2007年02月16日
テレビゲームジエネレーションch279「MONDO21」新番組「TVゲームジェネレーション〜8bitの魂〜」見ました。番組によると、最近ファミコンのようなシンプルなゲームを求める人たちが増え続けているそうです。秋葉原のレトロゲーム専門店スーパーポテトでは、ファミコン世代のお客さん、ファミコンより年下の男の子、8bitゲームのためにテキサスからやって来たという外人さんなど、様々な人が楽しそうに8bitソフトを物色していました。

お客さんの声
「操作が簡単でわかりやすい。」
「なんか味がある。極端に難しかったりする所をやり込むのが楽しい。」
「ヤッパリ8ビットノソフトハ、サイコウダヨ。モウ8ビットイガイハ、ゲームジャナイヨネ。」


僕も最先端のゲームは苦手でシンプルなゲームに魅力を感じるタチなんですが、この番組は、新たにオリジナルの8bitゲームを作ってしまおうというスゴイ番組なんです。

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アタリショック

VIDEO COMPUTER SYSTEM
ATARI 1977年発売
世界で初めてアメリカで大ヒットしたビデオゲーム機。


それまで本体内蔵が当たり前だったゲーム機に、世界で初めて外部からのカートリッジを採用し、大ヒット。しかし、その人気は僅か5年で終息。ゲームソフトの濫作=クソゲーばかりのゲーム機に成り下がってしまったのが原因。それを「アタリショック」と言います。

そしてアメリカの教訓を元に生まれたのが、日本のファミリーコンピュータ(ファミコン)。任天堂は、価格と性能のバランスを考え、なるべく安く抑えるために色数や音源などの機能を極限まで削ぎ落とし、“ゲームの内容”で勝負したことで大成功。これは現在の「Wii」にも受け継がれてますね。あの内容で1990年発売のスーパーファミコンと変わらない定価25,000円は凄いと思います。

「マリオ」、「ゼルダ」、「ドラクエ」、「FF」などは、全て8bit時代に誕生したもの。全ては8bitに通じる。その時代の開発者たちは、どんな創意工夫をしていたのか?それを知るために「実際にゲームソフトを作ってみればいいじゃないか」という事になったんですね。

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まず、ゲーム作りに必要なのは、ゲームディレクター。こちらは番組ディレクターの小林さんの友人で、数々の有名格闘ゲームを手掛けたゲームプロデューサーポリゴン犬飼さんにあっさり決定。犬飼さんは、Eスポーツ(対戦ゲームをスポーツのように真剣に取り組む)を提唱するEスポーツプロデューサーとしての顔も持ちます。
ポリゴン犬飼
ポリゴン犬飼「引き受けたのは二つ理由があって、一つは小林さんがしつこいんで…やんなきゃいかんなと。あともう一個は、僕がやってるEスポーツ。対戦ゲームをスポーツとして楽しむという。もの凄い“ゲーム”という名の語源にもなっているような基本的な事を、もう一回見直さなきゃいけない時期っていうのが、今僕の中に来ていて。何がコンピューターゲームで人と遊ぶ事の原点なのかっていうのが見えづらくなりつつあって。それをもう一回バリバリバリッと剥がしていけるチャンスというか。こんなチャンス、滅多にないんで。コンピューターゲームの原石みたいな物が、作る過程で見えてくるんじゃないかなっていうのが。」


メインとして使うのは、ファミコンをパソコン上で擬似的に再現できるというエミュレーター。そして「ファミコンというのは、もの凄く原始的な機械」という事で、アセンブラという前時代的なプログラム言語でプログラムをしなければいけないそうです。
ポリゴン犬飼
「最近はもうちょっと高度な言語で書いてる人しかいないので、アセンブラでまず書いてる人っていうのを探すのが大変じゃないかなと思うわけですよ。」


* * * * *

アセンブラができるプログラマーを探すため、まずはコミケに潜入。しかし、ファミコン時代を感じさせるゲームを多数見つけるも、どれも「C言語」、「C++」、「ビジュアルC」などで制作されたもの。

そんな中、番組スタッフはネットの中で「めくるめくファミリーベーシックの世界」という“ファミベー”への熱い想いが綴られた興味深いサイトを発見。

ファミリーベーシック
1984年発売 定価14,800円
BASICというプログラミングを用いたゲーム制作キット


ファミリーベーシックは、僕は当時友達が持っているのを遊ばせてもらってましたが、小学生だった僕らは何をしていいのか分からず、結局音楽でばかり遊んでいた記憶があります(笑)。

「ビュンビュンレーザーとは?」

HPの主・よっしんさん
「ファミコンマガジンというのがありまして。裏技の特集で、グラディウスのオプションが、普段は2つまでしか付かないんですけど、6個付いてる画面が出ていて。そこで「1個だけウソの裏技が混じってます」っていう“ウソテククイズ”っていうのがあったんです。…ウソテクだったんですけどね(苦笑)。画面も綺麗だったし信用してたんですけど、次のファミマガ見たらウソだって書いてあって…。ガクゼンとして「自分で作る」って言って、ファミリーベーシックを持ってる人を探してきて…。」


よっしんさんがファミリーベーシックで作った、オプションが5個付けられる“グラディウスモドキ”「ザックナー」。5つのオプションから放つ、本物よりはるかに強烈そうなレーザー、これが“ビュンビュンレーザー”の正体だったんですね。よっしんさんのHPで画像が紹介されていますが、レーザーに巨大ボス、ファミベーなのにかなり凄いです。削れる機能は徹底的に省略し、ギリギリまでデータを書き込んでいったストイックな作品なので、雑誌のベストプログラマー作品に選ばれた時には「怨念めいてる」という誉め言葉までいただいたそうです(笑)。

これは期待できそう!…と思ったら、よっしんさんは多忙につき無理だそうで…残念!「ファミリーベーシック」、「ウソテクから生まれた怨念ゲーム」という“ハマる要素”がある方だっただけに、これは本当に残念!!

* * * * *

猪尾和也そんな中、某サイト経由で、数多くの大手企業のソフト開発に関わってきたという凄腕プログラマー猪尾和也さんが名乗りをあげてくれたそうです。まだ25歳。ヒゲを蓄えてるのもあってか、とても貫禄を感じさせる方ですが、声を聞いたらやっぱまだ若い(笑)。
猪尾和也
「個人的な思い出としては、ソフト買ってもらえなかったですね(笑)。いやぁ…買ってもらえなかったですね、本当に…ファミコンソフト。家の親、わりと厳しい人で。友達の家とかに行くと、ファミコンソフトがいっぱいあるわけじゃないですか。…家、ないんですよね(苦笑)。でも、だからこそプログラミングを覚えたっていう面もあるんで。」


おおっ!こちらもファミコンソフトを買ってもらえなかったという、ある意味“怨念”めいたものが(笑)。それをゲーム制作にぶつければ、凄いゲームが出来上がりそうですね。僕が子供の頃は「作りたい」という発想はありましたけど、「プログラミングを勉強して…」とはならず、スゴロクやパズル的なアナログな物になっていました。僕みたいな学校でのただの遊びの延長に比べて、本格的に勉強してプログラマーになった人たちは、本当に凄いと思います。

この番組はただ面白いだけではなく、かなり勉強にもなります。マニアックな内容なんですけど、ナレーションで噛み砕いて説明してくれてるので、最後まで楽しく見る事ができました。ゲーム好きな方にはオススメの番組ですよ。

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TVゲームジェネレーション〜8bitの魂〜
MONDO21
吉田研究所@世田谷
スーパーポテト
この記事へのコメント
こんばんわ、マック様

若い世代でもレトロが受け入れられている事は嬉しいです。そういえば、氷川きよしさんが一時期オフの時はファミコンのソフトで遊んでいると言ってました。今でもプレイなさっているのかなあ?

アタリという言葉、久々に聞きました^^
Posted by kenjipunkrock at 2007年02月19日 01:18
kenjipunkrockさん、こんばんは。

>若い世代でもレトロが受け入れられている事は嬉しいです。

やっぱりシンプルなものは、時代を感じさせなかったりしますからね。
逆に今の凝りすぎたRPGなんかだと、「映画見た方がいいじゃん」
みたいに感じちゃったり。

>氷川きよしさんが

そうそう、ゲームセンターCXのDVDも自腹で購入するほどの
ゲーム好きなんですよね。


Posted by マック at 2007年02月19日 21:57
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