上田晋也
「まあ、これもマニアックな企画でね。ボクシングあまり興味のない方は、今のうちに「イエローチャンネル」とかに変えられた方がいいかもわかりませんけれども(笑)。」
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今回のテーマ
「史上最強!中量級ボクサーBEST10
スーパー・フェザー〜ミドル級篇」
ゲスト
今岡武雄(イマオカボクシングジム会長)
斉藤一人(イマオカボクシングジム チーフトレーナー)
渋谷淳(ボクシングライター)
瀬戸口修(「上田ちゃんネル」プロデューサー)
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今回は、おなじみのゲスト解説3名に加え、実は釣りだけでなく大のボクシング好きでもあったという上田ちゃんネルのプロデューサー・瀬戸口さんも参戦。今までは専門家しか分からないような技術的な話だったので、出る機会が無かったそうです。
瀬戸口プロデューサー
「釣りだけじゃない所を(笑)。」
上田晋也
「俺がいないと始まらないだろと。全然始まりますよっていう話ですけどね(笑)。」
トーマス・ハーンズ フリオ・セサール・チャベス アレクシス・アルゲリョ フェリックス・トリニダード アーロン・プライアー フロイド・メイウェザー シュガー・レイ・レナード ロベルト・デュラン ヘクター・カマチョ ウィルフレド・ベニテス パーネル・ウィテカー ホセ・ピピノ・クエバス | ホセ・ナポレス マイク・マッカラム オスカー・デラホーヤ テリー・ノリス ジュリアン・ジャクソン アントニオ・セルバンテス シュガー・レイ・ロビンソン マーベラス・マービン・ハグラー ヘンリー・アームストロング カルロス・モンソン シェーン・モズリー バーナード・ホプキンス |
以上が、上田さんがリストアップした中量級ボクサー24名。この中から、まず10名を選び出します。
* * * * *
トーマス・ハーンズ(アメリカ)
元WBA世界L・ヘビー級、同ウェルター級、元WBC世界Jミドル級、同ミドル級、元WBO世界S・ミドル級チャンピオン。5階級の世界王座を獲得
今岡会長
「やっぱり(BEST10に)入ってくるボクサーじゃないですかね。ヒットマンと異名された長身から打ち下ろすような右ストレート、あの強打ですね。1発で相手を沈めますから。僕も(現役時代は)階級にしては身長が高い方だったのでよく練習してましたけど、試合ではダメでしたね。あとからビデオ観ると、全然違うんですよ(笑)。」
上田晋也
「ただハーンズは、ちょっとモロい面も。アゴが弱いといいますか。そういうのを加味しても…。」
斉藤チーフ
「自分も入れたいですね。」
渋谷記者
「もうハーンズは間違いなく。僕は打たれモロい所も大好きですから。あとデュランを倒した右ストレートのあの試合。あれだけでもトップ10に入る。」
上田晋也
「あの危なかっしさも魅力だったりね。確かに世の中にあんなに強いやついるんだって、ビックリしましたもんね。」
瀬戸口プロデューサー
「(BEST10に)入ると思いますけどね。僕はハーンズとかテレビで見てましたけど、この人の試合は絶対面白くなるっていう風に。判定は絶対いかないなっていうのがあったんで。」
上田晋也
「あのレナードとの第1戦なんていうのも、素晴らしい名勝負ですからね。」
全員一致で、[残し]
* * * * *
フリオ・セサール・チャベス(メキシコ)
元WBC世界J・ライト級、元WBA・WBC世界ライト級、元WBC・IBF世界J・ウェルター級チャンピオン。
今岡会長
「僕の現役時代の教科書みたいな人なんで、入れたいですね。どんなタイプにも対応できるっていうんですかね。誰とやっても自分のペースを崩さないっていうような。」
上田晋也
「チャベスが成す術がなかったっていうは、デラホーヤとの一戦ぐらいなのかな、なんていう気も。まあ、全盛期は過ぎてましたけども。チーフはいかがでしょう?」
斉藤チーフ
「いや〜、残したいですね。」
上田晋也
「絞る気あるんですよね?(笑) チャベスといえば、僕なんかはボディブローの、いわゆるワン・ツーの後の左のボディーっていうイメージが凄く強いんですけど、やっぱああいう練習されたんですか?チーフも。」
斉藤チーフ
「いや〜しましたね。メキシカン特有ですよね。でも、コンビネーション複雑じゃないんですよね。でも、当たるし、勝っちゃうし。凄い接近戦とかでもディフェンスがいいのが印象的ですね。おでこの先をちょっとかわしてるような感じのディフェンスで、相手に近づいていくみたいな。」
渋谷記者
「チャベスは残しですね。若干ハーンズなんかと比べると地味な、マニア的に凄いっていう所はあるんですけれども、やっぱりあれだけのパフォーマンスで、しかも、長く活躍した選手じゃないですか。試合とかでもコレっていう試合って意外と挙げにくかったりするんですよね。」
上田晋也
「確かにチャベスの一番の名勝負って言ったら、誰なんすかね?印象的なのはメルドリック・テーラー戦とかになるんだけど、あれ負けてたじゃね〜かっていう試合だから難しいですよね。」
瀬戸口プロデューサー
「ちょっと地味で玄人好みですよね。僕はあんまりその当時見てた時には「この人、どこが強いんだろう?」ってずっと思ってたんだけど。メルドリック・テーラーとの試合見て、「この人は最後まで倒す気でいるんだな」っていうのがあって。それからちょっと見方も変わりましたけどね。計算してみないと10位に入るかどうか分からないですけど。」
上田晋也
「何を偉そうに!お前がナンボのもんじゃい!(笑)」
全員一致で、[残し]
* * * * *
アレクシス・アルゲリョ(ニカラグア)
元WBC世界ライト級、同J・ライト級、元WBA世界フェザー級チャンピオン。90戦83勝(67KO)7敗。
今岡会長
「好きな選手で入れたいとこなんですけど…断腸の思いで切ってかないと。プライアーと2度やって2度ともっていうのが、やっぱり…。」
上田晋也
「ある意味では、この中では一番正統派のボクシングをする人って言っても過言ではない人ですよね。」
斉藤チーフ
「僕、(今岡会長とは)逆なんですよ。入るんですよ。というのは、順位まだ計算してないんです(笑)。アルゲリョは、離れても良し、くっ付いても良し。」
渋谷記者
「僕もプライアーとの試合が一番イメージが強いんですけども、それでも残したいですね。凄い素人じみた事言うと、僕あの面構えが好きなんですよね。中南米ってこういう男いっぱいいるのかな、みたいなね。」
瀬戸口プロデューサー
「僕は一番好きなボクサーなんですよ。」
上田晋也
「じゃあ、カットって事でよろしいですか?」
ゲスト陣
「(笑)。」
瀬戸口プロデューサー
「いやいや、一応入れます。基本的にボクサータイプのハードパンチャーが好きなんです。だから、そういう面では完璧でしたね。好戦的な部分があって割と冷静に試合するじゃないですか。」
上田晋也
「結構、冷静そうに見えてムキになって倒しにいったりしてましたからね、アルゲリョは。」
瀬戸口プロデューサー
「アーロン・プライアー戦も、もうちょっと冷静だったら、ああはならなかったのかなっていう気もするんですけどね。観てて一番悲しい試合ですね、僕の中で。プライアーに何十発か殴られて。」
上田晋也
「じゃあ例えば、チャベスとアルゲリョが全盛期に仮に戦ってたとしたら、これどっちが…?」
斉藤チーフ
「…分かんないですねえ(笑)。たぶん、ずっとくっ付いて戦うんじゃないかなと思いますね。アルゲリョもあんな長身でショートパンチ巧いじゃないですか。アルゲリョは下からアッパー使うんだろうな〜と。アルゲリョぐらいのパンチがあったら、どうなんだろう、チャベスは…とか思いますよね。」
渋谷記者
「僕ね、やっぱチャベスの方がボクシングとしては、より“負けない”ボクシングをしてるのかなっていう気がするんですよね。だから、試合になると恐らくチャベスが微妙にポイントを積み重ねていくんじゃないか…っていうのが、僕の予想ですね。」
今岡会長
「僕もチャベスですね。同じですね、言ってる事は。面白味という意味では甲乙つけ難いですけど、完成度とか勝率っていうパーセンテージで考えたら、チャベスじゃないかなと思います。」
上田晋也
「瀬戸口さんは、アルゲリョ派でしょ?チャベスより。」
瀬戸口プロデューサー
「そうなんですけど、今、会長と渋谷さんの話聞いてたら、そうかな〜と(笑)。」
上田晋也
「なんで(斉藤)チーフの意見は無視なんですか(笑)。俺はどっちかと言うとアルゲリョ派なんですけどね。KOはできないかもしれないですけど、アルゲリョがポイント勝ちしそうな。一応、アルゲリョも残しておきましょうか。」
仮想対決の結果、[残し]
* * * * *
フェリックス・トリニダード(プエルトリコ)
元WBC・IBF世界ウェルター級、元WBA・IBF世界スーパーウェルター級、元WBA世界ミドル級チャンピオン
斉藤チーフ
「うーん…残したいですね。」
上田晋也
「アンタ絞る気あんの?本当に(笑)。ほう、トリニダードはどの辺を買ってらっしゃるんですか?」
斉藤チーフ
「この人、パンチが凄いですね。しなるようなっていうか。名前忘れちゃったんですけど、首ごとチョン切っちゃいそうな左フックで…。」
瀬戸口プロデューサー
「カンパスですか?」
斉藤チーフ
「ああ、カンパスですね!あの試合は凄かったですね。」
上田晋也
「ヨリ・ボーイ・カンパスも結構いいボクサーでしたからね。」
渋谷記者
「僕は、外しですね。結局、誰か落とさないといけないんですよね…?ある程度、最近の選手もいくらかいれたいという気持ちもあるんですよ。でも、僕が入れたい選手がもうちょっと後に出てくるから、比較の問題でちょっとトリニダードには申し訳ないですけど。」
瀬戸口プロデューサー
「僕は残しですね。ボクサータイプのハードパンチャー好きなんで、そういう意味ではアルゲリョ、トリニダードっていうのは大好きな。それで、さっきのカンパスの時に、2Rか何かで物凄いショートのアッパーか何かでダウンしたじゃないですか、トリニダードが。そういう意味では凄く試合も面白いんですよ。スリルがあって。」
上田晋也
「僕はトリニダード、消し派なんですよ。ハーンズとトリニダードが仮にウェルターでもS・ウェルターでもいいですけど、その辺で戦って、ハーンズにいとも簡単に負けるんじゃないかという気がしちゃうんですよ。やっぱりハーンズの凄みみたいのが無いし、トリニダードに。」
今岡会長
「凄く丁寧な感じはするんですけど、迫力が…。外していかないといけないとなると…外し派ですね。」
多数決で、[外し]
* * * * *
アーロン・プライアー(アメリカ)
元WBA・IBF J・ウェルター級チャンピオン。40戦39勝(35KO)1敗。「野生のファイター」と言うべき並外れた強打の持ち主。
今岡会長
「やっぱり残しですね。もちろんアルゲリョとの2試合もそうなんですけど、底が見えてないっていうんですかね。途中で捕まって試合できなくなってしまって。出てきてから試合はしてますけど、その時はもう全盛の力じゃないですから。ある意味、底が見えない選手だったなと。」
上田晋也
「無尽蔵のスタミナでしたしねぇ。14Rまでずーっと1Rと同じスタミナでガンガンいってましたもんね。しかも、アイツほぼノーガードですからね。プライアーは凄いですよ。プライアー外したいっていう方はいらっしゃいます?」
瀬戸口プロデューサー
「…いないです。僕は入れます。」
渋谷記者
「ど真ん中です。」
上田晋也
「俺、プライアーは意外に最強じゃないかという気もするんですよ。これ(リスト)がーっと見ても。」
瀬戸口プロデューサー
「亀田昭雄さんとの試合を観たんですよ。もう怪物ですね、この人。一応それでもダウンするんですよ。それ物凄いパンチなんですよ。普通だったらアレ、起きてこないです。プライアーはすぐ立ち上がって、全然前と変わんない動きをしてるんですよ。」
上田晋也
「たぶんね、プライアーって、俺、脳味噌膿んでると思うんですよ(笑)。ああいうタイプはちょっと相手にできないですよね。怖いでしょ?あんなやつがコーナーの向こう側にいたら。」
瀬戸口プロデューサー
「どっかで(ゼンマイを)巻いてる感じですよね。倒れた時に1回。」
全員一致で、[残し]
* * * * *
フロイド・メイウェザー(アメリカ)
元WBC世界S・フェザー級、元WBC世界ライト級、同S・ライト級、元IBF・現WBC世界ウェルター級チャンピオン
斉藤チーフ
「僕は…やっぱ残しですね。次元が違いますよね、今のボクサーの。」
今岡会長
「これはダントツですね。これはもう残さないといけないボクサーだと。間違いないですね。」
渋谷記者
「メイウェザーは間違いないですね。個人的な好みは、また別として。」
上田晋也
「あんまりお好きではないんだ?」
渋谷記者
「僕はそんなに大好きではないんですけどね。レベルがやっぱ違うと思います。あれだけのスピード持って。」
上田晋也
「本当にボクシングやるために生まれてきたような人って言っても過言じゃないですね、メイウェザーは。」
瀬戸口プロデューサー
「コレ、どうなんですかね?BEST10選ぶ時に…強いボクサー選ぶんですかね?」
上田晋也
「何ていうか…難しいんだけど、いわゆるその時代その時代で、いかに傑出していたかだとか、レベルが高かっただとか、もちろん強さもあるでしょうし。最終的には自分の好みでも構わないですけど。」
瀬戸口プロデューサー
「もう判定勝ちするつもりでやれば、この人に勝てるボクサーいないじゃないですか。プロとして、ちょっと客に魅せなきゃいけないっていうのがあって。打ち合いやったらどうなのかな?っていう気がしてるんですよ。今度のデラホーヤとの試合もそうなんですけど。試合に勝つ選手として見れば、絶対に入る選手だと思うんだけど…残したくないですね。トリニダード消すのでOKしたので、メイウェザーも消して下さい。」
上田晋也
「なるほど。じゃあ、フロイド・メイウェザーは「残し」ってことにします(笑)。」
渋谷記者
「…僕も、瀬戸口さんの気分は分かるんですよ(苦笑)。」
瀬戸口さん以外全員一致で、[残し]
* * * * *
シュガー・レイ・レナード(アメリカ)
元WBC世界ライトヘビー級、同スーパーミドル級、同ウェルター級、元WBA J・ミドル級、史上初の主要団体での5階級制覇
今岡会長
「メイウェザーと比較して、どっちが強いのかな〜と。(両者とも)華麗なボクシングをしますよね。カッコいいボクシングもしますけど、何が違うのかなと思った時に、華があるのはやっぱりレナードですね。勝ちにいくのがメイウェザーみたいな感じで。恐らくメイウェザーの勝ちじゃないかなっていう風に思うんですけど。ただ、レナードはやっぱり一言でいうとカッコいいですから、このカッコ良さだけでも十分自分は残したいなと。」
上田晋也
「レナードは、一応やっぱり…ヒーローですしねぇ。ボクシング界で華やかな存在として、ずっと君臨した人ですしねぇ。レナード、全員一致でよろしいですか?」
渋谷記者
「何だかんだいって、80年代、ハグラー、ハーンズいますけど、基本的にレナードがやっぱり中心でしたからね。」
上田晋也
「…大丈夫かな?この時点で、もう6人残ってるんですよ?!絞る気あるんでしょうね?本当に(笑)。」
全員一致で、[残し]
* * * * *
ロベルト・デュラン(パナマ)
元統一世界ライト級、元WBC世界ウェルター級、元WBA世界S・ウェルター級、元WBC世界ミドル級チャンピオン
上田晋也
「ライト級史上最強といわれるデュラン。思い切って、デュラン「消し」だという人?」
ゲスト陣
「…。」
上田晋也
「これ、やっぱ消せないか、デュランは。」
渋谷記者
「デュランは消せないんじゃないですかねぇ。」
上田晋也
「もちろん皆さん、ライト級時代のデュランの事でしょ?」
今岡会長
「そうですね。…消せないですね(笑)。」
斉藤チーフ
「自分がこの(リストの)中で、誰と誰の試合が観たいって言ったら、プライアーとデュランの試合が観たいですね。」
上田晋也
「俺も!俺も一番観たいのは、デュランとプライアーですわ。でも、俺、意外とプライアーの方が強いんじゃないかという気もするんですよ。」
斉藤チーフ
「で、なおかつ何か理屈じゃない本能的なものを持ってるのが、この2人なんじゃないかと。」
上田晋也
「古代ローマのパンクラチオンとかの時代で、やっても面白そうな2人ですもんね。本能レベルで戦うやつらですから。」
渋谷記者
「デュランの方が、まだプライアーに比べたら洗練されてる部分がありますけども…プライアーなのかなぁ。」
全員一致で、[残し]
* * * * *
ヘクター・カマチョ(プエルトリコ)
元WBC世界J・ライト級、元WBC世界ライト級、元WBO世界J・ウェルター級チャンピオン
今岡会長
「カマチョは…すいません、これは消しです。アウトボクサーでスピードがあって、タイプ的には凄く教科書みたいな人だったんですけれども、ただ如何せんパワーが無かったかなっていう。」
斉藤チーフ
「自分も消しですね。ちょっとマニアックな話ですけど、ロサリオ戦以降がちょっとダメになったような感じですね。ロサリオ戦で完全に…。」
上田晋也
「一つの時代が終わったみたいなね。何か、カマチョって途中からボクシングをナメてたような気がするんですよ。何か「こんなやっときゃ、とりあえずポイントは取れるし」みたいな。」
渋谷記者
「凄く素晴らしいボクサーなんですけども、ちょっと後半、イメージ良くないですよね。」
後半のイメージが良くないという事で、[消し]
* * * * *
ウィルフレド・ベニテス(プエルトリコ)
元WBA世界J・ウェルター級、元WBC世界ウェルター級、元WBC世界J・ミドル級チャンピオン
上田晋也
「史上最年少で3階級制覇しましたベニテス。残したい人、いらっしゃいます?」
ゲスト陣
「…。」
上田晋也
「ディフェンス凄かったですよ?デュランにも勝ってますよ?どうですか?ベニテス。さぁベニテスいないか?ベニテス天才ですよ?レナードと試合するのに10日位しか練習しなかったんですよ?」
斉藤チーフ
「…この人、本当凄いですよね。」
瀬戸口プロデューサー
「17歳ですよね。チャンピオンになったのね。」
斉藤チーフ
「この面子でも、ハーンズだったりデュランだったりとかレナードも、いい試合してるんですよね。本当紙一重なんですよね。」
上田晋也
「レナードだって、最終回まで倒せなかったんですからね。」
渋谷記者
「ハーンズ戦だって、良かったですからね。」
上田晋也
「でも、BEST10に入る器ではない?」
上田さんはベニテスを推してたようですが、[消し]
* * * * *
パーネル・ウィテカー(アメリカ)
元WBA・WBC・IBF世界ライト級、元IBF世界J・ウェルター級、元WBC世界ウェルター級、元WBA世界J・ミドル級チャンピオン
上田晋也
「ウィテカー、残したい人は?」
ゲスト陣
「…。」
上田晋也
「ディフェンス技術は相当ハイレベルじゃないんですか?これ。」
斉藤チーフ
「この中で一番のディフェンスだったんですよね。この(リストの)トップ級のボクサーの中でも一番ですからね。」
上田晋也
「でも、それ以上にもっと足りないものがある?」
渋谷記者
「ウィテカーは、ちょっと好みが分かれると思うんですよ。僕はどっちかというと×なんですよ。」
瀬戸口プロデューサー
「メイウェザー消してくれっていう人が、ウィテカー残せませんよね(笑)。」
上田晋也
「そうですよね。ある意味「メイウェザー消してくれ」っていうのは暴挙ですからね(笑)。」
全員一致で、[消し]
* * * * *
ホセ・ピピノ・クエバス(メキシコ)
元WBA世界ウェルター級チャンピオン。50戦35勝(31KO)15敗。「アゴ割りピピノ」の異名を持つハードパンチャー
渋谷記者
「単純にパンチ力だけだったら、ベスト3ぐらいには入ると思いますね。」
斉藤チーフ
「左フックで入っていくんですよね。」
上田晋也
「いきなりね。…やっぱり、それ以上のものがさほどない?」
今岡会長
「戦績見る限りでは、15敗っていうのが、この中から出していいのかなと。戦績じゃないですけど…35勝15敗じゃ3勝1敗と同じですから。」
渋谷記者
「晩年に負けているんですよね。かませ犬みたいな感じで。」
上田晋也
「確かにね、世界取った人って少なくとも2試合ぐらい余計にやっちゃうんですよね。」
晩年負けすぎたので、[消し]
* * * * *
ホセ・ナポレス(キューバ)
元世界ウェルター級チャンピオン。84戦76勝(54KO)8敗。「マンテキーヤ(バターのように滑らか)」の異名を持つテクニシャン
上田晋也
「ナポレスいかがでしょうか?バターのように滑らかなボクサー。」
瀬戸口プロデューサー
「僕は実際見てないんで分かんないですね。強いとは聞いてますけど。」
渋谷記者
「ナポレスもやっぱり左フックが強い選手ですけどね。」
上田晋也
「だからね、僕も(リストアップする時)ある程度は消したんですよ。リアルタイムで見てない人っていうのはね。ただ、何人かは一応残さなきゃなって事で入れといたんですけど。」
全員一致で、[消し]
* * * * *
マイク・マッカラム(ジャマイカ)
元WBA世界J・ミドル級、元WBA世界ミドル級、元WBA世界S・ウェルター級、元WBC世界L・ヘビー級チャンピオン。“ボディスナッチャー”の異名を持つボディブローの名手
今岡会長
「この選手は、もう職人芸みたいな。ボディスナッチャーとも言われますけど、ジャブが本当にうるさいというか。目立たないんですけど、小刻みなジャブでポイントを稼いで、いつの間にか勝ちにいくっていう。本当は入れたいぐらいなんですけど、ちょっと人数の計算でいくと、ちょっと外せざるを得ない状況なんで…。」
斉藤チーフ
「僕、これ残したい派ですね。」
渋谷記者
「確かにいいボクサーですし、カリー倒した試合なんていい試合でしたけども、まあ…僕は消しですね。」
上田晋也
「もう一つ、インパクトが足りないんですかね。だって、ハーンズとかとやってても、マイク・マッカラムの方がひょっとしたら勝つかも分かんないですよね。」
瀬戸口プロデューサー
「僕もね、2試合ぐらいしか見てないんですけど、印象薄いんですよ。よく分かんないですね。」
インパクトが足りないという事で、「消し」
* * * * *
オスカー・デラホーヤ(アメリカ)
元IBF、WBO世界ライト級、元WBO世界S・フェザー級、元WBC世界S・ライト級、元WBC世界ウェルター級、元WBA世界S・ウェルター級、元WBO世界ミドル級、現WBC世界S・ウェルター級チャンピオン
上田晋也
「もうすぐ引退しますけれども、一応歴史には残りますよね?6階級制覇ですから、唯一の。」
今岡会長
「難しいですね…。一度引退して、また復帰して。引退した時の顔って、もうプロモーターの顔になってましたから、もうダメだろうなと。…思った所が、やっぱり実力派ですよね。」
上田晋也
「そうですよね。去年のマヨルガ戦も、意外に錆びついてないぞ?っていう感じでしたよね?」
斉藤チーフ
「いい試合でしたよね。」
上田晋也
「初回からいきなり、いいタイミングで左のフック持っていきましたしねえ。チーフは残したい方ですか?」
斉藤チーフ
「僕はどっちかというと、デラホーヤ消しのマッカラム入れたい派ですね(笑)。」
渋谷記者
「僕もデラホーヤ、消しですね。」
上田晋也
「一刀両断ですね。デラホーヤなんて、みたいな(笑)。」
渋谷記者
「いやいやそうじゃないんですけど(笑)、確かに90年代から2000年越えて世界のボクシング引っ張ったっていう功績も大きいですし、技術的にも決して鈍くさいわけじゃないですし。でも、やっぱりちょっと無理のある6階級制覇とかも見ちゃったりしちゃったっていうのもね、マイナス点になっちゃって…。」
上田晋也
「ちょっとデラホーヤって、作られたスターみたいな感じは否めないですもんね。」
渋谷記者
「強いのは間違いないと思いますけども、ちょっとねぇ…そういうマイナス面を感じちゃう部分が…。」
瀬戸口プロデューサー
「僕も消しですね。本人のせいじゃないんでしょうけど、エルナンデスと戦った時とか、チャベス戦とか、何か微妙に向こうが力落ちてきたなっていうのを見計らってやってるような気がして。」
上田晋也
「でも、トリニダード戦とか、クオーティーとの試合なんて、いわゆる全盛期対決だったりね。」
瀬戸口プロデューサー
「あの辺とかマヨルガ戦とかは、あれ?っと(いい試合だと)思いましたけど、やっぱりその辺(マイナス面)の印象が強いんで…。」
上田晋也
「僕もデラホーヤは…消しですね。」
全員一致で、[消し]
* * * * *
テリー・ノリス(アメリカ)
元WBC・IBF世界J・ミドル級チャンピオン。56戦47勝(31KO)9敗。スピーディーで小気味のよいボクシングが定評
上田晋也
「最晩年ですけどレナードに勝ってますけども。ノリスは残したい方、いらっしゃいます?」
ゲスト陣
「…。」
上田晋也
「ノリスはやっぱりちょっと、全然ここには足りない?」
斉藤チーフ
「…と思いますね、僕は。」
上田晋也
「チーフは、ノリスの良い所ってどの辺ですか?」
斉藤チーフ
「スピードありましたね。速くてパンチあって。」
上田晋也
「レナードがもしね、負けてはいますけど全盛期に戦っていたら、問題にしなかったんだろうなっていう気はしますね。」
全員一致で、[消し]
* * * * *
ジュリアン・ジャクソン(アメリカ)
元WBC世界J・ミドル級、元WBA世界ミドル級チャンピオン。47戦46勝(43KO)1敗。
斉藤チーフ
「僕は消しですね。この人も凄いハードパンチャーで、一時期は無敵でしたけどね。」
瀬戸口プロデューサー
「そこにジュリアン・ジャクソン出すんだったら、ジェラルド・マクラレン(アメリカ)を入れるべきですよ。」
上田晋也
「ああ、そうか。2回とも勝ってるわけですからね、ジェラルド・マクラレンが。」
瀬戸口プロデューサー
「上田さん好きなハグラーが手こずったムガビを1RでKOしてますから、マクラレンは。」
上田晋也
「コレ、なぜマクラレンが入ってないのかと?それが不満?でも、確かにジュリアン・ジャクソン入れるんだったら、マクラレン入れないのは失礼かもわかんないですね。ジェラルド・マクマレン入れて欲しい人、いらっしゃいます?」
ゲスト陣
「…。」
上田晋也
「え〜、瀬戸口さんだけなんで「消し」(笑)。」
渋谷記者
「(リスト)全体の中には間違いなく入ってくるとは思うんですけど、BEST10になるとどうなのかなぁ。」
上田晋也
「じゃ、ジャクソンよりはマクマレン派?」
斉藤チーフ
「そうですね。でも、個人的な好みですよ、それはもう。」
瀬戸口プロデューサー
「「隠れベスト3」で構わないですから。」
上田晋也
「ああ、そうですか。勝手にやっちゃって下さい。」
ゲスト陣
「(笑)。」
ジャクソン、マクラレン、共に[消し]
* * * * *
アントニオ・セルバンテス(コロンビア)
元WBA世界J・ウェルター級チャンピオン。103戦89勝(43KO)11敗3分。J・ウェルター級史上最多16度防衛
今岡会長
「日本で門田新一さんと…。」
上田晋也
「ライオン古山さんとかねえ。セルバンテスどうでしょう?結構、右のストレートも左のストレートも伸びてくるし。右のロングアッパーもかなりの距離からくるイメージありますけど。」
今岡会長
「やっぱりベニテス消してるんで、これもう…。」
上田晋也
「ああ、そうか。ベニテス、簡単にとは言わないですけど、セルバンテスに勝っちゃいましたしね。チーフ、何が足りないんでしょうね?セルバンテスに。」
斉藤チーフ
「いやぁ…何も足りなくないですよね(苦笑)。」
上田晋也
「16回防衛してるんですからねえ。でも、この中に入ると、今ひとつ物足りない…。」
印象度の問題からも、[消し]
* * * * *
シュガー・レイ・ロビンソン(アメリカ)
元世界ウェルター級、元世界ミドル級チャンピオン。「最強」と言われた近代ボクシングのパイオニア
上田晋也
「この人は、全階級でNo.1じゃないかっていう人が多いですね。ただ、我々はリアルタイムではないと。一応、伝説の人だから入れておきましたけど…。ロビンソン、どうなんでしょうね?」
今岡会長
「もちろん本当に古い映像でしか見た事ないんですけど…。僕のボクシングバイブルでジョー小泉さんの「ボクシングは科学だ」っていう本があるんですけど、そこにこの人の話がよく出てくるんです。シュガー・レイ・レナードがシュガー・レイ・ロビンソンに憧れて、この“シュガー・レイ”って名前を付けたっていうのも聞いてますし、その偉業と本に載ってる内容というものも加味すると、僕はこの人、入れたいですね。」
渋谷記者
「リアルタイムで見てない人を、もし一人しか選んじゃいけないんだったら、シュガー・レイ・ロビンソンだと思うんですね。やっぱり“20世紀で最も偉大なボクサー”っていう、20世紀終わる時に各メディアの企画なんかがあった時は、ほとんどがロビンソンでしたからね。」
上田晋也
「ロビンソンかアリか、みたいな。」
渋谷記者
「アリは、20世紀で一番偉大なスポーツアスリートで選ばれてましたね。ボクシングだとシュガー・レイ・ロビンソン。」
上田晋也
「外しちゃダメなんでしょうね。確かにもちろんそんなにいっぱい試合観てるわけじゃないんだけど、ジェイク・ラ・モッタとの試合とか観ても、ラ・モッタ、ただこう(ガードしながら)右左振ってくるだけなんだけど、それに(ロビンソンは)パパーンと。今のボクシングをやってたりはするんですよね。」
渋谷記者
「この人からですからね。そういう今のボクシングを作ったっていう功労者としてはね、評価は高いんですよね。」
上田晋也
「60年とか前のフィルムでも、洗練されてはいるんですよね。瀬戸口さん、いかがですか?」
瀬戸口プロデューサー
「今、上田さんが言ったその試合しか、僕も観てないんですけど、やっぱり凄いですね。あの当時でああいう試合をしてたっていうのは。」
上田晋也
「だから、アリなんかも憧れたって言いますしね。」
伝説のボクサーという事で、全員一致で[残し]
* * * * *
マーベラス・マービン・ハグラー(アメリカ)
元統一世界ミドル級チャンピオン。67戦62勝(52KO)3敗2分。完璧なテクニックで11年間無敗
今岡会長
「残しですね。文句なしです。80年代の4強ですよね。その中で、レナードに比べるとちょっと地味なイメージは否めないんですけど、実力的にいったらやっぱりこの人じゃないかと。」
斉藤チーフ
「僕も残しですね。この人、切り替えが巧いですよね。長いパンチ打って、相手がくっ付いた所に急に短いの打つとか。そういうのが凄い速かったなと。」
上田晋也
「時にはスイッチしてオーソドックススタイルで戦ったりなんていうのもね。渋谷さんは、ハグラーは?」
渋谷記者
「当然、残しですね。男ハグラーは当然残しです。何も言う事もなく残しです。」
上田晋也
「渋谷さん好きですもんね、ハグラーね。だから俺ね、渋谷さんがハグラーを最終的に何位に持ってくるのかっていうのが楽しみなポイントですけどね。瀬戸口さん、ハグラーは?」
瀬戸口プロデューサー
「残しで、はい。」
上田晋也
「これは全員、文句なしですね。」
全員一致で、[残し]
* * * * *
ヘンリー・アームストロング(アメリカ)
元世界フェザー級、ライト級、ウェルター級チャンピオン。史上唯一の三階級同時制覇。181戦151勝(101KO)21敗9分
上田晋也
「これも伝説の人でね。ただ書物とかで見る限りは、この人残さなきゃいけないのかなっていう事で、一応挙げておきました。ただね、同時3階級制覇でしょ?しかも、10階級しかない時代の3階級。3割をこの人が占めてるわけですよ。そういう意味で言うと、たぶん怪物だったんだろうなっていう気がするんですけど。まあ、如何せん試合を観てないからっていうのが大きいですけど。どうなんでしょう?」
渋谷記者
「ロビンソンを残さざるを得なかったから、ちょっとアームストロングには…ごめんなさいしちゃってもいいかなと思うんですけどね。」
全員一致で、[外し]
* * * * *
カルロス・モンソン(アルゼンチン)
元世界ミドル級チャンピオン。102戦89勝(61KO)3敗9分1NC。「ライフル」と形容された右ストレートが武器
上田晋也
「だってハグラーもね、モンソンの防衛記録には届きませんでしたよ。」
斉藤チーフ
「僕、消しですね。あともう一人ですよね?」
上田晋也
「なるほど、この(リストの)中に残したい人がいると。いいですよ、そういう消去法でもね。」
渋谷記者
「うーん…これ悩みますね。…残しかなぁ。でも、(リストに残ってる)シェーン・モズリーもいいんだよなぁ。僕、現役では、モズリー1番ですね。」
上田晋也
「デラホーヤとやった時とかも、速かったですよ、モズリー。」
渋谷記者
「…やっぱ、僕はモンソン、残しで。やっぱりプライベートでも破天荒なところも、いかにも昔ながらのボクサーって感じでいいじゃないですか。」
上田晋也
「分かりました。会長、この3人の中で、誰残したいですか?」
カルロス・モンソン(アルゼンチン)
元世界ミドル級チャンピオン。102戦89勝(61KO)3敗9分1NC。「ライフル」と形容された右ストレートが武器
シェーン・モズリー(アメリカ)
元IBF世界ライト級、元WBC・IBA世界ウェルター級、元WBA・WBC・IBA世界スーパー・ウェルター級チャンピオン
バーナード・ホプキンス(アメリカ)
元WBC・WBA・WBO・IBF世界ミドル級チャンピオン。52戦47勝(32KO)4敗1NC。「ミドル級最強の男」として6年間王座に君臨
今岡会長
「これ…難しいですね…(苦笑)。」
上田晋也
「モンソンとホプキンスなんて、同じミドルですよ。で、防衛回数から言うと、ホプキンスが多い。瀬戸口さん、この3人で言ったら…?」
瀬戸口プロデューサー
「ホプキンスですね。何年位前ですかね、判定では結局負けましたけど、ロイ・ジョーンズとやってますよね。アレね、勝ってるんです、どう観ても。ロイ・ジョーンズも全盛期ですから、やっぱあの試合は凄かったんだなと。だから、底力凄いんじゃないかなと。」
上田晋也
「渋谷さんがモンソンで、瀬戸口さんがホプキンス、チーフは?」
斉藤チーフ
「僕も、ホプキンスなんですよ。今(瀬戸口さんが)おっしゃった通りですね。ロイ・ジョーンズ…そうですね。その当時は分かんなかったんですけど、ホプキンスがチャンピオンになって、防衛し始めてから、あの試合をまた観返して、やっぱコイツ強かったんだな、みたいな(笑)。」
上田晋也
「なるほどね、ふり返ってね。さあ、会長に結論は委ねられますけども…。」
今岡会長
「プレッシャーかかるんですけど(苦笑)、あの…ホプキンスで。」
上田晋也
「ホプキンス?ホプキンスにしますか!」
今岡会長
「マニー・パッキャオ(フィリピン)、入れようかと思ってたんですけど(笑)。」
上田晋也
「あ、パッキャオ入れたいっすか?でも、パッキャオ、軽量級で入れません?」
今岡会長
「そうですね。中量級というイメージでもないですよね、確かにそうですよね。」
上田晋也
「僕は、モズリー派ですわ。この3人で言うと。でも、一応3人がホプキンスで、モズリー2人って事なんで、じゃあ、ホプキンスでよろしいですかね?」
多数決で、ホプキンスが[残り]
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これで中量級10名が決定!…とここで、瀬戸口プロデューサーが、1人挙げたい選手がいるそうで…。
瀬戸口プロデューサー
「あの…4人とも反対すると思うんですけど、センサク・ムアンスリンというのを…。」
センサク・ムアンスリン(タイ)
元WBC世界J・ウェルター級チャンピオン。元ムエタイ出身のスーパースター。プロ3戦目でのタイトル獲得は最少記録
上田晋也
「あ、ないですないです。ハーンズに簡単にやられてます。」
瀬戸口プロデューサー
「いや、あのね、輪島功一を6RでKOして、その後、ソープに3回、3軒行ってるらしいんですよ。」
試合後「精力があり余って眠れない」ため、ソープを3軒ハシゴしたという武勇伝を残す上田晋也
「入れたいなぁ、そのエピソード聞くと(笑)。センサク・ムアンスリンって、確か3戦目で…。」
瀬戸口プロデューサー
「3戦目で、もうチャンピオンになってるんですよ。怪物なんですよね。」
渋谷記者
「アジアの選手入れようと思ったら、センサク入ると思いますよ。」
瀬戸口プロデューサー
「それで、えーと…初防衛戦がですね、ミドル級の最短記録持ってるんですよ。30秒。戦績も凄いんですよ、だから。」
プロ3戦目で世界タイトル獲得最少記録瀬戸口プロデューサー
初防衛戦で30秒KO最短記録
「やっぱり輪島戦の後にソープ3軒っていうのは、もう絶対入れるべきですよ。」
さすがに精力では選ばれませんでしたが、凄い気になる選手ではありますね(笑)。ちょっと調べてみたら、なんとガッツ石松戦の“試合前”にもソープで抜いてきたという伝説もあるみたいですよ(汗)。
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そして激論の末、選ばれたのがこちらの10名。
トーマス・ハーンズ(アメリカ) フリオ・セサール・チャベス(メキシコ) アレクシス・アルゲリョ(ニカラグア) アーロン・プライアー(アメリカ) フロイド・メイウェザー(アメリカ) シュガー・レイ・レナード(アメリカ) ロベルト・デュラン(パナマ) シュガー・レイ・ロビンソン(アメリカ) マーベラス・マービン・ハグラー(アメリカ) バーナード・ホプキンス(アメリカ) |
この中から、各出演者が「私が選ぶ!中量級ボクサー ベスト10」をランキング。総合ポイントが最も多かった選手が「上田ちゃんネル初代中量級最強ボクサー」に輝きます。
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私が選ぶ!中量級ボクサー ベスト10
瀬戸口修 (「上田ちゃんネル」プロデューサー) 01.アーロン・プライアー 02.ロベルト・デュラン 03.マーベラス・マービン・ハグラー 04.バーナード・ホプキンス 05.フリオ・セサール・チャベス 06.アレクシス・アルゲリョ 07.シュガー・レイ・レナード 08.トーマス・ハーンズ 09.フロイド・メイウェザー 10.シュガー・レイ・ロビンソン |
瀬戸口プロデューサー
「(1位のプライアーは)当時はあんまり…。まあ、メチャクチャ凄いやつだとは思ってましたけど。最近ちょっと2〜3試合観て見直して。コレ、ちょっと化け物ですね。(2位)のデュランも敵わないですね。デュランは、いわゆる中量級の4人組の中で、結構戦績悪いんですけど、どっちかと言うとライト級じゃないですか。だから、無理矢理上げてきて、それで戦ってるんで。もし同じ条件だとしたら、僕はやっぱりデュランが(4強の中で)一番強いかなっていう。で、ハグラーが3位と。ホプキンスも、結構最近では傑出したボクサーだなと思ってるんですけど。」
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渋谷淳 (ボクシングライター) 01.マーベラス・マービン・ハグラー 02.ロベルト・デュラン 03.トーマス・ハーンズ 04.アーロン・プライアー 05.シュガー・レイ・ロビンソン 06.フリオ・セサール・チャベス 07.アレクシス・アルゲリョ 08.シュガー・レイ・レナード 09.フロイド・メイウェザー 10.バーナード・ホプキンス |
渋谷記者
「僕が一番心打たれた、80年代中量級BIG4ですか。さっき言ったようにレナード中心に回ってるんですけども、やっぱりね、一番男ぶりを見せたのはハグラーだと僕は思うんですよ。逆にレナード、ちょっと低いんですけども。私が尊敬する偉大なハグラーとかデュラン相手に、あんな人を小バカにしたようなボクシングをやっちゃいけません、やっぱり。確かにあのスピードやテクニックは凄いですけど、ちょっと誤魔化してるだけなんじゃねえか?みたいな、悪口も言いたくなっちゃうんですよね。ハーンズは、ヤラレっぷりがたまらなく好きなんですよ。」
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斉藤一人 (イマオカボクシングジム チーフトレーナー) 01.シュガー・レイ・ロビンソン 02.ロベルト・デュラン 03.シュガー・レイ・レナード 04.マーベラス・マービン・ハグラー 05.アーロン・プライアー 06.フロイド・メイウェザー 07.フリオ・セサール・チャベス 08.トーマス・ハーンズ 09.アレクシス・アルゲリョ 10.バーナード・ホプキンス |
斉藤チーフ
「この人(ロビンソン)は1位じゃないとダメだと自分で最初から思ってました。もし、その時代みんな一緒だったら、この人に勝てないんじゃないかなとか。みんなこの人の姿を見て、ボクシングのスタイルが出来上がってったんだったら、たぶんこの人には勝てないんじゃないかと。(2位の)デュランと(5位の)プライアー、僕は一番この2人がいい試合するんじゃないかと思ってるんですけど、でも、この2人がやったら僕の予想はデュランが勝つと思ってるんですよ。」
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今岡武雄 (イマオカボクシングジム会長) 01.フロイド・メイウェザー 02.アーロン・プライアー 03.シュガー・レイ・ロビンソン 04.マーベラス・マービン・ハグラー 05.ロベルト・デュラン 06.シュガー・レイ・レナード 07.トーマス・ハーンズ 08.フリオ・セサール・チャベス 09.アレクシス・アルゲリョ 10.バーナード・ホプキンス |
今岡会長
「たぶん、これ皆さん絶対ないと思ったんですけど、(1位は)メイウェザーですね。やっぱ完成度と安定感と。面白くない車、あるじゃないですか。完成度は高いけど、ちょっと乗りたくないなっていう車。でも、完成度で言えば、もう群を抜いてるんじゃないかなと。尚且つ、今現役ですし、まだ伸びますよね。現時点でも、僕は試合を観て惚れ惚れしてました。2位に、この異端児ですね。この異端児(プライアー)と正統派(メイウェザー)をやらせてみたいな〜なんて。3位は、敬意を表してロビンソン、と。」
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上田晋也 (くりぃむしちゅー) 01.アーロン・プライアー 02.ロベルト・デュラン 03.シュガー・レイ・レナード 04.マーベラス・マービン・ハグラー 05.フロイド・メイウェザー 06.シュガー・レイ・ロビンソン 07.トーマス・ハーンズ 08.アレクシス・アルゲリョ 09.フリオ・セサール・チャベス 10.バーナード・ホプキンス |
上田晋也
「僕はね…いや、もちろん一番好きなボクサーで言ったら、断とつハグラーなんですよ。でもね、ちょっと…僕、プライアーを1位にね。この中だったら、プライアーが一番未知数で、底を見せてないっていう意味では…。さっき言ったように、プライアーとデュランの試合が一番観たいんですよ。で、プライアーの方が強いんじゃないかと。で、プライアー1位、デュランを2位と。で、レナードよりハグラーの方が好きなんですけども、やはりボクシング界を支えたとか、そういう意味で言うとレナード3位にして…。メイウェザーも一応ベスト5の5位にはしましたけれどもね。」
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以上のランキングを元に、ポイント計算された結果がこちら!
上田ちゃんネル的 中量級ボクサー BEST10 スーパー・フェザー〜ミドル級篇 01.アーロン・プライアー 01.ロベルト・デュラン 03.マーベラス・マービン・ハグラー 04.シュガー・レイ・ロビンソン 05.シュガー・レイ・レナード 06.フロイド・メイウェザー 07.トーマス・ハーンズ 08.フリオ・セサール・チャベス 09.アレクシス・アルゲリョ 10.バーナードホプキンス |
上田晋也
「こうやって見ると、落ち着きはいいですね。「おお、そうなんじゃない?」みたいな感じしますよね。一番観たいカードという意見もあったプライアーとデュランが同率1位と。」
今岡会長
「これ、妥当ですね。」
上田晋也
「これ、堂々とボクシングマガジンに持って行けそうな、ねえ?」
渋谷記者
「いや、いけそうですよ。デュラン1位って、結構妥当じゃないですか。プライアーも同率1位な所が、我々ならではって感じで。」
上田晋也
「ただ、プライアーの評価が異常にちょっと高かったのかも。このメンバーだとね。瀬戸口さん、どうです?この最終的な…?」
瀬戸口プロデューサー
「まあ、何か落ち着いちゃってて…。」
上田晋也
「何?その一人だけ「センサク・ムアンスリン入れろよ」みたいな(笑)。」
瀬戸口プロデューサー
「一応、11位に…(笑)。」
「上田ちゃんネル的 中量級ボクサー BEST10」は、規格外の怪物・プライアーと“石の拳”デュランが同率1位という事で。今回もかなり濃い内容でしたが、それでも前回までのような技術論を語り合うのではなく、選手の格付け企画だったので、ボクシングの回が苦手だという人も、割と楽しめたのではないでしょうか。ボクシング対談初登場の瀬戸口さんも、何気に専門家に負けず劣らずの知識量で(笑)。
それにしても、いくらボクシングの知識がないとはいえ(デュランの名は藤原組で覚えたほど)、上手くまとめられなくて、いつも以上の長文に…。誰がこんなの読むんだ、みたいなorz それでもネットで色々と調べながら記事を書く作業は楽しかったです(笑)。
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「古坂大魔王一人ノーボトム!スタジオライブ!」
今回、古坂さんを楽しみにしていた方は、コチラの動画で盛り上がりましょう!ラーッセラッセ!!
古坂大魔王
「YouTubeをご覧の皆さん、こんにちは!ユーチューブをご覧の皆さん、こんにちは!古坂大魔王です!!」
≫ノーボトム WRITES
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Get チュー! / SHEの事実
AAA
上田ちゃんネルでおなじみのノーボトム・古坂大魔王が、「Samurai heart-侍魂-(Nu-JAPANESE-RAVE MIX)」で、リミックス参加!
テレ朝チャンネル
上田ちゃんネル
イマオカボクシングジム
前回:上田ちゃんネル #15
上田ちゃんネル攻略マニュアル「上田と古坂」
さるゲッチュっす。
#17&#18に及川奈央さんが出るそうなのでよろしくです。
次回、次々回と及川奈央さんが上田ちゃんネルに
登場するんですか?!
スカパーでは、ナンバーワンTV以来になるんでしょうか。
どんなトークになるのか楽しみですね。