2009年01月05日
ch717「テレ朝チャンネル」で、昨年11月29日〜30日に生放送された「上田ちゃんネル 24時間ぐらいTV」より、上田ちゃんネルのメイン企画「上田ボクシングちゃんネル」をピックアップしました。今回のテーマは、前回「#35」で選ばれたBEST10の選手を中心に戦わせてしまおうという夢の企画「軽量級 夢のトーナメント戦」。

上田晋也
「そもそも上田ちゃんネルっていうこの番組をやろうと言い出したのが、「左フックで1時間」とか「右ストレートで1時間」という、ボクシングの濃い話をしたいなっていうのがね、出発点だったわけで。今回この企画を24時間でやらないわけにはいかないという事で、この時間にお送りしたいと思います。」


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今回のテーマ
「軽量級 夢のトーナメント戦 ミニマム〜フェザー級篇」


今岡武雄斉藤一人
渋谷淳瀬戸口P&桐畑トール

ゲスト
今岡武雄(イマオカボクシングジム会長)
斉藤一人(イマオカボクシングジム チーフトレーナー)
渋谷淳(ボクシングライター)
瀬戸口修(「上田ちゃんネル」プロデューサー)
桐畑トール(ほたるゲンジ ツッコミ担当)


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上田晋也
「桐畑さんには、ここで席を外していただいて…。」
桐畑トール
「何でですか、初のボクシング…!」
上田晋也
「だって、ボクシングわかんないだろ?」
桐畑トール
「大好きですよ。」
上田晋也
「好き?例えば、好きなボクサー誰よ?」
桐畑トール
「カンムリワシですよ。」
上田晋也
「ああ、具志堅さん。」
桐畑トール
「親父が大好きだったんで、いっつも見せられて。その後、僕が見てたのが、浜田剛史さん。ショートアッパー。」
上田晋也
「まあ、今日は具志堅さんは多少関係のある企画だからね。」
桐畑トール
「で、真ん中の方が、釣り名人の方で?」
瀬戸口プロデューサー
「(笑)。」
上田晋也
「違います。」
桐畑トール
「カワハギのうるさい人でしょ?」
上田晋也
「うるさいですけども、ボクシングもうるさいんですよ。」


08年2月に放送された「上田ちゃんネル #35」では、「ボクシング史上最強の軽量級ボクサーベスト10」を決定。

上田ちゃんネル的
軽量級ボクサー最強ベスト10

01.リカルド・ロペス
02.ウィルフレド・ゴメス
03.カルロス・サラテ
04.アレクシス・アルゲリョ
05.勇利アルバチャコフ
06.ルーベン・オリバレス
07.マニー・パッキャオ
08.ファイティング原田
09.エデル・ジョフレ
10.カオサイ・ギャラクシー

上田晋也
「今日はですね、この人達を中心に、夢のトーナメント戦、これを組んでやったらどうなるか。これ意外にね、1位だからって、これで優勝するとは限らなかったりね。」
渋谷記者
「相性とかもありますからね。」
上田晋也
「そうなんですよね。一応トーナメントは、私が勝手に組んでみました。時間の方も今日はちょっと限られてるんでね、早速対戦を行いたいと思うんですけれども。」


* * * * *

1回戦 第1試合
リカルド・ロペス vs ファイティング原田

1回戦 第2試合
勇利アルバチャコフ vs 大場政夫

1回戦 第3試合
カルロス・サラテ vs エデル・ジョフレ

1回戦 第4試合
サルバドール・サンチェス vs 長谷川穂積

1回戦 第5試合
ウィルフレド・ゴメス vs カオサイ・ギャラクシー

1回戦 第6試合
ルーベン・オリバレス vs マニー・パッキャオ

1回戦 第7試合
アレクシス・アルゲリョ vs ジェフ・フェネック

1回戦 第8試合
ナジーム・ハメド vs 具志堅用高


* * * * *

軽量級トーナメント1回戦
リカルド・ロペス vs ファイティング原田

上田晋也
「日本のボクサーとしては唯一の殿堂入り、ファイティング原田さん。ボクシング協会会長でございますけれども、これは会長だからといって、気遣いは置いといて、単にボクサーとして考えていただきたいと思います。今岡会長はこの試合、どんな試合になると思いますか?」
今岡会長
「やっぱり原田さんがどんどん前に出て、それをロペスが左ジャブ、足でさばくっていう。ファイターのボクサーの典型的な試合になるんじゃないですかね。」
上田晋也
「じゃあ、序盤はロペスは多少見るんじゃないかと?」
今岡会長
「そうですね、やっぱりいつも通りガード上げて。原田さんは体振って前に出ていく感じじゃないですかね。」
上田晋也
「なるほど。チーフ、それぞれ、ロペスのいい所、原田さんのいい所っていうと、どの辺ですかね?」
斉藤チーフ
「ロペスは距離感とかいいですね。」
上田晋也
「じゃあ、原田さんも、そう簡単にはラッシュできないんじゃないかと?」
斉藤チーフ
「やっぱり懐に入っていくのが、まず第一作業になるんじゃないですか?そこまでいって、原田会長のラッシュですね。」
上田晋也
「懐に入って、もしコーナーにでも追い詰めようもんならね、ポーン・キングピッチ戦みたいな感じの、あのラッシュが!」
斉藤チーフ
「いつ止むのかっていうぐらいの。」
上田晋也
「あれこそ、本当にチョムチョムみたいな感じでしたからね、金竜飛(あしたのジョーより)のね。」
斉藤チーフ
「そうですね(笑)。」
上田晋也
「渋谷さん、これどういった試合展開になるでしょうかね?」
渋谷記者
「やっぱりですね、原田さんが仕掛けて、ロペスは慎重な立ち上がりかなという感じがするんですよ。そうすると、わりと有効打こそ入れられないかもしれないですけど、手数で原田さんが前半ポイントを重ねる可能性はあるんじゃないかなっていう気がしますね。」
上田晋也
「また、ファイティング原田さんの現役時代と、今のボクシングとは、いわゆる採点基準なんていうのも違いがあるでしょうしね。確かに手数がポイントに繋がるなんていうのもありますから。」
今岡会長
「攻勢ポイントですね。」
上田晋也
「そこでなんですけども、会長はこのロペスとファイティング原田さん、どのような結果になりそうですかね?」
今岡会長
「全日本の協会長されてるっていう、そういう利害関係は…。」
上田晋也
「一応、置いときましょう(笑)。」
今岡会長
「じゃあ、置いといてですね…(笑)。私も協会員ではあるんですけど、それを度外視して、ロペスですね。」
上田晋也
「どのへんでロペスを?」
今岡会長
「やっぱりロペスの完成度ですよね。全体的な完成度。原田さんの得する所って、チャンスになってからの雨あられの連打ですね。あの連打っていうのが、ひとつの持ち味だと思うんですけど、ロペスの持ち味は何かっていうと、やっぱり全体的なレベルの高さですよ。欠けてる所がないっていうのが持ち味じゃないかなと思うんですよね。」
上田晋也
「なるほど、色んなバランス・パワー・スピードでいうと、綺麗な…。」
今岡会長
「(パラメータが)円を描くような。そういった高さで考えると、やっぱり全階級通してもかなり高い所にくる選手ですし、パウンド・フォー・パウンドNo.1って言われる選手なんで、そういう意味で考えると、原田さんには申し訳ないんですけども、やっぱりロペスなのかなっていう。」
上田晋也
「KOで決まっちゃう?」
今岡会長
「それはちょっと分からないですけど、原田さんがKOされるっていうのも、ちょっと想像つかないんで、判定じゃないかなと思うんですけど。中差から大差にかけての判定になっちゃうのかなっていう。やっぱり時代も違いますし…ボクシングって時代によって技術がどんどん上がっていってるじゃないですか。時代が違うというのも加味して考えると、やっぱりロペスの中差および大差の判定になっちゃうんじゃないかと思いますね。」
上田晋也
「これは協会の会長だというのは置いといてですね。置いときましたけども、このDVDを原田さんに届けたいと思います。」
今岡会長
「すいません、原田会長すいませんでした(笑)。」
上田晋也
「届けないっつーの(笑)。さぁ、斉藤チーフは?」
斉藤チーフ
「僕は(DVDを)届けるんであれば、ファイティング原田さん…。」
上田晋也
「届けませんから(笑)。」
斉藤チーフ
「(笑)。」
上田晋也
「やっぱりでも、ロペスの完成度からいくとね?原田さんはもちろん素晴らしい偉大なファイターなんですけれども。」
斉藤チーフ
「本当そうですね。」
上田晋也
「ボクシングの進化というのもありますからね、時代を経てのね。渋谷さんはいかがでしょう?」
渋谷記者
「僕は、先ほど前半は原田さんがポイントを取るんじゃないかという話をしましたけども、でも、そうそういいパンチを打ち込めないと思うんですよね。だんだん手詰まりになっていって、結局ロペスの術中にはまって、最後はちょっとKOもあるかなと。」
上田晋也
「どっちかっていうと、詰め将棋のような試合展開って言うんですかね。瀬戸口さんはロペスが大好きですけれども。」
瀬戸口プロデューサー
「大好きです。」
上田晋也
「瀬戸口さん、この試合はどのように?」
瀬戸口プロデューサー
「原田さんが、コーナーを出る前から、ロペスはこう(両手上げて構える)やってますから。あれが大体3R〜4R続いた所で、もう見切っちゃうんじゃないですかね。」
上田晋也
「ほう、もう原田さんの動きを覚えて。」
瀬戸口プロデューサー
「腕の2倍ぐらい伸びる左フックか何かが当たっちゃってという。」
上田晋也
「ジャブと見せかけての左フックがね。」
瀬戸口プロデューサー
「そういう風に思いますね。まあ、会長なんかはちょっと言いにくいでしょうから、私が言いますけども。」
上田晋也
「そうですね、全くの部外者ですしね。一番いいやすいですから。」
今岡会長
「(笑)。」
上田晋也
「ちなみに桐畑さん、このロペスと原田さんの試合は、どのように?」
桐畑トール
「ロペスさんというのは、外国の方で…?」
上田晋也
「結構です、はい。」


○リカルド・ロペス(判定 KOもあるかも)ファイティング原田●

軽量級トーナメント1回戦
勇利アルバチャコフ vs 大場政夫

上田晋也
「右ストレート対決をちょっと見たいなと思う、そういう観点でこの試合を組んだんですけど、会長はこの試合はどのように?」
今岡会長
「非常に難しいですよね。伝説の大場さんに対して、勇利の伝説の右ストレートですよね、あれも。そう考えると…色んな展開が考えられるんですけど、一番最初に出てくるのは、やっぱり勇利ですね。」
上田晋也
「確かに、完成度というか精密機械と言いますか、そういう意味では勇利アルバチャコフの方なのかなという気がするんですよ。ただ、大場さんにはあの逆転KOっていう不屈の闘志があるでしょ。何かね、そこに懸けたい気もするんですよ。」
今岡会長
「確かにそのパターンも凄く想像できるんですけど、ただ勇利がいいのをもらってポカをするっていうのが、ちょっと考えにくいなっていうのもあるんですよね。大場さんの逆転のイメージも凄く沸くんですけど、やっぱり相手が勇利となると、そのレベルの高さ、完成度を考えると…。勇利はディフェンシブですし、そんなにパンチをもらった試合って記憶にないですし。だから、深入りする所に大場さんの伝家の宝刀右ストレートが当たる事も考えられないわけじゃないですけど、でもやっぱり、割合的には勇利に。」
上田晋也
「勇利アルバチャコフのKO?」
今岡会長
「申し訳ないですけど、KOですね。」
上田晋也
「KO濃厚と。チーフは?」
斉藤チーフ
「う〜ん、同じですね、会長と。」
上田晋也
「やはり中盤ぐらいでの勇利のKO?」
斉藤チーフ
「か、判定…かな?判定で勇利ですね。」
上田晋也
「1R目ぐらいに右ストレートを大場選手がもらって倒れてからの終盤盛り返すっていうね、そういう絵も浮かばんでもないですけどね。渋谷さんはいかがでしょうか?」
渋谷記者
「僕は大場さんの逆転劇を見たいんで、そっちに懸けたいですね。」
上田晋也
「ロマンがありますわね、そっちの方がね。」
渋谷記者
「もちろん、前半に勇利の右でダウンをして。」
上田晋也
「1回倒れてから、足首ちょっと捻挫ぐらいしてもらって。」
渋谷記者
「してもらって。どこか折ってもいいですけども(笑)。」
上田晋也
「そこからですよね(笑)。確かにそっちに懸けたい気もするよねえ。瀬戸口さんは?」
瀬戸口プロデューサー
「完成度から言ったら、勇利ですかね。日本でやっぱりああいう選手が見られたっていうのは、凄い幸せなことですよね。」
上田晋也
「確かに同時代にねえ。会長なんて、ほぼ同時期にリングに上がったりも。」
今岡会長
「同時期っていうか大先輩ですけど、本当に参考にさせてもらったというか、教科書みたいな人じゃないですか。あのプレーンなスタイルで、クセがないっていうんですかね、もう本当にボクシングの基本通りをそのまま実践して世界チャンピオンに君臨したっていうイメージがあるんで。本当に教科書ですね、僕にとっては。」
上田晋也
「じゃあ、これはやっぱり勇利アルバチャコフのKO…になっちゃいますかね、多数決で言うとね。夢は大場さんの逆転KOにかけたい所なんですけれどもね。」


○勇利アルバチャコフ(完成度の高さで)大場政夫●

軽量級トーナメント1回戦
カルロス・サラテ vs エデル・ジョフレ

今岡会長
「これが一番難しいんですよね(笑)。」
上田晋也
「難しいですね、ここね。」
今岡会長
「ジョフレとサラテが、やっぱり時代が違うっていうのもありますし…。僕らはサラテはよく見てますけど、ジョフレに関してはあんまり映像でお目にかかる事がなかったりして。でも、聞く話によると伝説じゃないですか。ジョフレは原田さん以外に負けてないですしね。」
上田晋也
「そうなんですよね、原田さんには2回負けてますけどね。」
今岡会長
「本当難しいんですけど…全盛同士で言ったら、僕はサラテで。」
上田晋也
「サラテの素晴らしい所って、どの辺ですかね?」
今岡会長
「やっぱりインサイドからくる…右ストレートを打つ時にですね、こういう風に(外側に)伸びていくんですよね。右ストレートっていうと、どちらかというと(内側に)カーブしていく被せるような右ストレートなんですけど、サラテの場合は下から(外側に)入っていくというか…。」
上田晋也
「効くんですか、こういう軌道で?」
今岡会長
「普通の考えでいうと、やっぱり効かないような気がするんですよね。体重乗せるんだったら、やっぱり上から乗せた方がいいと思うんですけど、あの人の右ストレートはこういう風に伸びて行きますよね。だから、見えにくいんだと思うんですよ。」
上田晋也
「ああ、なるほど。」
今岡会長
「パンチが強いか弱いかよりも、見えるか見えないかっていう観点で考えると、サラテの右ストレートって凄いものじゃないかなっていう。後にも先にもあんまり見た事ないんで、ああいう右ストレートは。分かっていてももらうようなパンチだと思うんですよね。」
上田晋也
「だから、あれだけKO率も高かったんですかね。サラテのKO?」
今岡会長
「サラテの判定で、はい。」
上田晋也
「まあ、黄金のバンタムに敬意を表してね。」
今岡会長
「ジョフレファンの方に怒られてしまいますから(笑)。」
上田晋也
「チーフは?」
斉藤チーフ
「僕は…これ難しいですよね、本当に。もうどっちいってもおかしくないと…特にこれは。」
上田晋也
「どうします?」
斉藤チーフ
「今、会長はサラテの方にいったんで、僕はジョフレに。」
上田晋也
「ジョフレに。ジョフレの良い所は?」
斉藤チーフ
「ジョフレは、ディフェンスもちゃんとしっかりしてて、あの時代でもKOパンチャーですよね。」
上田晋也
「やっぱりパンチもあったんでしょうね。」
斉藤チーフ
「昔の映像を見たら、体も凄いガッチリしてる方だったんで。パワフルなパンチ打ちそうだなっていう体。」
上田晋也
「そうですよね、バンタムとは思えないようなね。さぁ、渋谷さん。」
渋谷記者
「これは本当に甲乙つけがたいんですけども、どうしても我々的には、ジョフレは原田さんに2回負けてるっていうのが何となくあるから、サラテの方が伝説感みたいのが強いんですよ。」
上田晋也
「世界獲った時の戦績もそうですけどもね。」
渋谷記者
「サラテで、はい。」
上田晋也
「サラテ。瀬戸口さんは?」
瀬戸口プロデューサー
「僕は理不尽なイメージなんですけど、ゴメスに負けたじゃないですか、サラテは。そのイメージだけでジョフレの勝ちにします。」
上田晋也
「確かにあの時の試合で考えると、サラテってちょっとモロいなっていう感じもね。いや、あの時コンディション作りに失敗したというような話もありましたけれども。」
瀬戸口プロデューサー
「倒れ方が、何となく弱いな〜って感じだったんですよ、イメージがね。」
上田晋也
「ジョフレに。じゃあ、桐畑さんになりますよ?2-2に分かれたんで。サラテvsジョフレ。」
桐畑トール
「え〜、言いづらいのは、「エデル・ジョフレ」っていうのが言いづらいんで…サラテの勝ちで!」
上田晋也
「ジョフレにして下さい。」
桐畑トール
「はい。何で結果聞いたんだろ…?」


●カルロス・サラテ(右ストレートでKO)エデル・ジョフレ○

軽量級トーナメント1回戦
サルバドール・サンチェス vs 長谷川穂積

上田晋也
「現役日本人最高のチャンピオンと言っても過言ではないでしょう、長谷川選手。過去の日本ボクシング史上でも歴史に残るような名ボクサーになりつつありますけれども。それとサルバドール・サンチェス。会長どうでしょう?」
今岡会長
「長谷川君じゃないですかね。」
上田晋也
「おおっ、長谷川穂積が勝つ!?伝説の男ですよ?サルバドール・サンチェス。」
今岡会長
「そうですね。サンチェスが強いのは本当にもう間違いはないんですけど、それをわかった上で、長谷川君じゃないかなと。まだまだ伸びる選手だと思うんですよ、長谷川君は。これからだと思うんですよね。世界チャンピオンになってから成長してますし、その進捗度合いって凄いんですよね。1戦ごとに強くなっていってますし、まだまだ未知数というか。」
上田晋也
「ほぉ〜!長谷川君の今後の上積みにも期待という事で。」
今岡会長
「そうですね。やっぱりスピードの差が出てくるんじゃないかなって思いますね。速いですね。とにかく速いですね。」
上田晋也
「チーフはいかがでしょうか?」
斉藤チーフ
「これも難しいですねえ…。」
上田晋也
「これ全部の試合そうなんですけれども、“軽量級”って一括りにしてて、実は体格差がちょっとあったりするんですけど、そこは一応ね、体格差は考えないものとしてやっておりますけども。」
斉藤チーフ
「じゃあ、僕は、会長が長谷川穂積さんにいったんで、僕はサンチェス。」
上田晋也
「え、会長に対して、今、反抗期なんですか?例えば、「ギャラ上げろ」とか?」
斉藤チーフ
「いやいやいや(笑)。」
上田晋也
「さあ、ここも分かれましたけれども、渋谷さんは?」
渋谷記者
「確かに、今岡会長が言ったようにスピードは長谷川君の方があると思いますね。ただねえ…まあでも、サンチェスが押し切るというか…もちろんパンチのパワーでいったらサンチェスの方になりますから…。僕はサンチェス勝利で!」
上田晋也
「サンチェス、ほぉ〜。瀬戸口さんは?」
瀬戸口プロデューサー
「サンチェスって、結構苦戦してますよね?」
上田晋也
「そんなに冒険しないっていやしないですよね。結構見て、それでカウンター取ってってっていう。」
瀬戸口プロデューサー
「それでちょっと交通事故で死んだりして、何となくイメージが実力より上なんじゃないかなっていう気もするんですよね。長谷川穂積は、実際に軽量級のBEST10を決めた時に入ってないんですよね。それからの伸びしろを考えると、もう現時点では長谷川の勝ちじゃないかなと。」
上田晋也
「なるほど、確かに軽量級のBEST10やったこの半年以上で、長谷川穂積株っていうのは騰がったでしょうね。」
渋谷記者
「最近、倒してますしね。」
上田晋也
「そうか、そういう意味では、期待感も含めて、長谷川穂積にしときますか、ここは。」
斉藤チーフ
「はい。」
上田晋也
「スッゲーな!長谷川、サンチェスに勝ったよ!…あ、これ単なるシミュレーションか。」
一同
「(笑)。」


●サルバドール・サンチェス(今後の期待感も含めて)長谷川穂積○

軽量級トーナメント1回戦
ウィルフレド・ゴメス vs カオサイ・ギャラクシー

今岡会長
「これも難しいんですよね。凄く難しいんですけど、カオサイが負ける所って、ちょっとイメージしづらいんですよね。」
上田晋也
「ほう。」
今岡会長
「カオサイが負ける所すごくイメージしづらいんですけど、でもやっぱり、この二人だったらゴメスなのかなと思いますね。」
上田晋也
「何かこうスケール感みたいなのでいうと、やっぱりゴメスなのかなっていうね。」
今岡会長
「勢いというか力強さというか。もちろんカオサイもパンチングパワーもありますし、体の力もあの筋肉見ればそう思いますけど、ただあのゴメスのスケールの大きさで、やっぱりゴメスだと思いますね。」
上田晋也
「チーフは?」
斉藤チーフ
「これも難しいですね。やっぱ割れた方がいいかなと思って、今(笑)。」
上田晋也
「いいんですよ、素直な意見で(笑)。どうでしょう、ボクシングの完成度でいったら?」
斉藤チーフ
「う〜ん…。」
上田晋也
「それも結構、甲乙付け難い?」
斉藤チーフ
「そうですよねえ…。僕好みはゴメスなんですけど…じゃあ、ここら辺で僕はカオサイで(笑)。」
上田晋也
「思春期か、さっきから反抗ばっかりするけれども?」
斉藤チーフ
「そんな事ないです(笑)。」
上田晋也
「多少、12月ボーナス弾んだ方がいいですよ?」
今岡会長
「(笑)。」
上田晋也
「そして、渋谷さん。」
渋谷記者
「この二人だったら、ガチガチの試合をやって欲しいなっていう。」
上田晋也
「どつき合いのね。」
渋谷記者
「どつき合いになったら、やっぱりゴメスじゃないですか?」
上田晋也
「やっぱりゴメスですかね。あのカオサイも倒れますかね?」
渋谷記者
「やっぱり、もらっちゃったら倒れると思いますね。」
上田晋也
「じゃあ、瀬戸口さん。」
瀬戸口プロデューサー
「やっぱゴメスですかね。カオサイは、もう今、タイで俳優で稼いでるそうですから、負けてもいいんじゃないですか?」
上田晋也
「関係ないっつーの(笑)。じゃあ、ここはゴメスにしましょうか。」


○ウィルフレド・ゴメス(スケール感で)カオサイ・ギャラクシー●

軽量級トーナメント1回戦
ルーベン・オリバレス vs マニー・パッキャオ

上田晋也
「これもまた、いい勝負じゃないですか?」
今岡会長
「いいセレクションですよね、これ。」
上田晋也
「パッキャオもBEST10やった時は、7位にランキングされてたんですかね。でも、またこの後、ライト級を獲ったとか考えると、ちょっとあれよりも順位が上がったりするんじゃないでしょうか、パッキャオも。」
今岡会長
「そうですね。」
上田晋也
「会長だけは、パッキャオを2位にされてましたけれども。さあ、このパッキャオvsオリバレスは?」
今岡会長
「パッキャオですね。」
上田晋也
「おお、即答!?」
今岡会長
「現代の異端児、パッキャオに懸けます。」
上田晋也
「ほぉ〜、パッキャオもね、どうなんでしょう、今度のデラ・ホーヤとの試合は?」
今岡会長
「僕は結構、一般的に言われているデラ・ホーヤとの階級差とか、そういったものよりもパッキャオの勢いに懸けたいという心情的なものもありますけど、勝ってもらいたいのはやっぱりパッキャオなんで、パッキャオが勝つんじゃないかなと思います。」
上田晋也
「なるほど、願望をこめてね。じゃあ、このオリバレスにも勝つと。チーフはいかがでしょうかね?」
斉藤チーフ
「これもそうですよねえ…またちょっと反抗期いっていいですかね、会長?(笑)」
上田晋也
「いいんですよ(笑)。オリバレスの長所はどの辺ですかね?」
斉藤チーフ
「人種的にいえば似た感じですよね。」
上田晋也
「好戦的なね。そこを僕がうまくマッチメイクしたんですよ。」
斉藤チーフ
「本当そうですよね。じゃあ、何で僕はそこに差を付けるかというと、どっちが野蛮人かというと…。」
上田晋也
「オリバレスの方がガッツガツ?」
斉藤チーフ
「オリバレスがガツガツ…わかんないですけどね。」
今岡会長
「ボーナスカット!」
斉藤チーフ
「本当ですか?(笑)」
上田晋也
「パッキャオを応援しないなんてね、残念でした(笑)。」
斉藤チーフ
「じゃあ、パッキャオで(笑)。」
上田晋也
「そんな理由で変えるなよ(笑)。でも、オリバレスの方がひょっとしたら?」
斉藤チーフ
「これ、僕も全然わからないですね、本当に。ただ、何か色々出した方がいいんじゃないかと思って(笑)。」
上田晋也
「渋谷さんは、いかが思われます?」
渋谷記者
「オリバレスは元祖怪物というか、本当に凄い選手ですけども、僕はパッキャオのあの左はね、当たりそうな気がするんですよね。」
上田晋也
「そしたらやっぱり倒れちゃう?」
渋谷記者
「僕はパッキャオの左に一票って感じですね。」
上田晋也
「凄いな〜。だって、パッキャオって、あの歴史に残る怪物ボクサーに勝つんじゃないかっていうぐらいのねえ。」
渋谷記者
「思わせてしまう。」
上田晋也
「でも、確かにパッキャオも歴史に残るボクサーですもんね。デラ・ホーヤに勝てば、実質9階級制覇ですからね、フライ級からウエルターまで。ヘンリー・アームストロング(20世紀前半に活躍したボクサー)以来ですよ、そんなの。」
一同
「(笑)。」
上田晋也
「瀬戸口さんは、パッキャオvsオリバレスは?」
瀬戸口プロデューサー
「例えば、オリバレスとデラ・ホーヤがマッチメイクされたとしたら、「そんな無謀なマッチメイクねぇだろ!」ってなりますよね?」
上田晋也
「なるなる!」
瀬戸口プロデューサー
「でも、パッキャオvsデラ・ホーヤだと、何となく試合になりそうな感じがする。」
上田晋也
「可能性を感じますよね。」
瀬戸口プロデューサー
「そう考えると、もうパッキャオなんですよ。」
上田晋也
「あのね、実際今までの意見で、瀬戸口さんが一番説得力あったわ。この試合に関してはいいこと言った!伊達に「ぴい散歩」行ってないわ!」
瀬戸口プロデューサー
「(笑)。」
上田晋也
「じゃあ、パッキャオで。ちなみに桐畑さんは、パッキャオの良さというとどの辺になると思いますか?」
桐畑トール
「あの…スマイル?」
上田晋也
「次の試合いきましょう。」


●ルーベン・オリバレス(左ストレートでKO)マニー・パッキャオ○

軽量級トーナメント1回戦
アレクシス・アルゲリョ vs ジェフ・フェネック

上田晋也
「これはいかがでしょうかね?」
今岡会長
「難しいですよね、パワーと技巧というイメージだと思うんですけど。う〜ん…やっぱりアルゲリョじゃないですかね、フェザー級で考えた場合。同じ階級だと考えた場合なんですけど、フェネックはどうしてもバンタムから上がってきてるっていうのと、アルゲリョはフェザーっていうイメージ。それを同じ階級だと仮定したとしてもですね、前半かなり手は焼くと思うんですよ。だから、僅差ではあると思うんですけども、僅差判定でアルゲリョじゃないかなと。」
上田晋也
「なるほど。でも、アルゲリョはKOはできないんじゃないかと?」
今岡会長
「ちょっと難しいんじゃないですかね。あのパワーを完全には、左フック、右ストで抑えていくというのは難しいのかなって。物凄い入ってきますからね、フェネックは。」
上田晋也
「また、連打連打できますもんね。チーフは?」
斉藤チーフ
「これも難しいですね、本当に…。今、会長の説明にあった通りだと思いますね。」
上田晋也
「じゃあ、やっぱりアルゲリョが勝つは勝つんじゃないかと?」
斉藤チーフ
「う〜ん、でも、フェネックって、絶頂期ってその技術を凌駕するような前進力というか…。」
上田晋也
「そうですよね、突破力といいますかね。」
斉藤チーフ
「もう相手の目の前にすぐ立っちゃうような。それを考えると本当難しいですね。」
上田晋也
「そのプレッシャーにアルゲリョが耐えられるかみたいな所もあるかと。」
斉藤チーフ
「いやでも…アルゲリョで。」
上田晋也
「ここはアルゲリョで。渋谷さんは?」
渋谷記者
「確かに、フェネックのプレッシャーのかけ方って凄いですけど、アルゲリョも近い距離で戦うのは得意にしてますからね。アルゲリョじゃないかと思うんですけどね。」
上田晋也
「ほう、全員アルゲリョ。瀬戸口さんもこれは?」
瀬戸口プロデューサー
「はい、もう好き嫌いで。」
上田晋也
「好き嫌いでアルゲリョ(笑)。桐畑さんはアルゲリョっていうと、何を思い浮かべられますか?」
桐畑トール
「何か、アレグリアに似てるなと…。」
上田晋也
「(1回戦)最後の試合に行きましょう。」
一同
「(笑)。」


○アレクシス・アルゲリョ(僅差判定)ジェフ・フェネック●

軽量級トーナメント1回戦
ナジーム・ハメド vs 具志堅用高

上田晋也
「さあ、桐畑さん、あなたの好きなカンムリワシ。」
桐畑トール
「出ました!」
上田晋也
「ここはまず、お前に聞いてみよう。お前はハメドは知らないかもしれないけれども…ハメド知ってるか?」
桐畑トール
「知りません。」
上田晋也
「こうやって(後ろに仰け反るように)避けて、(突然)パンチがガーッときたりする。」
桐畑トール
「へぇ〜!」
上田晋也
「「はじめの一歩」の鷹村の防衛線のモデルにもなった。本当に軟体動物みたいな感じで、こんな避けながらもこうやって打ったりする。まあ、異端児は異端児だよね、ボクシング界の。」
桐畑トール
「でも、カンムリワシですからね。」
上田晋也
「じゃあ、お前が思う具志堅さんの良さって、どの辺だったの?子供の頃。」
桐畑トール
「僕小っちゃかったんですけど、かすかに覚えてるのが、相手倒れてるのに、まだ殴りかかっていこうとするその闘争心を見て、子供心にちょっと怖かったんですよ。親父が見てて熱狂してるのを見て、怖いと思ったのがあって。で、ヒゲもちょっと伸びてたじゃないですか。あれがちょっと怖かった。」
上田晋也
「具志堅さんって臆病だったんだって、いい意味でね。だから、リングに上がる前とか、怖くて本当にいつも逃げ出そうとしてたんだって。だから、リングに上がってダーッと倒しても、もう二度と立ち上がれないように「もう一発打っとこう」ぐらいの気持ちで倒れてる相手を倒そうと、もう一発入れようとしてたんだって。それぐらい「立ってくんな!立ってくんな!」っていうさ。でも、その臆病さがあったから、あれだけの努力を重ねてね、防衛を重ねられたっていう所が、具志堅さんはあったんじゃないかっていうね。じゃあ、会長、ハメドvs具志堅さんは?」
今岡会長
「ハメドって、前に出てくる選手には強いと思うんですよね。誘うというか、あの変則なスタイルでガード下げると、どうしても当たるんじゃないかと思って、遠い距離から入ろうとする。そこにカウンターを合わせてくるんですね、右も左も。そういう事を考慮して、具志堅さんボクシングもファイターもどっちでもできるんで、出入りしながらガードを上げて、ディフェンスに注力しながらポイントを取るというボクシングで、ポイントアウトするんじゃないかなっていう。」
上田晋也
「具志堅さんの判定勝ち?」
今岡会長
「判定勝ちですね。」
上田晋也
「ほぉ〜、なるほど。チーフ、いかがでしょうかね?」
斉藤チーフ
「う〜…コメントも…。」
上田晋也
「気遣いは無用ですよ?日本ボクシング界の大先輩ですけれども。大丈夫です、具志堅さんに気遣いはいらないんですよ。っていうのは、プロデューサーの三浦さんがお友達なんでね、具志堅さんにちょっと酒奢ればたぶん大丈夫だと。」
斉藤チーフ
「本当ですか(笑)。」
上田晋也
「結構、具志堅さんは言っちゃっても大丈夫です。」
斉藤チーフ
「具志堅会長、強いですからね。ハメドでも倒しちゃうぐらいの勢いも…。具志堅会長で。」
上田晋也
「具志堅会長で。渋谷さん、いかがでしょう?」
渋谷記者
「具志堅さんのパンチが当たんないんじゃないかという心配は当然あるんですけれども、でも、具志堅さんがスーパーバンタムとかフェザーだったらって考えたら、押し切れるんじゃないかと思うんですよ。会長はボクシングもファイターもできるっておっしゃいましたけども、僕はファイタースタイルでガンガンいって欲しいですね。」
上田晋也
「確かにね、当時のJrフライですけれども、KO率高かったですからね、具志堅さんね。確かにフェザーぐらいだったら、相当なパンチ力だったでしょうね。じゃあ、瀬戸口さんは、ハメドvs具志堅?」
瀬戸口プロデューサー
「ハメドって、意外と攻められた試合ってあまりないですよね?パンチ受けたとか。で、最後がアントニオ・バレラ、あれでもう辞めちゃったじゃないですか。わりと淡白なんですよね。だから、12Rの中で、具志堅さんのパンチのいいのが一発当たると、わりと諦めが早いんじゃないかなっていう気がするんですよね。」
上田晋也
「という事は、具志堅さん?」
瀬戸口プロデューサー
「具志堅さんで。」
上田晋也
「じゃあ、お前の大好きな具志堅さん、勝利と。」
桐畑トール
「きました〜!」


●ナジーム・ハメド(判定もしくは戦意喪失)具志堅用高○

軽量級トーナメント2回戦
リカルド・ロペス vs 勇利アルバチャコフ

今岡会長
「難しいですけど…ロペスで。」
上田晋也
「ロペス!決め手はどの辺ですか?」
今岡会長
「やっぱり、負けてないじゃないですか、ロペスって。負けた所が想像つかないんですよね。」
上田晋也
「確かに、実際負けてませんしね。」
今岡会長
「完成度っていう言葉しかないですけど、完成度の高さですよね。」
上田晋也
「やはり完成度も、勇利よりさらに上?」
今岡会長
「そうですね。(パラメーターの)円が綺麗に描かれてるのは、ロペスじゃないかなと思いますね。」
上田晋也
「わかりました。チーフは、ロペスvs勇利は?」
斉藤チーフ
「これも本当難しいですね。どっちいこうかなぁ…。」
上田晋也
「確かにどっちが勝ってもおかしくないですよね。」
斉藤チーフ
「僕もロペスで。」
上田晋也
「ロペスで。決め手はどの辺でしょう?やはり完成度の高さ?」
斉藤チーフ
「そうですね、全く一緒ですね。」
上田晋也
「渋谷さんは?」
渋谷記者
「勇利の右ストレート一閃見たいですけども、僕も引き出しの多さでロペス。」
上田晋也
「食わないか、あの右ストレートをロペスは。」
渋谷記者
「食わないんじゃないかなぁ。」
上田晋也
「そう簡単には。瀬戸口さんは?」
瀬戸口プロデューサー
「さっきの渋谷さんの論でいくとですね、例えば、ロペスがミニマムからフライになったというイメージで考えると、やっぱりロペスですね。」
上田晋也
「ああ、そうかもわかんないですね。ロペスが勝ちましたけれども、桐畑君、これに関してコメントを。」
桐畑トール
「ロペス以外ありえません。」
上田晋也
「え〜、ジョフレvs長谷川穂積。」


○リカルド・ロペス(完成度の高さで)勇利アルバチャコフ●

軽量級トーナメント2回戦
エデル・ジョフレ vs 長谷川穂積

上田晋也
「ジョフレvs穂積は?」
今岡会長
「長谷川君で。」
上田晋也
「おっ、決め手どの辺でしょう?」
今岡会長
「あのスタイルが、僕個人的に好きだっていうのもあるんですけど、これからの未知数に懸けたいなっていう事で。」
上田晋也
「凄いな〜、エデル・ジョフレに勝つとまで言わせる長谷川穂積の実力って凄いですね。」
今岡会長
「本当に凄いと思います。」
上田晋也
「チーフは?」
斉藤チーフ
「僕も長谷川穂積選手ですね。」
上田晋也
「ほぉ〜!どの辺で?やはり現代ボクシングで進化しているというのもありますけども?」
斉藤チーフ
「そうですね。あとはやっぱ速いですね。」
上田晋也
「エデル・ジョフレをひょっとしたら翻弄するんじゃないかと。」
斉藤チーフ
「判定勝ちとか。」
上田晋也
「確かにそういう絵も浮かびますよね、ちょっとね。渋谷さん、いかがでしょうね?」
渋谷記者
「これも甲乙つけ難い所があるんですけども、長谷川君のスピードに懸けます。」
上田晋也
「おぉ〜、長谷川凄いな!瀬戸口さんは?」
瀬戸口プロデューサー
「長谷川って意外にKO率って低いんですけど、最近パンチ力ついてきて、この所ずっとKO2回続いてますよね。あのスピードとパンチ力があったらいけるんじゃないですかね。」
上田晋也
「おぉ〜、という事で、なんと黄金のバンタムにも長谷川穂積、勝ちました!凄いですね〜!桐畑さん、長谷川で思い出すものといえば?」
桐畑トール
「もうあれですよね、長谷川…。」
上田晋也
「さぁ、Bブロックいきましょう。」
桐畑トール
「聞くな聞くな…時間がないのに…。」
一同
「(笑)。」


●エデル・ジョフレ(スピードで翻弄)長谷川穂積○

軽量級トーナメント2回戦
ウィルフレド・ゴメス vs マニー・パッキャオ

上田晋也
「さぁ、これも難しい試合だ。」
今岡会長
「難しいですね(笑)。もうここまでくると好き嫌いで決めます。僕、パッキャオ好きなんで、パッキャオで。」
上田晋也
「パッキャオ一票入りました。チーフは?」
斉藤チーフ
「これ本当に難しいですね…。じゃあ、僕もパッキャオで。」
上田晋也
「パッキャオ勝つ。どの辺で?あの突破力?」
斉藤チーフ
「そうですね、勢い、突破力。でも、考えれば考えるほど「ゴメスも…」とか(笑)。」
上田晋也
「そうですよね。でも、まあそれは相手との相性もありますけど、ゴメスはフェザー級取れなかったですけれども、パッキャオは簡単にフェザー級を取りましたからね。渋谷さんは?」
渋谷記者
「どっちも好きなボクサーなんで、非常に困る所なんですけども…。パッキャオの左当たりそうなんですけども…まあ当たるとは思います。でも、僕はゴメスの左フックで。」
上田晋也
「あの伝説化されてるバズーカにかけてみると。瀬戸口さんは?」
瀬戸口プロデューサー
「これ一番見たい試合ですね、結構ワクワクするんですけど。パッキャオですかね。」
上田晋也
「パッキャオ?はぁ〜、決め手はどの辺で?」
瀬戸口プロデューサー
「やっぱり、さっきも言ったように、あんまり体重差を気にしない突破力というか。」
上田晋也
「確かにその辺のパッキャオの凄さってありますねぇ。じゃあ、パッキャオの勝利という事ですね。ゴメスがここで敗れましたか。僕はぶっちゃけた話をすると、どっちかというとゴメス派ですけれども、まあこれは多数決でパッキャオになったと。」


●ウィルフレド・ゴメス(突破力で)マニー・パッキャオ○

軽量級トーナメント2回戦
アレクシス・アルゲリョ vs 具志堅用高

今岡会長
「これは…すいません具志堅さん。三浦さんすいません、後で…。」
上田晋也
「そうっすね、具志堅さんにちょっとお酒でも奢っていただいて(笑)。」
今岡会長
「強いお酒のやつを(笑)。アルゲリョに一票入れます。」
上田晋也
「どの辺ですか、決め手は?」
今岡会長
「やっぱりですね、アルゲリョの3階級制覇というのもありますし、パンチの多才さ、距離も多才なんですよね。そういった総合力を考えると、アルゲリョなのかなっていう。」
上田晋也
「なるほど。チーフは?」
斉藤チーフ
「そうですね、アルゲリョで。」
上田晋也
「結構アルゲリョって、打ち合いに応じるし、また打ち合いも強いですからね。渋谷さんもアルゲリョ?」
渋谷記者
「そうですね。ハメドを下した具志堅用高ですけども、真っ向勝負をアルゲリョとすると、やっぱりアルゲリョかなと。」
上田晋也
「しょうがないか、ここは。瀬戸口さんもアルゲリョ?」
瀬戸口プロデューサー
「アルゲリョですね。」
上田晋也
「じゃあ、アルゲリョの勝利と。俺、具志堅さんここまで頑張って、栄誉を称えたい。」
瀬戸口プロデューサー
「(笑)。」
上田晋也
「ハメドに勝ったんだよ?」
桐畑トール
「想像でね。」


○アレクシス・アルゲリョ(総合力を考えると)具志堅用高●

軽量級トーナメント準決勝
リカルド・ロペス vs 長谷川穂積

上田晋也
「長谷川穂積、ここまできました。ロペスに勝てるのか!?」
今岡会長
「どっちが好きかでいうと、僕は長谷川君なんですけど、ロペスです。」
上田晋也
「好きでも、やはりここの予想は…。」
今岡会長
「ちょっとロペスですね。」
上田晋也
「やはり難しい。22回も防衛しているチャンピオンですからね、ロペスはね。さぁチーフ、長谷川の勝利はちょっと難しいでしょうか?」
斉藤チーフ
「僕も会長と全く一緒ですね。やっぱりロペス。」
上田晋也
「やっぱり難しいですか、いくらあの長谷川穂積をもってしても?」
斉藤チーフ
「そうですねえ…。」
上田晋也
「でも、ここまで長谷川穂積くるって事は、ひょっとしたら本当に日本ボクシング界最強のボクサーになる可能性は、今後次第ではね。」
今岡会長
「本当にそうです。」
渋谷記者
「サンチェスとジョフレに勝ってますからね。」
上田晋也
「ねえ!サンチェスとジョフレに勝ってるんですから!シミュレーションだっつーの!」
一同
「(笑)。」
上田晋也
「俺らのただの妄想だよ(笑)。さあ渋谷さん、ロペスには勝てない?」
渋谷記者
「何とか今考えてみたんですけど…小差の判定とか考えたんだけれども、ちょっと難しいかなあ…。」
上田晋也
「難しい。じゃあ、瀬戸口さんは?」
瀬戸口プロデューサー
「やっぱりロペスですね。」
上田晋也
「ロペスかなあ。でも凄いよ。ロペスなんてBEST10で1位だよ?長谷川穂積は、この時BEST10に入ってなかったのに、いい勝負をしての負けという事でね。ロペスが決勝進出です。」


○リカルド・ロペス(全員一致で)長谷川穂積●

軽量級トーナメント準決勝
マニー・パッキャオ vs アレクシス・アルゲリョ

今岡会長
「これは本当に賛否両論分かれる所だと思うんですけど、僕はパッキャオで。」
上田晋也
「おお〜、あの体格差を克服する?」
今岡会長
「そうですね、(アルゲリョが)プライアーに負けた時の感覚を考えて。パッキャオは、やっぱり異端児的な所もあって。」
上田晋也
「ああ、確かにああいうのは苦手にするかもしれないですね。」
今岡会長
「パッキャオって凄いのは、後半になってもスピードが落ちないんですよね。むしろ上がってきますよね、温まってくるというか。で、結構ディフェンシブで、好戦的で、かつ頭も良い選手だと思うんですよね。異端児のように見えて、結構頭も使ってボクシングしてますし。僕はもうパッキャオにかけますね。」
上田晋也
「なるほど。チーフは?」
斉藤チーフ
「僕もパッキャオですね。」
上田晋也
「ほぉ〜、パッキャオきた。決め手はどの辺で?」
斉藤チーフ
「やっぱり、あの勢いでいくんじゃないですか?」
上田晋也
「アルゲリョを倒してしまうんじゃないかと!そうですね、ランキングだとアルゲリョは4位で、パッキャオは7位だったんですけど、この半年ぐらいでの評価で、それを上回ってしまったと。」
斉藤チーフ
「そうですね。」
上田晋也
「渋谷さんは?」
渋谷記者
「僕はアルゲリョですね。どういう風にサウスポーのパッキャオを攻略するかというのをちょっと見てみたいというのもありますし…でも、攻略できるんじゃないかと思いますね。」
上田晋也
「アルゲリョだったらクレバーな感じでね。瀬戸口さん、これはどうでしょうね?」
瀬戸口プロデューサー
「例えば、プライアーとパッキャオだったら面白いじゃないですか。」
上田晋也
「面白いね、確かにね。」
瀬戸口プロデューサー
「そう考えると、やっぱりパッキャオが勝ちそうな気がするんですよね。」
上田晋也
「ほぉ〜、プライアーといい勝負をしそうという事で。」
瀬戸口プロデューサー
「プライアーとアルゲリョって、やっぱり体格差が出ちゃいましたよね。パッキャオはそういう所を気にしないですからね。」
上田晋也
「なるほど。じゃあ、パッキャオ三票という事で、パッキャオの勝利ですね。」


○マニー・パッキャオ(突破力で)アレクシス・アルゲリョ●

軽量級トーナメント決勝戦
リカルド・ロペス vs マニー・パッキャオ

上田晋也
「さあ!いよいよ決勝戦になりました!リカルド・ロペス、完成されたボクシングと、マニー・パッキャオ、異端のボクシングといいますかね、突破力。さあ、これ決勝、どうなるでしょうか?」
今岡会長
「そうですね、これ…パッキャオにいきたいです!」
上田晋也
「パッキャオにいく!?これは体格差関係なくですよ?」
今岡会長
「そうですね。大半のボクシング評論家の人は、たぶんロペスって言うと思うんですけど、何て言うんですかね…直感で戦うパッキャオ、それに対して頭脳で戦っていくロペス…っていうイメージなんですけど、最終的にやっぱり動物というイメージを僕は凄く持ってるんで、パッキャオじゃないかなという。」
上田晋也
「なるほど。一度精密機械を狂わされたらね、確かにロペスも焦るかもわかんないですよね、ドーンといいのをもらってね。チーフ、いかがでしょうね?」
斉藤チーフ
「僕もパッキャオですね。」
上田晋也
「おお!スゲー、パッキャオ!」
斉藤チーフ
「ロペスみたいな選手って、たぶん負けるとしたら、パッキャオみたいな選手じゃないですか。」
上田晋也
「あ〜、そうなのかもわかんないですね〜!相性的にね。さあ渋谷さん、パッキャオに二票入りましたけども?」
渋谷記者
「これ確かに相性あるんですけども、やっぱり僕はロペスの負けないボクシングで、ロペスなんじゃないかなと。」
上田晋也
「ポイントアウトするんじゃないかと。KOはしないでしょ、パッキャオを?」
渋谷記者
「KOはしないですね。そんな冒険は冒さないです。確実に。」
上田晋也
「瀬戸口さん、パッキャオ二票でロペスが一票。」
瀬戸口プロデューサー
「全盛期のロペスと現時点でのパッキャオを比べると、やっぱりロペスですね。」
上田晋也
「ロペスが勝つんじゃないかと、ほぉ〜!という事で、ロペス二票にパッキャオ二票!じゃあ、最終的には僕が決めるしかないか、桐畑に決めさすわけにもいかないし。」
桐畑トール
「そうですよね、何をやってたんだっていう事になりますよね、最後に僕が決めたら。」
一同
「(笑)。」
上田晋也
「じゃあね、これはそうだなぁ…え〜…ボクシング軽量級夢のトーナメントを制したのは…リカルド・ロペス!」
一同
「(パチパチパチパチ)」
上田晋也
「確かに一発入ったらわかんないんですよ。確かにロペスが負けるとしたら、パッキャオみたいなタイプかもしんないけれども、そうそう簡単にもらわないんじゃないかという、そんな気がしまして。リカルド・ロペスに決めさせていただきました。」


○リカルド・ロペス(僅差の判定勝利)マニー・パッキャオ●
※リカルド・ロペスが、第1回ボクシングちゃんネル
 夢の軽量級トーナメントを制覇


上田ボクシングちゃんネル 夢の軽量級トーナメントを制したのは、“エル・フィニート(素晴らしい)”の異名をもつリカルド・ロペス!優勝おめでとうございます。僕はボクシングは詳しくないんですけど、解説を聞いていた限りでは本当に精密機械のように緻密に試合を組み立てるような選手だったんですね。そして、惜しくも僅差で敗れたマニー“パックマン” パッキャオ。関係者から「無謀」「試合にならない」とまで言われていたという、先日のオスカー・デラ・ホーヤとの一戦では…。

2008年12月6日 米・ネバダ州ラスベガス
ボクシングウエルター級12回戦

○マニー・パッキャオ
 (8回TKO)オスカー・デラホーヤ●


≫デラホーヤTKO負け パッキャオが波乱起こす
≫(スポーツナビ)

僕はパッキャオの事は上田ちゃんネルで名前だけ知ってて、ちょうどこの試合で初めてパッキャオの動く試合を見たんですけど、本当に妄想バトルで出てきていた通りに、体格差を感じさせない突破力でデラ・ホーヤを翻弄していて驚きました。もしこの試合を見た後に、この軽量級トーナメントが行われていたら、また違った結果が出ていたかもしれませんね。

番組中視聴者プレゼントされていた
上田さんが今一番ハマっているというイチオシDVD
ヘビー級王者最強伝説 ザ・トップテン [DVD]ベスト・オブ・マイク・タイソン KOスペシャル [DVD]
ヘビー級王者最強伝説
ザ・トップテン
ベスト・オブ・マイク・タイソン
KOスペシャル

上田晋也
「今日は軽量級のトーナメントをやりましたけども、またちょっと重量級とか、何だったらいわゆる階級無視で!」
一同
「おぉ〜!」
上田晋也
「ロペスからアリまで、色々比べた対戦なんていうのもね、やりたいと思いますんで。」
渋谷記者
「それも難しいな(笑)。」
上田晋也
「チーフは、くれぐれも会長との関係を修復していただいて、またお越しいただきたいと思います。」
斉藤チーフ
「(笑)。」


テレ朝チャンネル
上田ちゃんネル
くりぃむしちゅー OFFICIAL SITE
ほたるゲンジ 桐畑トールオフィシャルブログ「野生時代」
イマオカボクシングジム
前回:上田ちゃんネル #56
上田ちゃんネル攻略マニュアル「上田と古坂」

この記事へのコメント
大変遅くなりましたが…、
明けましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願い致します。

ボクシングのことは、よく分かりませんが、上田さん楽しそうでしたね。
桐畑さんのたまに入る言葉が妙に面白かったです。詳しくないはずなのに何故…。
上田さんの隣にいたかったのでしょうか。
Posted by チビ亀 at 2009年01月15日 20:39
チビ亀さん、明けましておめでとうございます!
いつもありがとうございます。今年もよろしくお願いします。

>ボクシングのことは、よく分かりませんが、上田さん楽しそうでしたね。

ボクシングは僕もあまり詳しくないんですけど、ボクシング企画は、毎回本当に試合を見ているような感じで本当に面白い。
元々格闘技好きなので入り込みやすいというのもあると思いますけど。
上田さん、レギュラーの時よりも時間が少々短かくて後半急いでたので、ちょっぴり話し足りなそうな感じがしました(笑)。

>上田さんの隣にいたかったのでしょうか。

24時間ぐらいTVの1コーナーでしたから、強制アシスタント?(笑)
ちょうどこの頃、古坂さんと浜ロンさんは、ハマオウの準備をしてたんですね。
Posted by マック at 2009年01月17日 20:39
こんばんは。

初コメです。

仕事の出先でから、見させていただきました!

また、時間があるときゆっくり、みさせていただきます。

宜しくお願いします。

それでは、失礼します。
Posted by SLOWLIFE at 2009年01月21日 00:29
SLOWLIFEさん、はじめまして。
コメントありがとうございます。
遅くまでのお仕事お疲れ様です。

上田ちゃんネルのメイン企画なだけあって、ボクシングの回は
本当面白いですよね。
上田ちゃんネルのおかげで、試合は見た事ないけど知ってる
というようなボクサーが凄い増えました(笑)。
そしてその覚えたボクサーの試合を見る機会があった時、
ちょっと嬉しかったり(笑)。
Posted by マック at 2009年01月22日 21:25
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