チャットモンチー 2000年結成の3ピースガールズロックバンド。切なくもキャッチーなメロディは幅広い層の支持を集めている |
チャットモンチー、左から、高橋久美子さん(Dr/Cho)、福岡晃子さん(B/Cho)、橋本絵莉子さん(G/Vo)。ジョージさんとチャットモンチーの皆さんが再会するのは約2年ぶりだそうで。
福岡晃子
「夏フェスイベントで、ステージ上でいっぱい質問してくれて。それでそれに答えるっていう。」
ジョージ・ウィリアムズ
「ステージの上で喋ってたんですよね。楽屋も隣で、そこで初めて会って、そこで写真も一緒に撮って。確かに「この人達いくな」っていうニオイっていうかオーラがあったんですよ。(昨年)武道館じゃないですか!どうなんですか?武道館に立った時に、「当然私達はここに立っているべき」って思っていたのか…どういう心境なの、数年前と?」
高橋久美子
「どんどん段階を踏んでいくから、一気に武道館っていうわけじゃないから。徐々にAXやってZeppやって、それで武道館だったから、そんなに「出来へん〜」とかではなかった。」
ジョージ・ウィリアムズ
「武道館に立つ事って、3〜4年前までは「あなた達のようなバンドは、世の中に一杯いるんだよ」とか、噂ではそういうようなことを言われたっていうのを聞いた事あったんですけど…。でも、例えば、1万人の前に立つと、自分達が成功すると信じてなかった人達の顔が浮かんだりとか、何かやり返したぞ!っていう気持ちになるんですか?」
福岡晃子
「「やり返した」っていう気持ちがなくて、むしろ「ありがとう」っていう方が多かったし。達成感というよりも、ほんまに最大の通過点だったなって思って。「3人でここに立てて良かったな」ってやりながら思いましたね。ライブの曲も、デビューした時からのCD出した順でやったんですよ。だから、テレビに出てない曲とかは知らないお客さんいっぱいいるでしょ?知らない曲も全部聴いてくれて。やって良かったなって凄い思いました。」
ジョージ・ウィリアムズ
「これがポジティブ思考じゃないですか。俺がネガティブ思考。この違いですよね。」
一同
「(笑)。」
ジョージ・ウィリアムズ
「俺が武道館立ったらね、「おい、ラジオ局のお偉いさん、俺が普通のDJだと思ってただろ?F○CK YOU!」とかね。」
一同
「(笑)。」
ジョージ・ウィリアムズ
「実際、そういうこと言われたことあるんですよ。」
高橋久美子
「でも、それも大事だと思うんですよ、反骨精神みたいな。そこからいった部分もウチらもめっちゃあるから。その気持ちって絶対大事だと思う。」
ジョージ・ウィリアムズ
「じゃあ、OKなんだ?」
高橋久美子
「OK!全然ネガティブじゃないよ。」
ジョージ・ウィリアムズ
「例えば、チャットモンチーはもちろん物を蹴ったりしないけど、心の中では物を蹴ったりするんですか?」
橋本絵莉子
「あるある。」
福岡晃子
「「五万といる」って言われた瞬間、賞状破り捨てて帰ったろかと思ったぐらいだもん。優勝したのに言われたんですよ、グランプリとって、コンテストでね。「君らしかマシなのいなかったから」って言われて。」
ジョージ・ウィリアムズ
「それまでは嬉しいんですよね。でも、その後に言われたのが…?」
福岡晃子
「そう。だから、「デビューとか絶対無理」とか言われた時は…。」
ジョージ・ウィリアムズ
「(物に当たる仕草)」
福岡晃子
「(笑)。でも、後で忘れちゃいますよね。そういうのも「ありがとう」って思えるし、これがなかったら練習とかせんかったかもしれないので。」
ジョージ・ウィリアムズ
「そういう事を言われる事によって、それをバネにして。あなたの為に作ってるわけでもないし。」
福岡晃子
「うんうん。」
ジョージ・ウィリアムズ
「「私達の良さを分かってくれる人達も、世の中にはあなた以外にもいっぱいいるよ」っていう。」
優勝までしてこんなこと言われたら、僕もジョージさんと同じ態度をとってしまうと思う…(苦笑)。
Last Love Letter
チャットモンチー
チャットモンチー史上初となるすべてセルフプロデュースのシングル。
事前に書いてもらっていたアンケートで、「ジョージと一緒に何かやるとしたら?」の質問に「ジョージと一緒にアメリカっぽい物を食べに行く」と答えていた橋本さん。
ジョージ・ウィリアムズ
「これはどういう事ですか?アメリカってどういう物を食べに行きたいんですか?二人だけで食べに行くのか、マネージャーも必ず来てもらうのか。」
一同
「(笑)。」
橋本絵莉子
「そこまでちょっと考えてなかったんですけど、めっちゃデッカイもの!何か、何か大きい物が食べたい(笑)。」
ジョージ・ウィリアムズ
「例えば、七面鳥を油で揚げてそれを食べるとか、そういう事ですか?」
橋本絵莉子
「何かワーッと割ったらウワッと入っとるとか、そういう物。」
ジョージ・ウィリアムズ
「それ、毎年やってますよ、七面鳥。」
福岡晃子
「でも、お肉ダメなんですよ。」
ジョージ・ウィリアムズ
「アメリカっぽい物を食べたいって言って、お肉がダメってどういう事よ…?」
橋本絵莉子
「(笑)。」
アメリカっぽい食べ物で肉がダメとなると、ほとんどのものが…。パンが大好きとの事なので超特大パンケーキとかでしょうか(笑)。続いて、「最近一番嬉しかった事」という質問に「人助けが出来た事」と答えていた福岡さん。
福岡晃子
「これね、海外旅行行ってた時にカフェでお茶してたら、隣の観光客の外国の方が出てったんですね。そしたら忘れ物をしてたんですよ、お土産を。で、店員さんがそのお土産を持っていこうとしたら、そのさらに隣の席の人が「それ僕の」って言って取ろうとしたんですよ。」
ジョージ・ウィリアムズ
「OH!」
福岡晃子
「それはイカンと思って、私呼びに行ったんですよ、その隣に座ってた人。だいぶ離れてたんですけど、走って呼びに行って。英語をちょっとだけ習い始めてたから、英語で…ごっつ拙い英語だったんですけど、「忘れてますよ、お土産」って言ったら、「ありがとう!」って凄い感謝してくれて。久々に良いことしたなと思って。」
ジョージ・ウィリアムズ
「確かに素晴らしい事!その隣の人は盗もうとしたんですね?それは誰が止めたんですか?」
福岡晃子
「店員さんが「違う」と雰囲気で読んで。私も「違うそれ」みたいに雰囲気は出してたんですけど。でも、その人が泥棒みたいになったら失礼だから「本人連れてくるから」みたいに。」
ジョージ・ウィリアムズ
「何を言ったんですか?僕、英語分かるんですよ。」
福岡晃子
「Can you speak english?」
ジョージ・ウィリアムズ
「Yes, I can.」
福岡晃子
「Did you forget your souvenir?」
ジョージ・ウィリアムズ
「Oh! Thank you! Chu!そう伝わった?」
福岡晃子
「伝わりました(笑)。何人の方か分からなかったから、最初に「英語喋れますか?」って聞いたら、「全然喋れます。むしろこれが母国語です」みたいな事を言われて、「ああ、すいません」みたいな…(笑)。」
ジョージ・ウィリアムズ
「(笑)。でも、素晴らしいじゃないですか。世の中には、周りで嫌な事が起きてても知らないフリをしている人はいっぱいいるのよ!でも、中にはね、嫌な事があれば立ち上がる女がいるのよ!」
海外でこういう行動をとるって、とんでもなく勇気のいる事ですよね。英語喋れたとしても僕には真似できないかもなぁ…。そして、実は国語の教員免許を持っているという高橋さん。
ジョージ・ウィリアムズ
「国語って日本語の事じゃないですか。日本語って僕にとって、第2の言語なんですよ。でも、自分の気持ちを一生懸命いつも伝えようとしてるんですよ。言葉で何かを伝えるとか、言葉で何を一番意識したほうがいいんですか?先生として。」
高橋久美子
「言葉ですか…?
ジョージ・ウィリアムズ
「言葉のどういう所が美しいんですかね?これはジョージ、必ずテレビとかラジオで喋ってるから、先生も私として…私として…確かに噛んだよ、今!何見てんだよ!」
高橋久美子
「(笑)。」
ジョージ・ウィリアムズ
「「これだけジョージ・ウィリアムズ覚えとけ!」、先生!規律!礼!お願いします。」
高橋久美子
「…(笑)。私が思うのは、伝えようとする意思が一番大事だと思うんですね。だから、自信を持って喋ってるジョージは凄いと思うんです。例えば、言葉足らずだったりするかもしれないけれど、意思を持って自信を持って喋ってるでしょ?ちっとも恥ずかしいなんて思って喋ってないでしょ?だから、そこが一番大事やと思うんです。それは、私達が海外に行った時もそうなんだと思うんですけど、言葉足らずでもいいから意思を持つ事。」
ジョージ・ウィリアムズ
「文法が間違っていても…もちろん文法が正しい方がいいんですけど、でも、その気持ち、魂をボンッ!て出す事。」
高橋久美子
「そっちの方がよっぽど伝わるし、大事なことだと思いますよ。」
ジョージ・ウィリアムズ
「ありがとうございます、わかりました。でも、よく言われるのが、「ジョージは凄く熱くて何か伝えようとしてるのは分かるんだけど、肝心の何を伝えたいのかが分かんないんだよ」って言われる事もあるんですよ。それについて…?」
高橋久美子
「本当ですか?それは…頭の中でよく考えてから、自分は何が伝えたいかを一番最初に考えてから発するという事が大事ではないかと…(笑)。」
一同
「(笑)。」
ジョージ・ウィリアムズ
「そうですよね。情熱を伝える事は大切。でも、あとは「おいウィリアムズ!脳味噌使えよ!」っていう事ですね?」
高橋久美子
「そうです(きっぱり)。」
ジョージ・ウィリアムズ
「ありがとうございました。…最高(笑)。」
やはり多少は考えてから発する事が大切なようです(笑)。
チャットモンチーのガレージアイテムは、いつもマスクマンを呼び出している黒電話に可愛いペイントを。制作時間は番組最長の20分!
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