオは、2008年3月15日に世界スーパーフェザー級タイトルマッチで対戦。という事で、そこにバレロも絡めて仮想対決してみる事に。

上田晋也
「僕はね、マルケスが判定勝ちするんじゃないかと思ってるんですよ、ちょっと。そのどっちかとバレロがやった場合、どういう感じになると思います?」
渋谷記者
「マルケスの方がやりやすいかなぁ。」
上田晋也
「バレロからすると?」
渋谷記者
「何かパッキャオの左もらいそうな気するんですよね。」
上田晋也
「パッキャオとバレロなら、パッキャオに分があるんじゃないかと。マルケスだったらバレロに分がある?」
渋谷記者
「…ような気がね、何となくするんですけどね。」


* * * * *

エリック・モラレス (メキシコ)
元WBC世界スーパーバンタム級チャンピオン
元WBC世界フェザー級チャンピオン
元WBC,IBF世界スーパーフェザー級チャンピオン

上田晋也
「もうモラレスは峠は越えてっていうようなね。今後、試合するのかどうかも分かんないですけども、モラレス残したい人います?」
一同
「…。」
上田晋也
「渋谷さん、モラレスの全盛期、バレラとやった第1戦あたりのモラレスの良さっていうのは、どの辺だったんでしょう?」
渋谷記者
「僕は一番スピードがあるって印象ですけどね、モラレスは。やっぱり伝統的なメキシカンな前に出る強さとかボディブローの強さとかもありますし。あの身長で軽いクラスでやってたっていうアドバンテージもありましたし。」


全員一致で「落選」。

* * * * *

オーランド・カニザレス (アメリカ)
元IBF世界バンタム級チャンピオン
57戦50勝(37KO)5敗1分

上田晋也
「カニザレス、残したい人。…いない?」
渋谷記者
「いいボクサーでしたよね。凄かったですよね。」
上田晋也
「だって、16回防衛して残れないって、どんな世界だっていう事ですからね、本当に。」
一同
「(笑)。」
上田晋也
「ウィルフレド・バスケスは攻略したんでしたっけね?」


ウィルフレド・バスケス (プエルトリコ)
元WBA世界バンタム級チャンピオン
元WBA世界Jr.フェザー級チャンピオン
元WBA世界フェザー級チャンピオン

上田晋也
「バスケスはご覧になったんですよね?確か。」
今岡会長
「はい、見ました。公開練習も見ました。」
上田晋也
「どうでした?バスケスは。」
今岡会長
「バスケスは、やっぱりタイミングの良い選手ですよね。凄く右クロス…葛西(裕一)さんとやった時なんですけど、凄くタイミングの良い選手だなっていうのは。もちろんパンチ力自体が強いのもあると思うんですけれども、あのパンチ力をあのタイミングで急所に当てられたら、それはどんなに頑張ったって立ってられないなって感じですよね。そういう選手でしたね。」
上田晋也
「あれ、バスケスでしたっけ?フリチンで練習してたって言ってたの。」
斉藤チーフ
「…は、ロサリオですね(笑)。」


エドウィン・ロサリオ (プエルトリコ)
元WBA,WBC世界ライト級チャンピオン
元WBA世界Jr.ウェルター級チャンピオン

斉藤チーフ
「ロサリオがバナナ食べて、そのカスをその辺に置いちゃうんですよ。ジムの中に捨てて出ちゃうんですよ。」
上田晋也
「その辺の床でしょ?普通に??」
斉藤チーフ
「そうです。それをバスケスが拾って「ダメだよ〜」みたいに…(笑)。」
今岡会長
「何言ってるか分かんないですけど、「ダメじゃないか」って言ってる風なんですよ(笑)。」
上田晋也
「(爆笑)。」
斉藤チーフ
「ゴミ箱に捨ててくれてました(笑)。」
上田晋也
「バスケスは意外に常識人なんですね(笑)。」
今岡会長
「嫌がってましたね、バスケスがロサリオを(笑)。」
上田晋也
「ロサリオ、全裸で練習してるんすか?」
斉藤チーフ
「全裸でリングシューズ履いてましたね(笑)。」
一同
「(爆笑)。」
斉藤チーフ
「リングシューズ履いて全裸で、シャドーやってました。」
上田晋也
「はぁ〜、ちょっとやっぱおかしいんですか?おかしいんでしょうねえ?」
斉藤チーフ
「おかしいんじゃないすか?どう見たって(笑)。」
上田晋也
「大丈夫です、ロサリオ(候補に)入れてませんから(笑)。じゃあ、オーランド・カニザレスの話は、ほとんど出ませんでしたけども…(笑)。」


全員一致で「落選」。

* * * * *

カオサイ・ギャラクシー (タイ)
元WBA世界Jr.バンタム級チャンピオン
50戦49勝(43KO)1敗(19度防衛)

上田晋也
「タイの英雄カオサイ・ギャラクシー。19回防衛ですか。」
今岡会長
「残しですね。実績ですよね、やっぱり。そうするとカニザレスは?っていう話になると思うんですけど。苦戦した試合を考えてみると、松村謙二さんのような変則的なファイターにちょっと弱いのかなと思うんですけども、ただ19回の中には調子の良い時も悪い時もあると思うんですよ。それをしっかりとパーフェクトで抑えてきたという事を考えると。カオサイ・ギャラクシーの全体的なバランスですね。」
上田晋也
「僕の中ではカオサイ・ギャラクシーのイメージって、腕っ節があってパンチ力があってタフで、でもそんなにスピードとかは大した事ないしっていうような感じですけど、やっぱりテクニックもかなり…?」
今岡会長
「もちろんありますね。そんなに打たれてないと思うんですよ。ファイターって打たれるイメージあるんですけど、打たせないファイターじゃないかなっていう風な、そういう印象ですね。」
上田晋也
「確かにそんなに打たれてたら、どんな20回も世界戦できませんもんね。」
今岡会長
「人間、そんなに打たれたらボクシングできないです。」
上田晋也
「チーフ、カオサイは?」
斉藤チーフ
「僕は…消しで。」
上田晋也
「カオサイ消し!?あんた残す人いんの?(笑)」
斉藤チーフ
「まだ他に…(笑)。」
渋谷記者
「やっぱカオサイは、アジアの選手の中では、僕は入れたい選手で。やっぱ上田さんおっしゃったようにパワーっていうのは凄かったと思うし、あとスピードはそんな凄く無かったかもしれないけど、プレッシャーのかけ方が凄く巧かったと思うんですよ。相手を追い込んでいくっていうか。そういう技術的な部分も含めて、やっぱカオサイは入れたいなと。」
瀬戸口プロデューサー
「私も残しですね、実績からいっても。」
上田晋也
「カオサイは、結構好きなボクサーで?」
瀬戸口プロデューサー
「好きですね。やっぱりパワーあるし、ちょっと資料調べたら、今もタイで俳優やったりしてるんですよ。」
上田晋也
「何でそれがプラス材料だよ(笑)。」
瀬戸口プロデューサー
「ちゃんとした人だな〜と。」
上田晋也
「何で役者やってたら、ちゃんとした人なんだよ(笑)。」


多数決により、残しで「決定」。

* * * * *

カルロス・サラテ (メキシコ)
元WBC世界バンタム級チャンピオン
70戦66勝(63KO)4敗

上田晋也
「ピンポイントと呼ばれたKOアーティスト・カルロス・サラテ。サラテは…消したい人なんていますか?」
一同
「…。」
上田晋也
「いないですよね?渋谷さん、サラテの凄さは?」
渋谷記者
「サラテをベスト10に入れないという事は、ありえないと思います(笑)。」
上田晋也
「だって、ゴメスには負けましたけれども、ゴメスとやった時、54勝53KOとかそれ位の戦績ですよね。さっきの話じゃないですけど、サラテもパンチ力っていうよりかは、タイミングとピンポイントで確実にっていう?」
斉藤チーフ
「例えば、パッキャオとかみたいにワーッ!ていうのでKOしてるわけではないですよね。本当に落ち着いてというか。」
上田晋也
「確かに良いボクサーでしたよね。」


全員一致で「決定」。

* * * * *

サルバドール・サンチェス (メキシコ)
元WBC世界フェザー級チャンピオン
46戦44勝(32KO)1敗1分

上田晋也
「サンチェス、残し派の人は?」
一同
「…。」
上田晋也
「お、全員消し?チーフ、何でサンチェス消しますか?あのゴメスをKOしたんですよ?どの辺が足らないですか?」
斉藤チーフ
「いや、足らないわけではないですけど…(笑)。」
上田晋也
「でもね、僕も「サンチェス消すのかよ!」みたいなトーンで言ってるけど、サンチェスってゴメスとの試合が、やたら神格化されてる気がしないでもないんですよね。「あのゴメスをKOしちゃった!スゲー!」っていうのはあるんだけど。」
渋谷記者
「確かにそれでチャンピオンのまま亡くなったという事で、ちょっと神になったという部分もあるとは思いますね。」
上田晋也
「そうなんですよね。確かにベスト10に入れるかどうかというと、凄くちょうどボーダー上ぐらいの人なのかなっていう気がするんですよね。」
今岡会長
「おっしゃる通りです。その通りですね。」
上田晋也
「でも、ビックリしました。サンチェスは結構みんな残されるんじゃないかと思ってたんですよ。そこで俺が異議を唱えようかなと…そんなつもりは別になかったけど(笑)。」
一同
「(笑)。」


全員一致で「落選」。

* * * * *

ジェフ・フェネック (オーストラリア)
元IBF世界バンタム級チャンピオン
元WBC世界Jr.フェザー級チャンピオン
元WBC世界フェザー級チャンピオン

上田晋也
「今でもトレーナーとして。」
斉藤チーフ
「タイソンのトレーナーとかもやってましたもんね。」
今岡会長
「僕は、残しですね。やっぱりパワーですね。オーストラリアの選手ってだいたいそうなんですけど、上体の力で押し込んでいくみたいな選手が強いんですよね。フェネックもその代表格のような。」
上田晋也
「確かにジェフ・フェネックは、全盛期を過ぎていたとはいえ、カルロス・サラテを返り討ちにしたりなんてありましたけども。チーフはどうしましょう?」
斉藤チーフ
「僕も残しで。やっぱパワー。相手の技術をも殺しちゃう位のプレッシャー。何をしても前身して打つみたいな。」
渋谷記者
「僕、ジェフ・フェネックはね、今2人が言ったファイトスタイルが、ちょっとベスト10には入らない…物足りないというか。」
上田晋也
「なるほど、プロボクサーでもないクセに!」
渋谷記者
「(笑)。もう少し野性味の中にも、もう少しインテリジェンスな感じが…。」
上田晋也
「洗練されたね。渋谷さんは見る側のプロですからね。瀬戸口さんは?」
瀬戸口プロデューサー
「僕はね、戦績見るとサラゴサに勝ったりとか結構良いんですけど、たまたま僕が見た試合が負けてるんですよね、フェネックが。ちょっとあんまり印象が良くない。」
上田晋也
「本当にたまたまですけどもね、それもね(笑)。」
瀬戸口プロデューサー
「消します。」
上田晋也
「その1試合だけで(笑)。みんな負けてるっつーの、そしたら(笑)。」


意見が割れた為、とりあえず「保留」に。

* * * * *

張正九 (韓国)
元WBC世界Jr.フライ級チャンピオン
43戦38勝(17KO)4敗

上田晋也
「韓国の張。かなりラフなファイトスタイルで。でも、15回ぐらい防衛してましたからね。張、どうしましょう?入れる派の人。」
一同
「…。」
上田晋也
「張、でも結構強いボクサーでしたよね?大橋(秀行)さんも勝てませんでしたし。」
今岡会長
「大橋さんも、もうちょっとの所までいったんですけど、やっぱり諦めない精神力ですね。大橋さんの左フックをカウンターでもらって、もうグラグラになってましたけど、それでも諦めない。クリンチしてでも絶対諦めないっていう執念深さですね。でも、ちょっと入らないかな…。」


全員一致で「落選」。

* * * * *

ナジーム・ハメド (イギリス)
元WBC,WBO,IBF.IBO
世界フェザー級チャンピオン

上田晋也
「ある意味では、ボクシング界を変えましたよね。ナジーム・ハメド。結局、バレラに負けて、あれがあの人の底だったのか分かんないですけれども、未知数のまま辞めていきましたけども。」
渋谷記者
「ハメドはね、ボクシング界の常識を変えたという意味で非常に特出に値する選手だと思うんですけども、これは僕の個人的な好みでベスト10には入らないかなっていう(笑)。」
上田晋也
「ただ、アイツのボクシングは面白かったですけどね。」
渋谷記者
「誰とやっても勝てるかもしれないし負けるかもしれないしという所で、難しいですけどね。」
瀬戸口プロデューサー
「僕は外しですね。やっぱり復活して欲しかったですよね、1回負けてから。そこからが評価に繋がるんじゃないかという気がしたんですけど、あの時点でやめるっていうのが、ちょっとマイナス点ですね。」
上田晋也
対戦ならず!「厳しいなぁ(笑)。会長、だって、ハメドとやる予定もちょっと…?」
今岡会長
「そんな話も一回浮上した事あったんですけど。」
上田晋也
「だって、ジョー小泉さんがそのマッチメイクをしようっていうような話もチラッとあったんでしょ?やって欲しかったな〜、ハメドと。」
今岡会長
「いや〜、絶対やりたくなかったですね(笑)。まず、品位に欠けますよね。まず人間としてどうだっていうのがあったり。何仕出かすか分かんないですからね(笑)。」
上田晋也
「確かにね(笑)。だったら、ロサリオよりもバスケスとやりたいみたいな事ですよね?」
今岡会長
「まぁ、そういう事になりますね(笑)。」
上田晋也
「フリチンでシャドーやってるヤツ、ねえ?(笑)」
瀬戸口プロデューサー
「あの登場の仕方って、ちょっと最近の何とか兄弟に影響与えてますからね。」
上田晋也
「あるでしょうね。確かにああいうパフォーマンスっていうのはね。チーフどうしましょう?ハメド。」
斉藤チーフ
「僕もハメドは消し派ですね。でも、凄い選手だと思います、やっぱり。」
上田晋也
「動物的というか、あのバネとかね。」
斉藤チーフ
「バレラが勝ったのも、バレラって元々攻撃的じゃないですか。けど、ハメドに対してスタイルが変わりましたよね。行かなかったじゃないですか。だから、あれ勝ったような感じですよね。」
上田晋也
「完全にバレラは、あの試合は倒す気もない。とりあえずポイントをっていうようなね。」
斉藤チーフ
「僕、ビデオ見直したんですけど、ハメドって何でこんなに勝てるのかなと思ったら、だいたいカウンターで入ってるんですよね、パンチが。来る所に合わせるのが巧いから、バレラが行ったらやられてたかもしれないし。」
上田晋也
「結構、ハメドってもらってもいるんですよね。もらいながらこんな状態でいってますから。」


全員一致で「落選」。

* * * * *

パスカル・ペレス (アルゼンチン)
元世界フライ級チャンピオン
91戦83勝(56KO)7敗1分

上田晋也
「フライ級では最強なんじゃないかなっていう声もありますけども。」
今岡会長
「やっぱり伝説の人なので、映像では確認できない所があって。ちょっとどっちとも言えないんですよね。」
上田晋也
「確かに残しづらいんですよね。どうでしょう、積極的に入れたいという人…?」
一同
「…。」
上田晋也
「名ボクサーなんですよ。ただリアルタイムじゃない、我々の年代がね。」


全員一致で「落選」。

* * * * *

ヒルベルト・ローマン (メキシコ)
元WBC世界Jr.バンタム級チャンピオン
61戦54勝(35KO)6敗1分

上田晋也
「渡辺二郎さんが、試合前にローマンのビデオ見て「勝てるわけない」と思ったっていうコメントを、確か以前されてたような気がするんですけれども。」
今岡会長
「僕の一番大好きなボクサー。試合前は必ずローマンを見て。」
上田晋也
「そうなんすか!どの辺を?」
今岡会長
「やっぱり左のジャブですね。ジャブと足ですね。あのモーションのない左のジャブ。左のストレートに近いジャブ。」
上田晋也
「フットワークも良かったですもんね。」
今岡会長
「もう凄く勉強しました。ただ、パウンド・フォー・パウンド(同じ体重と仮定)でこの中に入って、トップ10に入ってこれるのかどうかっていうのは別なんですけど。」
上田晋也
「エッ!?ここまで熱弁しといて…消すのか??(笑)」
今岡会長
「あとこのお三方いるんで(笑)。」
上田晋也
「(笑)。チーフはいかがでしょう?」
斉藤チーフ
「僕も残しで。カッコ良かったですね、スタイリッシュ。あとボクシングが綺麗で。」
上田晋也
「確かに完成度高いっていうようなボクサーでしたよね。客が熱狂するボクシングかどうかは別にしてね。渋谷さん、いかがでしょう?」
渋谷記者
「まさに今の巧いとおっしゃる通りだと思うんですけども、今一つインパクトのある試合って何だろうな〜?みたいな。そうすると、僕はベスト10は厳しいかなっていう。」
上田晋也
「名勝負はあるのかっていう話になるとね。それぐらい相手を完封してたっていう事なんでしょうけどね。瀬戸口さん、どうでしょう?」
瀬戸口プロデューサー
「好みでしょうけどね。ナシですね。」
上田晋也
「ナシ。もう一刀両断(笑)。」


意見が割れた為、「保留」に。

* * * * *

ファン・マヌエル・マルケス (メキシコ)
元WBC世界スーパーフェザー級チャンピオン
元WBA,IBF世界フェザー級チャンピオン
元WBO世界フェザー級チャンピオン

上田晋也
「ファン・マヌエル・マルケス、残したい人?」
斉藤チーフ
「僕、残したいですねえ。」
上田晋也
「お、残し派?ベスト10に。マルケスはどの辺を、残したい理由としては?」
斉藤チーフ
「強い…。」
一同
「(笑)。」
上田晋也
「単純な答えになったな(笑)。強いですもんね、本当に。完成度高いですしね。」
斉藤チーフ
「で、頭の位置が、もう相手が動いたら、すぐにそっちに手が行ってるような感じですよね。」
上田晋也
「マルケス、僕も良い選手だな〜と思うんですよ。」


多数決により「落選」。

* * * * *

ホルヘ・リナレス (ベネズエラ)
現WBC世界フェザー級チャンピオン
25戦25勝(16KO)

上田晋也
「このボクサーも、今後に期待したい所なんですけども。今、凄く勢いはありますけれども、どうでしょう?」
今岡会長
「今後じゃないですか?やっぱり。発展途上の選手なので、全然底が見えないですから。」


今後に期待という事で「落選」。

* * * * *

マイケル・カルバハル (アメリカ)
現WBC,WBO,IBF
世界Jr.フライ級チャンピオン

上田晋也
「先ほどちらっと話出ました、マイケル・カルバハル。ウンベルト・ゴンザレスとの名勝負、逆転KOしましたけども。カルバハル、お好きなんですよね?渋谷さんは。」
渋谷記者
「好きなんですけど、何となくゴンザレスとセットなので、消しかなっていう…(笑)。」
瀬戸口プロデューサー
「一応、残しで。何か軽量級のスタイルを変えたかなっていう。」
上田晋也
「確かに軽量級でも金が取れるぞっていうね。」
瀬戸口プロデューサー
「ためて一発一発倒しに…。」
上田晋也
「そういうので残し派。じゃ「消し」って事で。」
瀬戸口プロデューサー
「後悔しますよ(笑)。」


多数決により「落選」。

* * * * *

マニー・パッキャオ (フィリピン)
元WBC世界フライ級チャンピオン
元IBFスーパーバンタム級チャンピオン

上田晋也
「今、トップスーパースターのマニー・パッキャオ。どうしましょう?パッキャオ、お好きはお好きでしょ?」
今岡会長
「好きですね、大好きです。僕は残しですね。」
上田晋也
「もうすでにベスト10に残る伝説のボクサー?」
今岡会長
「もうそれでいいと思います。」
斉藤チーフ
「僕も残しですね。」
上田晋也
「パッキャオのレベルって、今、相当高いんですね。」
渋谷記者
「僕も現役で1人残すんだったら、パッキャオかな〜と。」
瀬戸口プロデューサー
「もちろん残します。」
上田晋也
「凄いな。じゃあ、渋谷さん、代表してパッキャオの良さを教えてください。」
渋谷記者
「やっぱり、あれだけ好戦的で、あれだけ思い切り踏み込んで、今のボクシングで倒せるって、なかなかいないと思うんですよね。」
上田晋也
「しかも、自分よりもデカイやつばっかりですからね。」
渋谷記者
「しかも、今回の企画で言えばフライ級から…さっきの原田さんじゃないけどやってましたからね。」
上田晋也
「実質、6階級みたいなもんですからね、スーパーフェザーまでね。」


全員一致で「決定」。

* * * * *

マルコ・アントニオ・バレラ (メキシコ)
元WBC,IBF世界スーパーフェザー級チャンピオン
元WBO世界Jr.フェザー級チャンピオン

上田晋也
「もう引退を表明しましたけども、マルコ・アントニオ・バレラ。この人も、モラレス、パッキャオ、ハメドなどと名勝負を繰り広げてきましたけども。バレラ残しの人?」
斉藤チーフ
バレラ「ファイトスタイル好きですね。で、昔は攻撃的でしたね。で、ちょっと雑なファイターでしたけど、ジュニア・ジョーンズに2連敗してから、ちょっとファイトスタイルが変わりましたね。」
上田晋也
「ジュニア・ジョーンズが、ちょっとターニングポイントだったかも分かんないですよね。」
斉藤チーフ
「で、あそこで落っこって、また上がってきたじゃないですか。また、それが凄い。」
上田晋也
「確かに両方あるんですよね。無敗のまま辞めていくボクサーも素敵なんだけれども、負けを知ってから「あの負けからよくここまで復活したな」みたいなね。」
斉藤チーフ
「ボクシングの組み立てが、その敗戦を経て、巧くなってってるという。僕は何かそういうのが凄い良いなと思って。」


多数決により「落選」。

* * * * *

ミゲール・カント (メキシコ)
元WBC世界フライ級チャンピオン
74戦61勝(15KO)9敗4分

斉藤チーフ
「僕、正直あんまり分からないんですよ。」
今岡会長
「僕もあんまり知らないですね。」
上田晋也
「じゃ、残しづらいという事で。」
瀬戸口プロデューサー
「ボクシングを見始めた頃に、ちょうど日本で、日本の一流選手と戦ってたんですよね。」
上田晋也
「小熊正二さんとか…。」
瀬戸口プロデューサー
「花形進さんとかと。で、何か嫌らしい勝ち方するんですよ。何となくそのイメージがあって、「この人に勝てるような日本人出てこないかな〜」っていうのが、その当時ずっとあったんですけどね。レベルはちょっと分かんないですけども、凄い印象の強い選手なんですよね。」
上田晋也
「瀬戸口さんとしては、残したい方?」
瀬戸口プロデューサー
「残さないです。」
上田晋也
「残さねぇのかよ!(笑) 一言で良かったわ、そしたら。音声さん、OFFっといて、そこ。」
一同
「(笑)。」


全員一致で「落選」。

* * * * *

柳明佑 (韓国)
元WBA世界ライトフライ級チャンピオン
39戦38勝(14KO)1敗/17度防衛

上田晋也
「17回防衛しましたよ。どうでしょう?」
今岡会長
「日本では、井岡さんが一度攻略してますよね。その代わり、リターンマッチでリベンジしてると。その17回防衛っていうのを考えると入れない所もあるんですけど、ただクオリティーでいうとトップ10に入ってくるほどではないのかなって思っちゃうんですよね。」
上田晋也
「例えばね、張正九と柳明佑が、もし戦ってたら…?」
渋谷記者
「僕、張の方が強いんじゃないかなと…。」
上田晋也
「そう、俺も張が勝つような気がするんですよね。どの辺が張有利の?」
渋谷記者
「やっぱりあのパワーは。大橋さんを2度倒したというのを見せ付けられてるというのがありますからね。僕なんかは、張がベスト10に入れなかったから、もう柳も入らないだろうっていう感じなんですよ。」


全員一致で「落選」。

* * * * *

勇利アルバチャコフ (ロシア)
元WBC世界フライ級チャンピオン
24戦23勝(16KO)1敗

上田晋也
「フライ級で相当レベルの高いボクシングを見せてくれましたけれども。勇利どうしましょうか?」
今岡会長
勇利のストレート「僕、入れます。やっぱりあの右ストレートですね。反り上がるような右ストレート。右側に反っていくじゃないですか。シュートしていくような右ストレート。ああいう右ストレート打てる選手って、アルバチャコフ位しかいないんじゃないですかね。」
上田晋也
「ですよねえ。チーフはいかがですか?」
斉藤チーフ
「僕も残しですね。」
渋谷記者
「僕も残したいです。」
瀬戸口プロデューサー
「残しですね。」
上田晋也
「全員一致で。やっぱり凄かったんですね、勇利はね。また、冷たい表情で完璧な感じがね、コンピューターな感じがするんですよね。」


全員一致で「決定」。

* * * * *

リカルド・ロペス (メキシコ)
元WBC,WBA,WBO
世界ミニマム級チャンピオン

上田晋也
「“ミスター・パーフェクト”リカルド・ロペス。逆に聞きます、消しの人?」
一同
「…。」
上田晋也
「これ、いないですよね、ロペスはね。だって、トレーナーのエルナンデスが「俺の最高傑作はロペスだ」って、確か言ったんですもんね。色々育てたにも関わらず「ロペスが最高傑作だ」みたいな事を、クーヨ・エルナンデスが言ってた位ですけれども。」
瀬戸口プロデューサー
ロペスのポーズ「あと、こうやって出てくるのが凄いですよね。」
上田晋也
「だって、ゴング鳴る前から天井見てこのポーズを作ってましたからね。」
瀬戸口プロデューサー
「誰が打つんだよ、ソコって(笑)。」
上田晋也
「その位、キッチリ(笑)。だから、細かいんでしょうね、私生活でもね。だから、旅行に出かけて、20分位経った時に、よくお母さんが「ガスの元栓締めたかしら?」みたいな事は絶対ですよね、ロペスは。」
一同
「(笑)。」


全員一致で「決定」。

* * * * *

ルーベン・オリバレス (メキシコ)
元世界バンタム級チャンピオン
104戦88勝(78KO)13敗3分

上田晋也
「怪物ルーベン・オリバレス。世界を獲った時が、52勝(51KO)1引き分けとか、そんな感じのレコードですよね。」
渋谷記者
「まぁ、本当の怪物だったみたいですよね。」
上田晋也
「どうでしょう、オリバレス消す人?」
一同
「…。」
上田晋也
「これ、消せないですよね。瀬戸口さんは、オリバレスはどんな印象を?」
瀬戸口プロデューサー
「僕はですね、ボクシングを好きになったキッカケがですね、このオリバレスと金沢和良さんの試合なんですよ。あんまり覚えてないんですけど、凄い試合で。14Rか何かに金沢さんがダウンして、立ち上がった時に何か叫んでるんですよ。で、僕はその叫んでるのが何か知りたくて、ずーっとVTR探してて。2〜3年前ですかね、やっと手に入れて。確かそれ上田にも渡したと思うけど、「テメェ、ぶっ殺してやる!」って言ってるんですよね。その後、15Rで確かKOされたと思うんですけど、それの印象が凄い強くて。そっからずっとボクシングを見始めたんですよ。」
上田晋也
「なるほど。ガッツさんが一番好きな試合も、オリバレスと金沢の試合だって言ってましたね。」


全員一致で「決定」。

* * * * *

ロセンド・アルバレス (ニカラグア)
元WBA世界ストロー級チャンピオン
元WBA世界ライトフライ級チャンピオン

上田晋也
「一応、“ミスター・パーフェクト”リカルド・ロペスといい試合をしたっていう事で、このロセンド・アルバレス。残したい人は?」
一同
「…。」
上田晋也
「でも、これ不思議なもんですよね。ロペスをあんなに苦しめてるのに、残すかって言ったら、誰も残さないっていう。」
瀬戸口プロデューサー
「あの試合は、確かロセンド・アルバレスって体重オーバーだったですよね?」
上田晋也
「あ、そうでしたっけ?」
瀬戸口プロデューサー
「体重オーバーで、タイトル賭かんなかったんですよ。僕ね、タイトルの名誉より、ロペスに勝つっていう名誉の方が高いと判断したんじゃないかと。だから、ロペスがかなり苦戦したのは、その体重オーバーの差があったんじゃないかという気がして。」
上田晋也
「もちろん相性の問題もあるんでしょうけどね。」


全員一致で「落選」。

* * * * *

ウィルフレド・ゴメス
カオサイ・ギャラクシー
カルロス・サラテ
ファイティング原田
マニー・パッキャオ
勇利アルバチャコフ
リカルド・ロペス
ルーベン・オリバレス

熱い議論の末、ベスト10内に選ばれたのは、以上の8選手。残りの2枠は、次の「保留選手」の中から決められます。

アレクシス・アルゲリョ
エデル・ジョフレ
ジェフ・フェネック
ヒルベルト・ローマン

上田晋也
「いいですか? 2回、手を挙げて下さいね。」


アレクシス・アルゲリョ
 今岡、斉藤、渋谷=3名
エデル・ジョフレ
 渋谷、瀬戸口=2名
ジェフ・フェネック
 斉藤、瀬戸口=2名
ヒルベルト・ローマン
 今岡=1名
中量級に引き続き、アレクシス・アルゲリョがベスト10入り決定。ヒルベルト・ローマンは今岡会長1人という事で、残念ながら落選。

上田晋也
「ローマンは消えましたけれども、フェネックとエデル・ジョフレで、もう一個の席を争いましょう。」


エデル・ジョフレ
 渋谷、瀬戸口=2名
ジェフ・フェネック
 今岡、斉藤=2名
またまた割れてしまいましたけど、どうする…??

上田晋也
「じゃ僕の一票で、最後の一席は、ジョフレにさして下さい。」


上田さんの一票で、残りの1枠は、“黄金のバンタム”エデル・ジョフレがベスト10入り。

≫続きを読む