中川翔子
「“エヴァの物語は、ジャイアント・インパクトを近い将来体験する可能性を示唆している”…本当かよ(笑)。」
ムー
2007年10月号
エヴァンゲリオン完全解読
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ゲスト:杉作J太郎
ゲストは前回に続いて、高史の兄(?)で、マンガ家・ミュージシャン・映画監督とマルチな活躍をしている杉作J太郎さん。前回は、久々のユメレジで大好きなエヴァの話題という事で、大張り切りのJ太郎さんでしたが…(笑)。
杉作J太郎
「さらに言えばね、僕の歌を聴けば。もうエヴァンゲリオンの女らしさが僕の曲に練りこまれてますから。」
中川翔子
「曲というと…一体何ですか??」
杉作J太郎
「エヴァンゲリオンの事を、曲にしたんですよ。「レイ心の向こうに」という曲を…。」
レイ心の向こうに綾波レイ抜きにしても普通にいい歌で。最初は綾波レイのフィギュアで遊びながら聴いていたしょこたんも、次第に聴き入っていました。
淋しい 悲しい 夜中に目が覚めたら
空に 月が 浮かんでた
あの人を 想うと 胸が苦しくて
あの人と いると 温かい
(口笛)
この世に いつまで 私はいるのだろう
どうして 涙は 流れるのだろう
淋しい 悲しい 夜中に目が覚めたら
空に 月が 浮かんでた
中川翔子
「印象的なフレーズが、凄くいっぱい入ってて。“この世に私はいつまでいるのだろう”とか。そういう所…(笑)。」
杉作J太郎
「アスカの歌もあるんですけども。また次回呼んでいただけたら。」
中川翔子
「ええ〜、聴きたかったな〜。」
杉作J太郎
「呼ばないって感じですけどね(笑)。…ついでにちょっといってみようか?…あ、コード進行同じなので、やめておきましょう、コレ。」
中川翔子
「ええ〜、そうなんだ(笑)。でも、凄く綾波の退廃とした感じとか、「どうして私は生きてるのか」とか、そういうこと考えてるのかなとか思うと、萌えますね。」
杉作J太郎
「コレ(ギター)見たらね、ホラ、みやむー(アスカ役:宮村優子)のサイン。」
中川翔子
「ああ!凄い!!」
杉作J太郎
「何で入ってるかというとね、宮村優子さんに聴いていただいたんですよ。」
中川翔子
「生で!?アスカのテーマを?」
杉作J太郎
「「アスカ来日」聴いて下さいと。」
中川翔子
「「アスカ来日」っていう歌なんだ(笑)。じゃあ、日向さんの歌も作って下さいよ。」
杉作J太郎
「あ、やってみましょうか?1オペレーターのプロレタリアートのようなね。蟹工船の乗組員という事でね。」
中川翔子
「プロなんとか…?(笑)」
杉作J太郎
「ちょっとやってみましょうか。日向さんの作詞して下さいよ。日向の気持ち全く分からないんで。」
中川翔子
「えっ、本当ですか?よく普段から妄想はしてるので。翔子と日向さんが、もし同じネルフで働いてたとして、先輩だから日向さんが色々教えてくれるんですけど、日向さんがトイレに立った隙に、「今だ!」って言って日向さんの机に座って顔をスリスリして、マグカップが置いてあるからニオイをかいでペロッと舐めてみて、スペアのメガネがあったからサスサスしてかけてみたりとかしてるところを、日向さんが帰ってきて「お前…!」っていうところを妄想するんですよ。」
杉作J太郎
「仕事にならないねえ…(笑)。」
中川翔子
「(笑)。」
卒業
杉作J太郎
落ちこぼれのハキダメ3年1組で、卒業までの日数を指折り数える高校三年生たちの物語。
漫画家・ミュージシャン・映画監督とマルチな活躍をしている杉作J太郎さんですが、「一体何者なんですか?」とズバリ聞くしょこたん(笑)。本業は漫画家なんですね。
杉作J太郎
「僕はね、本当は漫画家なんですよ。しょこたんも描いてるんでしょ?」
中川翔子
「最近描かしていただいてて。hon-ninって雑誌で。」
杉作J太郎
「俺もね、読んではいるんですよ。「映画秘宝」っていう雑誌で、イラストのいきなり巻頭でしょ?羨ましいわ、もう。俺なんか絵も描かしてもらった事ないのに。俺「映画秘宝」、小さい時代の頃から20年位読んでますけど、絵コレ位(小さく)しか描かしてもらった事ないよ?」
中川翔子
「(笑)。」
「何者なんですか?」と聞いてるしょこたんも、漫画描いてるけどアイドルなんですよね(笑)。そんな多忙なしょこたんに、「原稿落ちるピンチやってきますよ?」と、自らの経験を元に「締め切りに遅れた時の言い訳」を伝授する杉作さん。
杉作J太郎
「自分のせいだってなると怒られるわけですから、自分以外の大きな力が働いたらという。」
中川翔子
「何ですか、大きな力って(笑)。」
杉作J太郎
「例えば、僕がやったのはね、昔は原稿を喫茶店とかに持ってって渡しに行くじゃないですか。そしたら「はい、できました」なんて言う時に手ぶらで行くわけですよ。「あれ、どうしたんですか?」って言われたら「すいません、家出た時には持ってたんだけど、すっごい風が吹いてて飛んでったんですよ」。これはしょうがないもんね。だから「描き直すから時間ください」って言って。」
中川翔子
「飛んでいかないでしょ…(笑)。」
杉作J太郎
「飛んでって「追いかけてください」って言うんですよ、向こうがやっぱり。そしたら「よその家の屋根の上にあがってる」っていう。「それは僕の力ではどうにもならない。その家は留守なんだ」と。「そこを待つよりは、僕が描き直した方が早いと思うんで、すいません、失礼します」って言って。」
中川翔子
「へぇ〜、描いてないのに?」
BGMにしょこたんのエスパー魔美が流れてましたが、それこそ藤子不二雄の漫画にありそうな展開じゃないですか(笑)。杉作さん、さらには「1日だけ延ばしたい」という時の方法も伝授。
杉作J太郎
「これは凄い簡単なんですよ。デタラメな方を渡すんですよ。めっちゃくちゃなヤツを渡す。絶対コレは使えないっていうのを。サラサラっと描いたのを「ハイ、できました!」って言って。「ちょっとコレは…言いにくいんですけど、描き直してもらえませんか?」っていう話になるんで。「分かりました、何とかします!」って。(締め切り)嘘ついてるから、向こうも。騙し合いですから、これは。」
中川翔子
「そうか〜、騙し合い。」
杉作J太郎
「編集者は、本当の締め切りは絶対言わないよ、たぶん。…まぁ、あんまりそういう事…だいぶ仕事無くなってますんでね(苦笑)。」
J太郎さん、しまいには「本当に原稿は落とさないで(休載)下さい」とアドバイスしつつも、「原稿を落としてしまった時の言い訳」の仕方まで伝授(笑)。
杉作J太郎
「それは嘘じゃなく本当の話なんですけど、「何で落としたか」っていう理由としてね、例えば「松尾スズキさんが私は大好きだ」と。「松尾さんには適当なモノをお渡しするわけにはいかない」と。だから、「他所なら渡せる原稿なんですが、松尾さんの所には、今の状態では渡せないんです」って言うんですよ。」
中川翔子
「本当ですか(笑)。」
杉作J太郎
「「松尾さんの所にこの原稿を渡すわけにはいかないんです!出来上がってます!確かに出来上がってます!でも、それをあなた様に見せるわけにはいかないんです!コレを見せる位なら、私は舌噛んで死にます」って言ってね。」
中川翔子
「(笑)。」
杉作J太郎
「そういう作戦でいけば。」
中川翔子
「それ…使うかもしれないですね。」
杉作J太郎
「コレ、僕とリリー・フランキーがよくやってたような作戦。コレ(脳子の恋)、落ちる可能性、大だよね?」
中川翔子
「大です。…凄い会話ですよね、コレね(苦笑)。第2回がすでに危ないんです、もう…。」
杉作J太郎
「もう早く帰りましょうよ…(笑)。」
男の墓場 DVD BOX
杉作J太郎率いる“男の墓場プロダクション”製作による劇場公開作「任侠秘録人間狩り」「怪奇!!幽霊スナック殴り込み!」収録
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今週のカラオケタイム
シンデレラ・ハネムーン
岩崎宏美
1978年に発表された岩崎宏美の代表曲
夢ヶ丘レジデンス
ユメレジカケ
MUSIC ON! TV
月額/¥473 「えらべる15」等のセットでも視聴可
しょこたん☆ぶろぐ
男の墓場プロダクション
EVANGELION.CO.JP