2007年11月06日
上田ちゃんネル #31ch717「テレ朝チャンネル」で「上田ちゃんネル #31」見ました。
今回は半年ぶりのボクシング企画!オープニングでは「久々に古坂抜きで、やっとボクシングができる」と、ウキウキ顔の上田さん(笑)。

上田晋也
「渋谷さん、コレ(前回のBEST10)今見てもイイ並びですよね?」
渋谷記者
「いいですねえ。」


上田ちゃんネル的
中量級ボクサー BEST10
スーパー・フェザー〜ミドル級篇

01.アーロン・プライアー
01.ロベルト・デュラン
03.マーベラス・マービン・ハグラー
04.シュガー・レイ・ロビンソン
05.シュガー・レイ・レナード
06.フロイド・メイウェザー
07.トーマス・ハーンズ
08.フリオ・セサール・チャベス
09.アレクシス・アルゲリョ
10.バーナードホプキンス

上田晋也
「だから、僕言ったんです。このまんまボクシングマガジンの方に持ってって、ちょっと載っけてくれと。」
渋谷記者
「ちょっと言ってみたんですけど、「いいです」って言われました(笑)。」
上田晋也
「え、言ったは言ってくれたの!?」
渋谷記者
「軽〜く、そんな凄いアピールではないですけど…。」
上田晋也
「いらないと?これイイ並びだと思うんだけどなぁ。じゃ、分かった。今回はボクシングマガジンに載っけてもらおう。」
一同
「(笑)。」


今回は、前回「#16」で名前が挙がった選手を戦わせてしまおうという夢の企画「ボクシング中量級 夢のトーナメント戦」。

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今回のテーマ
「ボクシング中量級 夢のトーナメント戦」


今岡武雄.jpg斉藤一人渋谷淳.jpg

ゲスト
今岡武雄(イマオカボクシングジム会長)
斉藤一人(イマオカボクシングジム チーフトレーナー)
渋谷淳(ボクシングライター)


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上田晋也
「僕が勝手にですけどね、こういう絡みを見てみたいな〜っていうんでね、トーナメント表を作ってきたんですよ。」


ボクシング中量級 夢のトーナメント戦

上田さんが考えた夢の対戦カードはコチラ。

1回戦 第1試合
ロベルト・デュラン vs アーロンプライアー

いきなりBEST 1同士の対決

1回戦 第2試合
フリオ・セサール・チャベス vs マイク・マッカラム

体格差はあるが、同一階級でのボディブロー合戦に興味があるので

1回戦 第3試合
マービン・ハグラー vs バーナード・ホプキンス

防衛回数のホプキンス vs 史上最強ミドル級ボクサー

1回戦 第4試合
アレクシス・アルゲリョ vs 輪島功一

正統派を惑わすには、輪島ボクシングではないかと

1回戦 第5試合
トーマス・ハーンズ vs フェリックス・トリニダード

似たタイプ同士の対決

1回戦 第6試合
フロイド・メイウェザー vs シュガー・レイ・ロビンソン

互いにボクシング界を発展させた二人の対決

1回戦 第7試合
シュガー・レイ・レナード vs シェーン・モズリー

新旧スピードスター対決

1回戦 第8試合
オスカー・デラ・ホーヤ vs 日本人選手

デラ・ホーヤの対戦相手には、日本人選手をもう1名。

日本人選手候補上田晋也
「勝手ながら、ガッツさん、畑山選手、そして浜田剛史さん。この3人のうちの誰かを入れたいと思っているんですけれども…。」


今岡会長は一発狙いで「浜田剛史」、斉藤チーフはキャラが良く物怖じしなさそうと「ガッツ石松」を、渋谷記者は会長同様一発に賭けて「浜田剛史」を選出。

上田晋也
「ちなみに会長が思う、ガッツさんのイイ所というのは?」
今岡会長
「イメージがアレなんですけど…実は凄くテクニシャンだと思うんですよね。」
上田晋也
「「イメージがアレ」というのは、マイナスニュアンスなんですけども(笑)。まぁ、そうなんですよね。適当に「OK牧場」みたいに見えるけど、意外と正統派のね。」
今岡会長
「綺麗なボクシングします。頭脳的な。」
上田晋也
「ボクシングご覧になってない方、ガッツさんのボクシングって、実は正統派のテクニシャン…まぁ、ひょっとしたらボクシングご覧なってない方は、今日見てないかも知れませんけれども(笑)。」


という事で、上田さんも「ガッツ石松」を。「ガッツ」か「浜田」かで意見が分かれてしまったので、最終決定は…。

上田晋也
ガッツ石松に決定「しょうがない。瀬戸口さん決めて。2−2で分かれたから。」
瀬戸口プロデューサー
「ガッツさんですかね。」
上田晋也
「ガッツさん?という事でですね、最後の日本人は、ガッツさんという事でね。え〜奇しくもね、日本のバラエティに染まった二人が…(笑)。」


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1回戦 第1試合
ロベルト・デュラン vs アーロン・プライアー


デュランvsプライアー第1試合で、いきなり優勝候補同士の対決!(中量級BEST10同率1位)

今岡会長
「二人とも言えるのは、自分から仕掛けていく好戦的なファイターで、非常に似たタイプなんですけど、若干やっぱりデュランの方が冷静さが一枚上なのかなと。デュランはちょっと見るんじゃないかなというような気が。で、プライアーが仕掛けていくんじゃないかなとは思ってるんですけど。」
上田晋也
「でも、これはいずれにしろ最終ラウンドまではいかないでしょ?」
今岡会長
「いや〜、いかないですね。」
斉藤チーフ
「僕は1ラウンドから、結構打ち合っちゃうんじゃないかなとか思ってますね。」
上田晋也
「お互いにね、ナチュラルな強さを持った二人だし、あの人たちって、別に計算せずに頭の位置とか自然に動かしてる感じですもんね。打ち合いになったら、どっちの方がパンチありますかね?」
斉藤チーフ
「一発っていうパンチだったら、やっぱりデュランの方があるかもしれないですね。」
渋谷記者
「僕はもう1ラウンドからデュランが打ち合いを受けて立つと。たぶんデュランは本当に打ち合ったら、誰にも負けないっていう自信は絶対持ってると思うんですよ。でも、(プライアーは)ダウンしてからスイッチが入っちゃうような…。」
上田晋也
「そう!ケロッとまた戻ってくるんですよね、アイツ倒れた後。でも、あくまで噂で本当か分からないですけれども、レナードもデュランの挑戦は受けたけども、プライアーとは決してやりたがらなかったみたいな事を言ってたという話もありますけれども。どうなんでしょうね?」
渋谷記者
「でも、デュランなら大丈夫だと思いますよ、序盤でKO。」
上田晋也
「3〜4ラウンドで!?この夢の勝負、そんなあっけなく終わんのかな〜。残念だな…って、妄想かコレ(笑)。」
今岡会長
「僕は逆で、プライアーなんですよ。デュランの前半がですね、ハーンズとの試合で、ハーンズのシャカリキな攻撃をちょっと持て余した感があるんで、リズムに乗り切れずに終わってしまったような…。プライアーは行く時と行かない時を分けますから、徐々に自分の方のペースに引き寄せるのが上手いんじゃないかな〜と思うんですよ。ですんで、僕は後半KOでプライアーじゃないかなと。あ、あるいは判定までいってもプライアーじゃないかなというような気がするんですけれども。」
上田晋也
「ほう、真っ二つに分かれましたが、責任重大ですよ、チーフ。チーフの意見で、この夢の勝負の勝敗が決定しますから。世界中のファンが期待している一戦ですからね!?…ここしか見てねーっつーの(笑)。」
斉藤チーフ
デュランvsプライアー予想「(笑)。前回ですけど、デュランの方が強いと言った理由が、ここにいる人たちってプライアー以外は、ほとんど底を見せてるんですね。プライアーっていうのは底を見せてないんですよ。だから、僕の基準では、底を見せてからボクサーはナンボだと思うんですよ。だから会長が言った通り、デュランはハーンズにあれだけ持て余してたとか、そういうのを見せながらも、やっぱりパウンド・フォー・パウンドで決めていくところがあると思うんですけど。」
上田晋也
「その後でもね、デュランは2階級穫ってますからね。」
斉藤チーフ
「だから、プライアーっていうのは、底を見せないまま終わっちゃってるんで。僕は底を見せたところで、デュランは強いなと思うんですよ。」


斉藤チーフの説得力ある解説に、皆が納得。第1試合は、ロベルト・デュランが勝利。

○ロベルト・デュラン
 (ゲスト判定 2−1)
  アーロン・プライアー●


* * * * *

1回戦 第2試合
フリオ・セサール・チャベス vs マイク・マッカラム


チャベスvsマッカラムボディブローの名手対決!(チャベス:8位)

今岡会長
「やっぱり二人とも、ボディが中心のボディスナッチャーで、非常に接近戦を得意としてますし、テクニシャンですよね。技術戦になっていくと思うんですよ。全盛で言うんであれば、マッカラムって凄い息の長い選手だったと思うんですよ。年齢も実は定かではない…。」
上田晋也
「40過ぎてたなんていうね。」
今岡会長
「もちろんチャベスも全盛長かったですけど、チャベスが本当にJrライトですとかライト級時代ですとか、あの辺のあの強さで戦ったんであれば、やっぱりチャベスに軍配が上がるんじゃないかなと思うんですけど。」
上田晋也
「何だかんだ言ってチャベス、89連勝でしたっけ?で、世界戦だけで35戦位してるんですよね。それで30勝位してるんでしょ?レコードですからね、要はね。前回(中量級BEST10)ちょっとチャベスは8位と。ひょっとしたらこの評価が低いのかも分からないんですけどね。もっと上位でもいいボクサーなのかもしれませんけど。」
斉藤チーフ
「僕もチャベスですね。華やかな人は強弱とかスピードに緩急があるんですけど、チャベスっていうのはある程度最初から最後まで一定。それをずっと続けられるっていうのは、あの人の強さ。で、パターンもあんまり無いんですけど、それを最初から最後まで続けられるのが凄い。やっぱり派手さがないのかなと思うんですよ。地味なんですよ。でも、そこにあの人の強さが。だって、ボクサーって12ラウンド戦ったら、やっぱり落ちていくんですよね。チャベスって、ずっと同じような感じで続けていける。」
上田晋也
「でも、何かこうチャベスって、いつもワンツーから左のボディみたいな。あれって対戦相手もビデオなんて腐るほど見てるわけでしょ?このボディに来た時に、カウンターとかって取れないもんなんですかね?」
斉藤チーフ
「やっぱチャベスにビビッちゃうんじゃないですか?」
渋谷記者
「プライアー、デュランに対して、物凄く渋い…。なかなか面白いと思いますよ、僕は。何かワーッと盛り上がんないんだけど、終わった後に「面白かったな」みたいな。」
上田晋也
「渋谷さん、ありがたい!俺ね、このトーナメント表、考えるのに2時間かかったんですよ。」
一同
「(笑)。」
上田晋也
「チャベスvsマッカラム、最後に決定したんですよ。コレ、判定までいきますかね?」
渋谷記者
「むしろ判定までいって、12ラウンド全部観たいって感じですね。地味〜な展開を。」
上田晋也
「まぁ、通なマニアックな意見ですけどもね。」


全員一致で、フリオ・セサール・チャベスの勝利。

○フリオ・セサールチャベス
 (全員一致)
  マイク・マッカラム●


上田晋也
「マッカラムファンの皆さん、ごめんなさいね。っていうか、ボクシングファンがどれ位いるか分かんない…さらにマッカラムファンって何人いるかって話なんですけども(笑)。」
斉藤チーフ
「かなりレアですね(笑)。」
上田晋也
「俺は誰に断ってるんだっていう(笑)。」


* * * * *

1回戦 第3試合
マービン・ハグラー vs バーナード・ホプキンス


ハグラーvsホプキンス元ミドル級王者同士によるテクニシャン対決!(ハグラー:3位/ホプキンス:10位)

渋谷記者
「ハグラー圧勝と言いたいところなんですけども、ちょっと苦戦しそうな気がするんですよね。」
上田晋也
「ほう。渋谷さんと僕はね、ハグラーが一番好きなボクサーで一致してますから、できれば簡単にハグラーと。」
渋谷記者
「でも、例えいいパンチもらっても、ハグラーは倒れる位の失敗はしないと思うんですよ。そうするとね、最初はホプキンスがペースを握るような展開も考えてるんですけど、徐々にハグラーが…やっぱプレッシャーはハグラーの方が強いと思うんで。だから、その辺戦いながら戦術的にハグラーが考えていて、無難に1回戦は勝利を収めると。」
上田晋也
「デュランとやった時のように、そんなに大きいのを食わないようにして、ちょこちょこポイントを稼ぐみたいな。」
渋谷記者
「というボクシングも入れながら、準決勝・決勝に睨んだ戦いを。」
上田晋也
「チーフ、どうでしょう?ハグラー、チーフももちろんお好きだと思いますけど、ホプキンスの方が勝っている所ってどの辺なんでしょう?」
斉藤チーフ
「まぁ、一発はもしかしたらホプキンスの方が上かも知れないですけど、僕はやっぱハグラー勝つと思います、判定で。」
上田晋也
「判定で?KOはしない?」
斉藤チーフ
「ホプキンスは倒せないんじゃないかって思うんですよね。なかなかあの人、当たらないですし。」
今岡会長
「やっぱりハグラーじゃないかなと。全体的なバランスで考えて。まぁ、ホプキンスがもしいけるとするならば、ハグラーが狙ってくる前に、速い連打で2発3発と打っては離れって感じでしていければ…と思うんですけども、全体的な流れをみると、やっぱりハグラーなのかなと。」
上田晋也
「ただね、防衛回数でいうと、ホプキンスの方が上回ってるしとか、たぶんポイントのとり方もホプキンスの方が上手いんでしょうけれども。」


全員一致で、マービン・ハグラーの勝利。ハグラーファンの上田さん「冷や冷やしましたね。ハグラーが勝って良かった〜!」と、妄想対決に興奮(笑)。

○マービン・ハグラー
 (全員一致)
  バーナード・ホプキンス●


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1回戦 第4試合
アレクシス・アルゲリョ vs 輪島功一


アルゲリョvs輪島日本代表・輪島功一が、ニカラグアの貴公子に挑む。(アルゲリョ:9位)

上田晋也
「これまた注目の対決ですね。アルゲリョ vs 輪島功一という正反対のボクシングと言っていいんじゃないかと思いますけども。まぁ、この中で一番考えるボクシングをする人って言ったら、輪島さんと言って決して差し支えない位の。いわゆる“頭脳戦”という意味ではね。」
今岡会長
「アルゲリョとやった場合、輪島さんやっぱり意表突いたような戦い方をしていかなきゃ、もちろんいけないと思うんですよね。好勝負で一緒にボクシングをやってたんじゃ、やっぱりアルゲリョにはちょっと難しいのかなっていうのを考えて、奇襲戦法ですね。得意とする分野だと思いますんで。いかに相手の予想つかない、相手の嫌な事をしていくかというようなのがポイントになってくるんじゃないかなと。」
上田晋也
「お得意のワケの分からないフェイントとかねえ。そういうのをバーッとやれば、アルゲリョ意外に「何コイツ」っていう。こんなヤツと試合した事ないじゃないですか、おそらく。そしたら凄く戸惑っている間に、回を重ねてってみたいな…ちょっと期待できますよね。チーフどうでしょう?輪島功一がアルゲリョに勝つとしたら。」
斉藤チーフ
「そうですね、あまり想像が…。」
上田晋也
「(笑)。勝つ姿が浮かばない?でも、見えないワケの分からない角度からジャブを持ってきたり、飛び込んできてみたり、とかね。そういうのを重ねてもダメですかね?」
斉藤チーフ
「…。どうなんですか?渋谷さん(笑)。」
渋谷記者
「輪島さん…やるんだったら、徹底的にやると思うんですよ。もう試合前の記者会見にマスクしてね、風邪こじらせたとか、そこからやると思うんですけどねえ。」
上田晋也
「いや、やるでしょう。ヘタすりゃ、「俺、骨折しちゃった」位の事やるんじゃないかと。アルゲリョ相手ならばね。」
今岡会長
「試合の展開としては、アルゲリョの方がアウトボクシングして、輪島さんが中に入っていくっていう通常のパターンが考えられるんですけど…。入っていければいいんですけど、あの左ジャブ、右ストレート、左フックもありますから。全部が全部強いんで、ちょっと入っていくの難しいのかなっていう風にはちょっと思っちゃうんですけど。」
上田晋也
「じゃあ、意表突いて輪島さんがアウトボクシングしたら、どうですかね?アルゲリョが追いかけて、輪島さんが逃げていくみたいな戦法も、ひょっとしたらあるかも分かんない。」
渋谷記者
「そんな試合、あんまり観たくない…(笑)。」
一同
「(笑)。」
上田晋也
「そうか、輪島さんの魅力がないですもんね、それだと(笑)。ん〜そうか、残念ながらここはアルゲリョの中盤位のKOなんていう形ですかね?」
渋谷記者
「でも、輪島さん、かなりダウンしても立ち上がるとは思いますね。判定までいくと思います、僕は。」
上田晋也
「判定までいく?確かにそれが輪島功一の真骨頂ですもんね。フリーノックダウン制だったら、無敵ですよね?絶対立ってくるんだから。」
一同
「(笑)。」


全員一致で、アレクシス・アルゲリョの勝利ですが、フリーノックダウン制ならば、輪島功一無敵という結論に(笑)。

○アレクシス・アルゲリョ
 (全員一致)
  輪島功一●
※フリーノックダウン制なら輪島無敵


* * * * *

1回戦 第5試合
トーマス・ハーンズ vs フェリックス・トリニダード


ハーンズvsトリニダード5階級制覇トーマス・ハーンズ登場!(ハーンズ:7位)

上田晋也
「これは両者共に似たタイプかも知れませんですけれどもね。ウェルターかスーパーウェルターあたりで戦わせるのが一番面白いんでしょうけれども。」
渋谷記者
「パンチャー対決ですよね。二人ともパンチがあって且つちょっとモロイ所があると。パンチ力だったら、やっぱりハーンズだと思うんですよ。」
上田晋也
「俺もそう思いますね。」
渋谷記者
「打たれ弱さだったら…これもハーンズなんですよね。でも、Jrミドル、スーパーウェルター、一番元気な時のハーンズですよね。そうするとやっぱりね、右ストレート当たったら、トリニダード立ってこれないんじゃないかと思うんですよね。」
上田晋也
「あのデュランの時もそうだし、ホセ・ピピノ・クエバスをブッ倒した時の、あんなの見ると「この階級でコイツに勝てる訳がない」なんて思っちゃいますもんね。」
渋谷記者
「本当にベストなハーンズの右ストレートというのは、やっぱりココに出てる人の中でもNo.1ぐらいの力あると思うんですよね。」
今岡会長
「やっぱり渋谷さんと同じように、ハーンズのパンチ力を買っちゃうところがあるんですけど…結果から言うと、KOになると思うんですよ、どっちが勝つにしても。やっぱり一番強かった頃のハーンズで考えると、やっぱりハーンズの前半KOじゃないかなっていう。」
上田晋也
「確かにね。トリニダードが一番強かった時期とハーンズが一番強かった時期を比べると、何と言うんだろう…迫力というかインパクトが…。」
今岡会長
「インパクトは、やっぱりハーンズだったような気がするんですよね。ハーンズは仕掛けていくと思うんですよ。ちょっと見るかも知れないですけど、いいのが前半で当たって、そこでまとめちゃうような気が。それが当たらなかったら、また違った展開も考えられるのかなと。後半バテてきてトリニダードが…っていう事も、あり得るかなと思うんですけど。トリニダードも巧いですからね、やっぱり。読めないんですけど、やっぱり前半に当たった場合に賭けたいなと。」
斉藤チーフ
「僕は、前半ハーンズ、後半までいけばトリニダード。」
上田晋也
「なるほどね。ハーンズが勝つためには、前半で決めなければマズイと。」
斉藤チーフ
「でも、予想としては、前半で決めちゃうんじゃないかなと思うんですよ。全盛期時代で見ると、パンチ力もそうですし打たれ弱さもお互い持ってるんですけど、違うのはスピードだと思うんですよね。ハーンズ、やっぱ速い。ウェルター級の時とか。」
上田晋也
「確かに速かった!」
斉藤チーフ
「やっぱその辺を…あの時のハーンズだったら、絶頂期のトリニダードでも、スコンスコーンといって、2ラウンド、3ラウンド位で決めちゃうかな〜と。」


両者の全盛期の実力を比べた結果、トーマス“ヒットマン”ハーンズの勝利。

○トーマス・ハーンズ
 (全員一致)
  フェリックス・トリニダード●


上田晋也
「これはやっぱ我々の世代もありますよね。黄金の中量級世代に育ってるから、その後のトリニダードとかは「いやいや、それはハーンズだ」「ハグラーの方が」みたいなね。今の若い子が「キムタク、カッコいい」とか言ってても、オバチャンたちが「いやいや、三浦友和の方が」みたいな、そういうようなのに似たようなね。」


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1回戦 第6試合
フロイド・メイウェザー vs シュガー・レイ・ロビンソン


メイウェザーvsロビンソン半世紀の時を越えて実現した、夢のスーパースター対決!(メイウェザー:6位/ロビンソン:4位)

上田晋也
「一番比較が難しいかも分かんないです。伝説の人・ロビンソンと、現代の…この人本当に引退するのかどうか定かではないですけど、メイウェザー。もちろんボクシング界を大きく変えたという意味では、ロビンソン。これの系譜がアリになったり、レナード、ハーンズになったり。メイウェザーもひょっとしたら、ロビンソンの血を受け継いでる人間なのかも分かりませんけども。」
今岡会長
「非常にコメントしにくい所なんですけども、ロビンソンっていうのは伝説の人で、実際には僕らも映像ではあまり観る機会に恵まれてないんで。伝説的な人だというのは、今まで聞いてますんで…。」
上田晋也
「確かにピンとこないというのがね。要は、松坂と沢村栄治を比べるようなもんなんですよね。昔の人からすると「沢村が一番速かった」みたいな。やっぱでも、メイウェザーは現代のボクシングをねえ…。」
今岡会長
メイウェザーvsロビンソン予想「コンピューターのようなボクシングしますから。名人vsコンピューターみたいなイメージだと思うんですけどね。やっぱりここは現代のコンピューターの頭脳に軍配が上がるのかなと。試合をして、どっちのクオリティが高いじゃなくて、勝敗で言えばポイントアウトするんじゃないかなと。進化してるという意味で、メイウェザーに。」
上田晋也
「確かに、今一番進化したボクシングを見せてるのは、メイウェザーでしょうし、恐らくね。」
渋谷記者
「僕もやっぱりメイウェザーの方が、スピードがあるんじゃないのかなっていう気がするんですよね。」
上田晋也
「確かにメイウェザーは、無理しませんからね。ポイント取ったら、客が喜ぶ喜ばない関係なしに、別に判定で逃げちゃえみたいなね。」


今一番進化したボクサー、フロイド・メイウェザーの勝利。

○フロイド・メイウェザー
 (全員一致)
  シュガー・レイ・ロビンソン●


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1回戦 第7試合
シュガー・レイ・レナード vs シェーン・モズリー


レナードvsモズリー新旧スピードスター対決!(レナード:5位)

渋谷記者
「最近のボクサーでは、モズリーが僕の中では評価高いんですけども、それでもねえ…やっぱり試合運びの巧さとか、総合的にレナードが。割合簡単に持ってっちゃうんじゃないかなと。」
上田晋也
「ほう、簡単にいきますか。何かね、モズリーと誰の試合かは忘れましたけど、モズリーの試合の解説をレナードがやってたらしいんですよね。で、「もしあなたが全盛期で戦ったらどうですか?」みたいなフリをされて、「経験とパワーでは俺が勝つ」みたいな事を言ったらしいんですよ。ただね「スピードは俺よりコイツの方が速いかなぁ」みたいな感じの事を言ったって話を、ちょっと聞いたんですけども。」
渋谷記者
「でも、レナードの方が速くないですか?(笑)」
上田晋也
「俺、モズリーの方が速い気が…全盛期のモズリーだったらね。今、最近復活したモズリーと比べたら、レナードの方が絶対速いですけれども。どうですか?スピード。」
斉藤チーフ
「僕もレナードの方が速いんじゃないかなって思ってましたけど…(上田が聞いた話)そうなんですか?」
上田晋也
「っていう話…それは定かか分かんないですよ?」
斉藤チーフ
「ただ、ライト級の時のモズリーっていうのは、コンビネーションやっぱり速かったですよね、凄く。今は「こんななの?」って感じですけど。あの当時のモズリー速かったなとも思ってましたけど、僕はレナードの方が速いんじゃないかなと思いますね。」
上田晋也
「連打はレナードの方が速かった気がするんですけど…どうでしょうかね?会長、モズリーとレナード。」
今岡会長
「まぁちょっと個人的に好きだというのもあるんですけど、レナードの全体的なバランス、それからスピードも反応スピードは確かにモズリー速いと思うんですけど、要所要所の体のスピード…いい場所に移動していくスピードとか打ちやすい所に行くスピードなんかは、やっぱりレナードの方が速いと思うんですよ。」
上田晋也
「会長は現役時代、レナードの「こういう所を取り入れて練習しよう」みたいのは?」
今岡会長
「非常にありましたね。レナードって、やっぱりフェイントが凄く巧いんですよ。相手を騙していくっていうのが。例えば、左フックを当てる為のプロセスを勉強したりとか、強打するまでに色々と仕掛けを作って…罠をいくつか仕掛けて、エサを撒いてってやってから、強打を入れていくという。」
上田晋也
「例えば、どういう撒き餌なんですか?それは。」
今岡会長
「例えば簡単な話ですけど、下に撒きますよね。下に撒いてスパーンッ!と入れていくなんかは、レナードのお得意パターンと思うんですけども。それとレナードはポイントを取るというかジャッジアピールが上手いんですね。「俺がポイント取ってるよね」というのをアピールするのが上手いというか、誰もが見て分かるような。パンチも派手ですから、カッコいいんですね。」
上田晋也
「華やかでしたもんね。チャンスがあれば、ちゃんと倒そうというような所もありましたしね。」
今岡会長
「勇敢で尚且つ美しく。」
上田晋也
「ただ、それまでには布石も結構打ってたらしいですけどね、試合前はね。走り回れるように「硬いリングにしろ」とか「ロープもちょっと撓むようなリングにしろ」とか、自分がチャレンジャー側でも「やめるよ?」みたいな、そういう駆け引きもね。」


総合力で、シュガー・レイ・レナードの勝利。

○シュガー・レイ・レナード
 (全員一致)
  シェーン・モズリー●


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1回戦 第8試合
オスカー・デラ・ホーヤ vs ガッツ石松


デラ・ホーヤvsガッツ日本人枠で参戦したガッツ石松が、デラ・ホーヤに挑む!

上田晋也
「きましたよ!ガッツさん。ここで満を持しての登場です。ガッツさん、デラ・ホーヤを倒すには、どの辺でしょうかね?渋谷さん。」
渋谷記者
「どうやって倒しましょうかねえ…難しいなぁ…(苦笑)。」
上田晋也
「デラ・ホーヤも、ジャブを徹底的に突いてくるようなボクサーですしね。ガッツさんには、ちょっとボディという弱点もあったりなんていうのはね。」
渋谷記者
「ジャブ突かれて、ボディ打たれたら…どうしましょう?(笑)」
上田晋也
「どうやら1ラウンドKOのニオイが…(笑)。ただガッツさんもワケの分かんないことで狂わせようとはするかも知れないですけどね。デュランとやった時、何かこうデュランのコンピューターを狂わすしかないと。で、クリンチした時にずっと「ジス・イズ・ア・ペン!ジス・イズ・ア・ペン!」って言ってたらしいですよ、デュランの耳元で。」
一同
「(笑)。」
上田晋也
「デュランはパナマ人だから、英語なんて分からないんですよ。スペイン語ですから。「コイツ何言ってんだ?」とイライラきて、パチーンって決められたみたいな(笑)。逆に火つけちゃったみたいな話も聞きましたけどもね。」
渋谷記者
「今度、デラ・ホーヤは英語分かるから、「ジス・イズ・ア・ペン」が…。」
上田晋也
「功を奏しますかね?「ジス・イズ・ア・ペン作戦」が…奏さねぇっつーの(笑)。」


デラ・ホーヤにも「ジス・イズ・ア・ペン作戦」は通用せず。オスカー・デラ・ホーヤの勝利。

○オスカー・デラ・ホーヤ
 (全員一致)
  ガッツ石松●


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2回戦 第1試合
ロベルト・デュラン vs フリオ・セサール・チャベス


デュランvsチャベスパナマの英雄 vs メキシコの英雄(デュラン:1位/チャベス:8位)

今岡会長
「これは…デュランかなと思いますね。展開的には、デュランの方がもちろん仕掛けていきますし、チャベスもそれに対応していくと思うんですよ。チャベスって結構アウトボクシングもできるんですね。たぶんデュランが仕掛けて、それを対応していくっていう展開が、最初は続くと思うんですよ。デュランって勘もいいですしスピードもありますし、そこら辺でチャベスは対応しきれなくなるんじゃないかなと思うんですよね。チャベスが最初から打ち合い上等でいくんであれば展開は違うと思うんですけど、僕の予想はやっぱり相手がデュランですから、ちょっと考えちゃうと思うんですよね。」
上田晋也
「どうでしょう?お二方。もう異論が無ければ、デュランに決定しますが。」
渋谷記者
「やっぱりデュランの圧力を前にして、同じペースで試合組み立てられないんじゃないかと。」
斉藤チーフ
「いやぁ僕はチャベス、前半からいくような気がするんですよね。チャベスはパンチが相手にあろうがなかろうが、絶頂期の時は行ってましたよね。僕がチャベスの試合で一番好きなのがロサリオ戦なんですけど、全然お構いなしに行って、ロサリオを後半になったら滅多打ちにしてたじゃないですか。ハイピッチが1ラウンドから続いて、最終的に11ラウンドでしたっけ?ストップ。もう全然ペースが落ちない。ロサリオのベストショットももらってるんですよね。それでも全然ペース落ちないで。」
上田晋也
「という事は、チャベスが勝つ?」
斉藤チーフ
「僕は…デュランが勝つと思いますね。」
上田晋也
「デュランかいっ!ここまで言っといて(笑)。」


それでもチーフ、デュランの勝利は譲れずって感じで(笑)。

○ロベルト・デュラン
 (全員一致)
  フリオ・セサール・チャベス●


* * * * *

2回戦 第2試合
マービン・ハグラー vs アレクシス・アルゲリョ


ハグラーvsアルゲリョ階級を超えたKO必死のハードパンチャー対決!(ハグラー:3位/アルゲリョ:9位)

渋谷記者
「階級同じって考えると…同じでもやっぱりパワー・圧力はハグラーなのかなっていう気がするんですけどね。でも、同じだったらパンチはアルゲリョの方がありそうな気がしますね。」
斉藤チーフ
「同じ階級だったら、パンチはアルゲリョの方がありますよね。」
上田晋也
「だって、KO率8割ぐらいあるわけですもんね、アルゲリョね。」
今岡会長
「ただ、イメージとして浮かんでこないのが、ハグラーが倒れるとか引いちゃって諦めたりとかっていうのが、あんまり浮かんでこないんですよね。」
上田晋也
「確かにね。アルゲリョの方は浮かびますもんね。」
渋谷記者
ハグラーvsアルゲリョ予想「確かに、ハグラーが倒れる姿は…。」
上田晋也
「でも、どうでしょう。判定なんかにもつれ込んだ場合、アルゲリョの勝ちなんていうのは…?」
斉藤チーフ
「僕、判定でアルゲリョ勝つんじゃないかなと。アルゲリョが弱いタイプって、結構フットワーカーでスピードがあるヤツとかじゃないですか。あんまりスピードが無いヤツで向かってきてくれる人には、アルゲリョは強いんですよね。逃げ回るヤツには弱いんですよ、足を使うとか。判定でアルゲリョいっちゃうんじゃないかな〜と。」
今岡会長
「ただですね、アルゲリョは集中力が後半もたないと思うんですよ。ハグラーって集中力落ちないんですよ。で、前半確かに的確に当てるのはアルゲリョの方が当てるかもしれないんですけど、最終的に集中力の問題だと思うんで。過去の試合を見ていくしかないんですけど、そうするとやっぱりアルゲリョはプライアーとの試合の印象が。そうすると集中力だんだん欠けてきて、だんだん雑になってきて、その雑になってきた所が、ペースの変わらないハグラーにショートパンチを当てられるような接近戦…接近されるとやっぱり一日の長があるのは、ハグラーだと思うんですよね。アルゲリョは接近戦も上手いんですけど、やっぱり右ストレートの距離が、あの人の距離だと思うんで。僕は後半、ハグラーのKO勝利ですかね。」
上田晋也
「渋谷さん、今真っ二つに分かれました。」
渋谷記者
「二人の話を聞くと、両方ありそうな感じが…(笑)。ハグラーが倒れるのはイメージできないんですけど、判定負けのコールを聞く姿は、ちょっとイメージできちゃう気もするんですけどね。」
上田晋也
「そうですね、そう言われたらね。…じゃあ、渋谷さんに決定してもらおうかな?」
渋谷記者
「僕が決定していいんですか?ハグラーです。」
上田晋也
「単に好きで言ってるんだから(笑)。でも、いい試合はいい試合ですね、コレね。」


難しい試合でしたが、最後は渋谷さんの好みで(笑)、マービン・ハグラーの勝利。

○マービン・ハグラー
 (ゲスト判定 2−1)
  アレクシス・アルゲリョ●


* * * * *

2回戦 第3試合
トーマス・ハーンズ vs フロイド・メイウェザー


ハーンズvsメイウェザー共に5階級を制覇した新旧タイトルホルダー対決!(ハーンズ:7位/メイウェザー:6位)

斉藤チーフ
「判定でメイウェザーですか。」
上田晋也
「判定でメイウェザー。やっぱりあのボクシングやられたら、ハーンズのパンチも当たらないですかね。ちょこちょこっとポイントを取られて終わり。」
渋谷記者
「でも、左の差し合いしたら、そんなにハーンズ負けないような気がするんですけどね。」
上田晋也
「メイウェザーは左の差し合いしないんじゃないですかね。そんなにあの選手、ジャブ打たないじゃないですか。」
斉藤チーフ
「ハーンズはストレート系ですよね。メイウェザーは、どっちかっていうといきなり飛び込んでフックとか右ストレートとか、そういうパターンですよね。」
今岡会長
「やっぱりメイウェザーじゃないですかね、ポイントで。」


フロイド・メイウェザーの判定勝利。

○フロイド・メイウェザー
 (全員一致)
  トーマス・ハーンズ●


* * * * *

2回戦 第4試合
シュガー・レイ・レナード vs オスカー・デラ・ホーヤ


レナードvsデラ・ホーヤ人気・実力、共に世界No.1!新旧アイドルボクサー対決(レナード:5位)

渋谷記者
「やっぱりレナードが激しく出入りすると、そうそうデラ・ホーヤも対応できないような気がするんですけどね。レナード判定勝ちが妥当かなっていう感じがしますけどね。」
上田晋也
「どうです?異論ないですか?」
今岡会長
「僕はないです。」
斉藤チーフ
「うん、そうですね。」
上田晋也
「ここは、レナードですね。何度も言いますけどね、デラ・ホーヤなんてね、レナード、ハグラー、ハーンズ、デュランと比べたら、2ランクぐらい下ですよ。」
一同
「(笑)。」


上田さん、ラスベガスで「俺がデラ・ホーヤのセコンドなら「もうお前倒しにいくしかないよ」」とアドバイスしていたぐらいですからね(笑)。シュガー・レイ・レナードの勝利。

○シュガー・レイ・レナード
 (全員一致)
  オスカー・デラ・ホーヤ●


* * * * * * * * * *

準決勝 第1試合
ロベルト・デュラン vs マービン・ハグラー


デュランvsハグラー1983年に実際に行われた名勝負が再び!(デュラン:1位/ハグラー:3位)

上田晋也
「実際やったんですけどね。」


●ロベルト・デュラン
(判定 0−3)マービン・ハグラー○

勢いに乗るデュランは1983年11月、3団体統一世界ミドル級王者マービン・ハグラーに挑む。
それまでの防衛戦を全てKOで飾り、無人の野を走っていたハグラーだけに無謀な挑戦と思われたが、右を好打するなど互角の戦いを演じる。
しかし、14回以降スタミナをロス。ハグラーの的確なパンチを浴び、判定にもつれ込んだものの0-3で敗北した。(Wikipediaより)
上田晋也
「アレ、一回取っ払いましょうか。判定でハグラーが勝ちましたけれども。じゃ、ライト級の時のデュランのあの強さは、とかね。アレとハグラーのミドル級で一番良かった時期と。」
斉藤チーフ
「やっぱりデュランですかね。やっぱりデュランは、ミドルまで上げてのあの試合だから、それを本当に一緒にすると…。」
上田晋也
「あれも僅差の判定でしたもんね。判定的には、2ポイント位のもんだったでしょ?ハグラーとデュランの試合ってね。どうです?ハグラー好きの渋谷さん。」
渋谷記者
「ハグラー勝てないかなぁ…。」
上田晋也
「KOはされない?KOしちゃう?デュランが。チーフどうですか?エビ食ってる場合じゃないですよ、今。食べながらでいいんですけども(笑)。」
一同
「(笑)。」
斉藤チーフ
「デュラン(笑)。」
上田晋也
「KOする?ハグラーを。」
斉藤チーフ
「でも…KOもあり得るんじゃないですか?」
今岡会長
「KOはないですね。KOはないですけど、僕もデュラン。スピードがちょっとデュランの方があるんで。」
上田晋也
「じゃあ、デュランか〜ここは、渋谷さん。」
渋谷記者
「やむ得ないかも知れないですね。」
上田晋也
「確かに、俺もハグラー好きだけど、「いや、ハグラーでしょ」と強く言えないみたいな。しかも、ハグラーが勝ってるのに言えない何かがあるんですよね。」


ハグラー好きも認めるしかないデュランの実力!石の拳が決勝進出。

○ロベルト・デュラン
 (全員一致)
  マービン・ハグラー●


* * * * *

準決勝 第2試合
フロイド・メイウェザー vs シュガー・レイ・レナード


メイウェザーvsレナード華麗なボクシングが定評のメイウェザーとレナード。(メイウェザー:6位/レナード:5位)

今岡会長
「前回、こういう夢のマッチメークがあればって言ってたんですけど、その時は確かメイウェザーと僕。」
上田晋也
「会長は確か、1位にメイウェザーを。」
今岡会長
「なんですけど、KOはちょっと難しいかも知れないですけど、判定でレナードじゃないかなという風に。こないだ言った後に考え直したんですよ。」
上田晋也
「一応、反省したんだ(笑)。」
今岡会長
「よくレナードのビデオあんだけ観といて、最近出てきたメイウェザーに対して…って、そういう気持ちもあって(笑)。あと冷静な部分で、レナードの全盛期を考えると、ペースさえ取ってしまえば、ポイント的に…逆にメイウェザーはポイント取るボクサーですから。ポイント取れなかったら負けますから。」
上田晋也
「どこかでレナードの速射砲の連打は炸裂しますかね?」
今岡会長
「しますね。コーナーあたりでブワ〜ッといくイメージが、ちょっと出てきたんで、レナードで。」
上田晋也
「さぁ、会長がレナードを推してますが、もし異論があれば。」
斉藤チーフ
「いやちょっと…どうぞ(笑)。」
渋谷記者
「心情的にはレナードなんですけども、メイウェザーがレナードと対戦するとなると、メイウェザーはただでさえああいう慎重な戦い方を…輪をかけて相当慎重にポイントを稼いでいくような気がするんですけどね。今、ペースの取り合いだと会長が言いましたけれども、僕はメイウェザーが。」
上田晋也
「確かに、デュランとメイウェザーっていのを観たいような気もするんですよね、決勝で何かね。そういう意味では、俺、メイウェザーにしようかな〜。大体、デュランとレナードは3回やってるしねえ。その決勝はもう…いいっちゃ〜いいかなぁ。」
一同
「(笑)。」
上田晋也
「メイウェザーとデュラン、観てみません?…観てみません?っていう言い方もおかしいですけども(笑)。」


意見は割れてましたが、デュランvsレナードは3回やってるという理由で、メイウェザーに勝たせる事に(笑)。

○フロイド・メイウェザー
 (上田判定)
  シュガー・レイ・レナード●


* * * * * * * * * *

中量級 夢のトーナメント決勝戦
ロベルト・デュラン vs フロイド・メイウェザー


デュランvsメイウェザーいよいよ決勝戦!石の拳vsプリティ・ボーイ。(デュラン:1位/メイウェザー:6位)

上田晋也
「いよいよ決勝ですけど、またタイプも全然違うし。ポイントを取らせたらお手の物、誰にも負けない位のメイウェザー。そして、ラッシュされたら抵抗しようもない、デュラン。」
今岡会長
「メイウェザーは凄く僕の中で評価高いですし、色んな意味で安定感もありますし、精密機械と僕は評したいと思ってるんですけども。ただ、メイウェザーはここ最近の試合では前半出遅れて…ザブ・ジュダーとの試合は特にそうだったと思うんですけども。よく盛り返したなという意味では評価が高いんですけど、デラ・ホーヤとの試合に関しては、どっちが勝ってもおかしくないような試合でしたし、観る人観る角度によっては、デラ・ホーヤかなと思うような…。自分はデュランですね。」
上田晋也
「デュラン!倒します?」
今岡会長
「いや、倒すのは難しいとは思うんですけども…分からないですけど、メイウェザーが後半ちょっと嫌になっちゃうんじゃないかなと思うんですよ、デュランの突進力に。」
上田晋也
「しつこさに音を上げちゃうんじゃないかと。」
今岡会長
デュランvsメイウェザー予想「中途半端なプレッシャーじゃないですからね。全プレスで、100%プレスしてくるんで。そうすると、それを最初足を使っていなしてますけど、徐々に詰められますし、打たれるのを極度に嫌がりますから。デュランは全然嫌がりませんし。メイウェザーは勢いを止めるほど、前半にガチンと叩く事は出来ないと思うんで。そうするとポイント的にも精神的にもデュランが。」
上田晋也
「じゃあ、どうでしょうね、チーフ。会長はデュランだとおっしゃってますけども。」
斉藤チーフ
「僕もデュランだと思いますね。デュランだとメイウェザー倒すかな、とかね。いっちゃうかな〜とかね。」
上田晋也
「捕まえられる?デュランならば。」
斉藤チーフ
「判定…。」
上田晋也
「(笑)。まぁね、倒す可能性はあるけれども、判定で。」
斉藤チーフ
「判定で、やっぱデュランですね。」
渋谷記者
「メイウェザーって、ああいう前に出てくるタイプ、物凄く得意な感じするじゃないですか。でもね、全盛期のデュランぐらい実力があって、スピードも全然ないわけじゃないですよね。あれをやっぱり最初から最後までやられたら、やっぱどこかで勝負しなきゃなんない所が絶対出てくるし…。さばき切るっていうのはね、難しいんじゃないかと思うんですよね。だから、憎らしいほど負けないメイウェザーに土をつけるのは、もうデュランしかいないでしょう。」
上田晋也
「なるほどね。という事で、全員一致で優勝者は、石の拳と恐れられた、ロベルト・デュランに決定しました!!」


上田ちゃんネル 中量級 夢のトーナメント優勝者は、「中量級BEST10」でも1位を獲得していた、“石の拳”ロベルト・デュランに決定!

○ロベルト・デュラン
 (全員一致)
  フロイド・メイウェザー●


ロベルト・デュランが、中量級 夢のトーナメント優勝!

上田晋也
「(中量級BEST10では)同率1位とはいえ、ココには差があったんですね。でも、メイウェザーが6位でしたけど、決勝まで行って。意外にコレはコレで、面白いトーナメントになりましたね。」
渋谷記者
「まぁ、輪島さんとガッツさんが1回戦で負けてしまったのが、ちょっと残念でしたけどね。」
上田晋也
「ねえ。…負けさせたのは、アンタらだっつーの!(笑)」


* * * * * * * * * *

今回の「ボクシング 中量級 夢のトーナメント」、めちゃくちゃ面白かった!本当に試合を観ている気分になれるようなトーク内容でしたし、前回の「中量級BEST10」で予備知識があったので、余計に楽しめました。これは「重量級」や「軽量級」も、「BEST10」→「夢のトーナメント」の流れ、いいかも知れないですね。

テレ朝チャンネル
上田ちゃんネル
イマオカボクシングジム
前回:上田ちゃんネル #30
上田ちゃんネル攻略マニュアル「上田と古坂」


この記事へのコメント
私もメイウェザーはデュランに勝てないと思います。 レナードにも勝てないでしょう。
Posted by 四宮 at 2007年11月23日 08:55
四宮さん、こんばんは。

>私もメイウェザーはデュランに勝てないと思います。 
>レナードにも勝てないでしょう。

すでにデュランvsレナードは3度もやってるって理由で
準決で勝たせてしまって…(笑)。

でも、その予想だと、以前、上田ちゃんネルで決定した
「上田ちゃんネル的中量級ボクサーBEST10」
でなら当たってるんですよね。
Posted by マック at 2007年11月23日 20:58
でもデュランは対レナード2でボクシングをさせてもらえず途中で放棄したことがありますからね・・

メイウェザーがコラレス戦のような出来で試合を支配したらデュランは相当フラストレーション溜まるでしょう。
Posted by ite at 2009年02月10日 00:55
iteさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。

ボクシング詳しいんですね!
僕はあまりボクシング詳しくないので深い部分は
あまり分からないんですけど、例えば、その時
デュランはベストな状態じゃなかったとか、
そういったボクシングファンの方の意見も募集して、
中量級トーナメント第2弾とかやると面白いと思いますね。
Posted by マック at 2009年02月10日 21:07
面白い企画だと思いました
Posted by にんにん at 2009年05月16日 16:23
たまたま見つけましたけど非常に面白い企画でしたね。
プライアーの評価が高いのには驚きました。クジ運が悪く1回戦で負けましたけどね。一見はちゃめちゃに見えるけど(亀田にダウン食らってレフェリーのカウント途中に亀田に殴りかかったのには笑っちゃいましたけど)アルゲリョをアウトボックスしたりと結構ボクシングの幅は広かったと思います。
あとデュランが凄いのは認めますけど(レナード第二戦は論外としても)ヘスス戦やルー・ビザロ戦を見ると、やっぱりアウトボクサーは苦手なんじゃないかなと……
あと勝手な要望ですけど、出来ればトーナメントに全盛時(マクローリ戦)のドン・カリーと悲運の男・トニー・アヤラ(データ不足かな)も加えてほしかったです。
Posted by 黄金の80年代 at 2009年06月28日 17:11
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