上田晋也
「柴、冬だし怖い話して。」
柴田英嗣
「冬だし…(笑)。本当のやつですか?」
上田晋也
「うん、本当に怖いやつ。」
柴田英嗣
「じゃあ…自分の実体験です。」
柴田英嗣 「荻窪の古いアパートに住んでたんですけど…。」 古坂大魔王 「…(笑)。」 柴田英嗣 「まだ笑う所じゃないじゃないですか。」 上田晋也 「笑う話じゃないしな。」 古坂大魔王 「ゴメンゴメン、怖すぎて笑うじゃん。恐怖のあまり笑うじゃない、人って。」 柴田英嗣 「分からないですよ、その気持ち…(笑)。荻窪の凄い古いアパートに住んでて、実家から冷蔵庫を持って来てたんですよ。その冷蔵庫がもう古くて、夜寝てるとドン!とか鳴るわけですよ。」 古坂大魔王 「ドンって鳴る?」 柴田英嗣 「何か分かんないですけど、冷蔵庫の裏がブーンって言ってて、たまにドン!ってなるわけですよ。それで「!」って驚いてたんです、自分。」 古坂大魔王 「うん。」 柴田英嗣 「ある日寝てたら、冷蔵庫のブーンって音が、だんだんおじさんの「う゛〜ん」っていう声に聞こえてきたんですよ。「超怖ぇ」と思ってパッと目を開けたら、おじさんが立ってるんですよ、マジで。」 古坂大魔王 「えっ?」 柴田英嗣 「部屋ん中におじさん立ってて。その冷蔵庫の所から「う゛〜ん」っつって近づいてきたんですよ。「おじさん近づいて来た!どうしよう!どうしよう!」と思って。そしたら、ちょうどその冷蔵庫がドン!って鳴ったんですよ。そしたらその幽霊のおじさんが、ドン!って鳴った瞬間にスーッて(銃で撃たれたように)倒れたんですよ。」 |
上田晋也
「本当に?」
古坂大魔王
「どういう事?」
柴田英嗣
「本当に怖い話した方が良かったかな…?すげぇ、今話さなきゃ良かった、俺。」
古坂大魔王
「怖かったよ?」
柴田英嗣
「怖くないです。笑わそうとしたのに…。何が怖いって、スベってる事が怖い…。」
上田晋也
「(笑)。」
本当に小さい時は、家電の電気音とか怖かったな〜。
上田晋也
「じゃあ、桐、1コ披露してあげて。」
桐畑トール
「俺の自転車の話しましたっけ?」
上田晋也
「いや、絶対知らないね。」
桐畑トール 「これは僕が中学2年の冬なんですけど…。部活を終えて帰るんですけど、6時半や7時だと冬だから暗いんですよ。僕は自転車通学なんですけど、徒歩通の奴と途中まで一緒に帰る。で、そいつと一緒に帰る途中までは、僕はチャリンコを押して、そいつは歩いて。で、ちょっと買い食いなんかして。で、買い食いしたそのお店からちょっと歩いていくと、結構田舎の田んぼ道に入っていって真っ暗ですよ。電灯も何もない。「何か変な臭いがするな」。臭いんですよ、何ともいえない臭いが。その田んぼの道を真っ直ぐ行くと、途中横に入って山裾の方に入っていく所に火葬場がある。そこにポッポッポッと電気が付いてて。よく見たら煙突から煙が出ていて。「こんな遅くに誰かお亡くなりになられて火葬場が…混んでたのかなぁ?」「その臭いなんじゃねぇの?」「怖いなぁ」なんて言ってて。で、その脇へ入ると火葬場がある。その手前で、徒歩通の奴は右に、僕は真っ直ぐ。「じゃあな」「また明日な」って言って。で、そこから自転車乗りますよね。正直ちょっと怖かったんですけど、そいつとの手前もあるし、ちょっと強がって鼻歌まじりで…。火葬場の所を通り過ぎて走ってたら、急に後ろのタイヤがパンクしたみたいになったんですよ。「こんな真っ暗な所でパンクって嫌だな…」と思って蛇行運転させたんです。そうするとホイールというか、ガリガリッと当たるわけですよ。もう全然空気なくなって「うわ、ヤベッ、完全にパンクだ」と。でも、ここで修理も出来ないし、「このままとりあえず帰ろう」と思ってガッとこいだんです。そしたら後ろがスッと浮いたみたいになったんですよ。「アレッ!?」と思って。蛇行運転するんですけど全然パンクしてない。「何?何?」と思って、パッと僕のお腹見たら、子供の手が巻きついてたんです。」 |
桐畑トール
「ダダン!それを次の日友達に言ったら、「誰か乗ってたんじゃないか?」と。」
桐畑さんの正統派「本当にあった怖い話」。
上田晋也
「ウチの桐畑はこういう怖い話ができるわけ。お前みたいな奴はできないだろ?怖い話が。」
浜ロン
「これ以上、怖い話ないんじゃないですか?」
古坂大魔王
「あの…桐畑君がこの話をし始めて、何か「俺と同じ話なのかな?」と思ったの。」
上田晋也
「似たような経験があるの?」
古坂大魔王
「途中まではほぼ一緒で…。」
古坂大魔王 「同じようにウチの近くに学校の校庭があって。まぁ、学校の庭だよね、校庭だから。」 柴田英嗣 「実体験ですか?」 古坂大魔王 「実体験。俺と兄貴の話。俺が高校2年生、兄貴はもう大学行ってて予備校で帰ってきた時に自転車乗ってて。で、その家の近所に同じように火葬場があったの。「あ、火葬場だな」って言ってて。「煙が出てるの?」「出てるね」って話盛り上がって。」 上田晋也 「ブッ(笑)。」 浜ロン 「確認だけ…(笑)。」 古坂大魔王 「「ここ真っ直ぐ行ったら学校ある?」「あるよね」って盛り上がって。」 上田晋也 「…(笑)。」 古坂大魔王 「兄貴が自転車乗って真っ直ぐ行って。俺がちょっと「右曲がろっか」っつって。「そっちじゃねぇよ」っつって。「間違えた」っつって真っ直ぐ行って。「お前、何曲がってるんだよ。真っ直ぐ行きゃいいじゃん」つって話盛り上がって。」 上田晋也 「…(笑)。」 古坂大魔王 「それで兄貴は火葬場の方に行って。「何か臭ぇな」っつって。「これ何なんだろう?」「俺、屁こいたよ」。笑って。「あ、屁こいたのか。だからくせぇのか。でも、違うな」っつって。「何か違うよな」「そうだな」っつって盛り上がって。」 上田晋也 「…(笑)。」 古坂大魔王 「で、自転車ずーっと乗ってって。そしたら兄貴の自転車がフッと後ろ浮いて。兄貴は体重が150kgあるから。「150kgあるのに浮くんだ!すげぇな!」っつって。ハルク・ホーガンとかその場にいたら兄貴持ち上げられるけど、ハルク・ホーガンいないし、超人だからね。」 柴田英嗣 「超人だからなんですか…?(笑)」 古坂大魔王 「で、後ろ上がったら、兄貴の腹にパッと手が。兄貴って1日1回…イヤらしい話になるけど、1人で処理するっていうか、男性の性の部分を処理するっていうのがあって。だいたい1日1回なんだけど、兄貴「ヤベェヤベェ」っつって。「今日に関してはどうしようもなんねぇや」っつって。後ろフッて浮いてて「どうしようもなんねぇ」っつって。「今日に関しては2回イッちゃうかもしんない」。「何だよ兄貴」っつったら、「自転車じゃん?倍シコる(バイシクル)」つって。」 上田晋也 「(爆笑)。」 浜ロン 「バイシコル?(笑)」 古坂大魔王 「兄貴、自分の手で1回、幽霊の手で1回で。「何でだ?」って聞いたら、「チャリンコじゃん?」でワンテンポおいて「倍シコる(バイシクル)」っつって。」 上田晋也 「(爆笑)。」 |
桐畑トール
「これ、駄洒落でしょ?」
古坂大魔王
「いや、怖い話。」
何きっかけでムラムラきちゃったんでしょうか(笑)。
上田晋也
「柴、お前、怖い話あるか?本当に怖い話だぞ。」
柴田英嗣
「いやでも、俺も桐と古坂さんの話聞いてる時、ぶっちゃけ似てるなと思って…。「ヤベェ、パクられた」と思って。「一緒に現場にいたのかな?」なんて思って、盛り上がって。」
上田晋也
「誰とだよ(笑)。」
古坂大魔王
「今、お前が思った事で、何で誰かと盛り上がってるんだよ(笑)。」
柴田英嗣
「そいつは、この世の生物じゃなかったんです(笑)。超怖くないですか?」
上田晋也
「(笑)。桐、桐頼むわ。俺、怖い話がほしいの。古坂をギャフンと言わせてやって。」
桐畑トール 「浮遊霊的なのをよく聞いた事あると思うんですけども…。何か霊感の強い人が連れて来ちゃうみたいなね、そんな話なんですけども。僕は結構そういう体質で。ある僕の凄い仲の良かった友達が死んじゃったんですね、交通事故で。で、僕が久々に実家に帰った時に、そこ(事故現場)を通って。「あ、ここであいつ死んだんだな。成仏しろよ」ぐらいに軽く思って、そこは通り過ぎた。もうだいぶ年月も経っているんで、お花も飾ってない状態で。実家に帰りまして、親がちょっと「買い物に行ってくるから留守番してなさい」と。すると、ウチの実家で飼ってる犬がね、やたら吠えるんですよ。「ワン!ワン!ワン!ワン!」。2階の方に吠えるんですね。で、1階に僕は1人いるだけの実家で2階に向かって吠えるから。気持ち悪いから「レオ、やめなさい」って言って、テレビ見てて。で、お袋帰って来たんで、「こいつワケの分からない方向むいて吠えるね」って言ったら「ウチのレオちゃん頭良いから吠えませんよ」と。「人が玄関の方に来ると早めに察知して吠える」と。「いや、2階に向かって吠えてたよ?」って言って。その日、友達と久々に会ったんでお酒飲んで、夜中の2〜3時位ですかね、友達も帰って、「じゃ、寝よう」と布団に入ったんです。布団にはいって眠気がくる時に…スッと眠気がさめるんですよ。「アレ?何だこの感覚、気持ち悪いな」って思ったすぐ後に、誰かが2階に上がって来る感じがしたんですよね。音が別に鳴るわけでもないんですけど、お袋とか親父は下で寝てるんで「お袋が何か2階の物置にでも探し物に来たのかな?」と思って。年寄りって起きるのが早いから、まぁ気にせずまたウトウトと。で、寝るな…と思ったら、フッとまた眠気がさめるんですよ。「何か変な感覚だな…」と思って。で、「気持ち悪いな…」と思った瞬間、完全に僕はベッドに寝てたんですけど、部屋の中で誰かが歩いてる気配がする。気配だから何ともいえないんですよ。自分が感じるんですもん。明らかに俺の背中の方で誰かがウロウロ歩いてると。俺は「絶対見ない…絶対見ない…」って、何とかそのまま寝れたんですね。で、次の日起きて、下降りてご飯食べて。また友達ん家行くんで自分の部屋戻って、パジャマから着替えてたら、枕元の所に置いてあった昔の写真が…写真立てに写真を入れてたんですね。で、パッと見たら枕元に白い紙が落ちてて、見てみたら写真立てに入ってた写真が落ちてる。写真立てって、差し込むだけじゃなくて、裏も閉じる写真立ての写真が出てるんです。「アレ?何でだろう??」と思ってパッとその写真をよく見たら、その交通事故で死んだ友達がしっかり写ってる写真だったんです。だから、たぶん「俺来てるよ〜」なんつってね、知らせたかったのかな。」 |
24時間ぐらいTVの放送大学の時間も、桐畑さんの1人で怪談話だったら、もっと盛り上がってたかも…。
古坂大魔王
「怖い。」
上田晋也
「これを超える怖い話なんかないよ。なぁ、桐畑はこういう怖い話があるわけ。お前みたいな人間にはないだろ?」
古坂大魔王 「同じように、俺も浮遊霊の話。それいくつぐらいっていったっけ?」 桐畑トール 「20歳…。」 古坂大魔王 「俺はもうちょっと前ね、19だから。1年前だよね。その1年の誤差はあるんだけど、ほぼ同じ感じで。」 上田晋也 「…(笑)。」 古坂大魔王 「実家の青森にね、青森“市”の方なんだけど、それは聞いてないかって話なんだけど。それで青森市の方で、犬飼ってたの。犬っていうか、犬みたいな形をした動物なんだけど。」 上田晋也 「それが怖いよ(爆笑)。」 古坂大魔王 「犬までいかないの。「ワン」までいかないの。吠えるは吠えるけど「ファファファファ…」って。」 浜ロン 「一番怖い…(笑)。」 古坂大魔王 「それは人間が来た時しか吠えないっていうのも(桐畑の話に)近いの。遠いのは犬までいかないって事ね。」 上田晋也 「何だよ…(笑)。」 古坂大魔王 「俺、霊感とか一切ないんだけど、近い所で俺の友達が死んだの。まぁ、デッドだよね。で、死んだって話を聞いて、俺もビックリして、言った言葉は一言「あ、そう」なんだけど。それで俺がお昼ぐらいに寝てたのね。で、犬みたいな動物が…。」 上田晋也 「…(笑)。」 古坂大魔王 「庭を冬は寒いから駆け回ってて。「そこまで犬みたいだな」と思ってて。」 上田晋也 「(爆笑)。」 古坂大魔王 「そしたら、すげぇ吠えてる。「ファファファファ…!」。で、俺、霊感全然ないんだけど、凄い気配どころか音がする。「何だ、このパッパッパッていう音は?」。そしたら「季節、季節が欲しい〜、季節が欲しい〜」って…。「季節が欲しい?何だろう?英語に直してみよっか…英単語わかんねぇや、直すのやめよう」。」 上田晋也 「…(笑)。」 古坂大魔王 「どうしようっていう事になって。「季節、季節、季節が欲しい〜」。「何だよコレ。俺、英語に直してみよう。英語…シーズン…わかんねぇや、直すのやめよう」。」 上田晋也 「…(笑)。」 古坂大魔王 「パッと見ると、女の人が…そんな可愛くはないんだけど浮いてる。「浮遊霊だ!絶対これは浮遊霊だ!」。「季節、季節、季節が欲しい〜」「じゃあ、俺が“春”を売ろうか?」「春いらない」。「チッ、んなろう…。じゃあ、夏を売ろうか?」「夏、暑くていらねぇ」「チッ、んにゃろう。コイツどうしようもなんねぇな」。パッと見たら、犬みたいな動物が黙って見てる。「ああ、こいつ最後知ってんな」と。」 浜ロン 「何で最後知ってんだろ…(笑)。」 古坂大魔王 「「どうくるか知ってんな、あの犬みたいなやつ」。」 上田晋也 「…(爆笑)。」 古坂大魔王 「「“秋”売ろうか?」「秋いらねぇ」「んにゃろう」。動物パッと見たら鳴いてない。「コイツもうオチ知ってんな」。」 上田晋也 「…(笑)。」 古坂大魔王 「もう鳴きゃしない。あえて固唾を飲んで待ってる。「どうせアレくるんだろ?」みたいな。「じゃ、俺言うぜ?お前も待ってるな?」「待ってる〜」「お前も待ってるな?」「ファファファファ…」。「じゃあ、いくぞ? “冬”売ろうか?」「冬売れ〜、冬売れ〜(浮遊霊)」。」 柴田英嗣 「犬みたいなやつは?(笑)」 古坂大魔王 「「ファファファファ…!」。そのとき初めてよ。そのとき初めて「ワン!」。」 上田晋也 「(爆笑)。」 古坂大魔王 「やっと犬になった。はぁ〜、そうやってなるんだ。」 上田晋也 「やっぱあるんだ、怖い話…(笑)。」 |
浮遊霊の話のはずが、犬みたいな形をした動物の話に(笑)。
上田晋也
「ちょっと柴田、本気の怖い話して。」
柴田英嗣
「“どっち”ですか、それ? どっちか分からないですよ…(苦笑)。」
古坂大魔王
「本当のほう。リアルに本当のほう。」
柴田英嗣 「あれ知ってましたっけ?FT。」 上田晋也 「何?」 柴田英嗣 「FTって知ってましたっけ?」 古坂大魔王 「知らない。FT?」 柴田英嗣 「ある会社でね、先輩と後輩の関係の奴がいて、先輩が急にガタガタッて震え出したんですって。「どうしたんですか、先輩?」って聞いたら「下から落ち武者が出てきた」っつって。」 上田晋也 「え?」 柴田英嗣 「「俺、殺されちゃうわ」なんて言ってるんですって、先輩が。「ちょっとお前逃げろ、ヤベェから」っつって。「分かりました」って言って席を外して。その先輩はその日帰ったんですって。そしたら電話がかかってきて「ちょっとお前、今大丈夫か?今から落ち武者が来るから、来てくんねぇか?」って言われたんですって。で、先輩の所に行ったら、先輩がガタガタ震えてるんですって。「大丈夫ですか、先輩?」「大丈夫だけど、もう来てるから、落ち武者が。ヤベェわ」っつって。」 古坂大魔王 「落ち武者が?」 柴田英嗣 「落ち武者が。で、「自分ここで寝てますから」って言って寝てたら、玄関がガタン!って鳴ったんですって。その先輩が「ヤベ、来たわ」っつって。「ちょっと俺行ってくるわ」っつって行ったんですって。そしたら「オラァッ!!!」とか言って、普段全然声を荒げないような先輩が、ボッコボコ殴り合ってるんですって、何かと。そいつはそれを聞いてたんですけども、恐怖と睡魔で寝ちゃったんですって、最終的に。朝起きたら、先輩が腕バッサリ斬られてて。血ダラダラ流してるんですって、玄関で。「先輩!大丈夫ですか!?」「大丈夫大丈夫。これ誰にも言うなよ?俺、実は宇宙人でよ」。」 古坂大魔王 「…(笑)。」 柴田英嗣 「「FTなんだよ」って言うんですって。「何ですか、FTって?」「タンポポの綿胞子みたいな存在で俺は」。ちょっと地球に何しに来てるかは忘れちゃいましたけど「来てるんだ」みたいな。それで、「今、本当は俺の体にその落ち武者が輪廻で入るはずだったのに、FTの俺が入っちゃったから、その体を取りに来てる」と。俺から何とか乗っ取りたいと。奪いたいと。それで来てるって言うんですって。それで「先輩ちょっとおかしくなっちゃったのかな?」と思って、ちょっと交友を避けてたんですって。で、3年ぐらいしてから、先輩がまたガタガタガタって震え出して。「先輩、今から当てましょうか?」っつって。「先輩、もしかしたらテーブルの下から落ち武者出てきてます?」っつって。「そうだ。何でお前わかるんだ?」っつって。「自分、3年前に、実は先輩に落ち武者に襲われてる話聞いたんですけど」「本当か?」「先輩、FTなんですよね?」「お前、FTのこと知ってるのか?」っつって…(笑)。いや、本当に!本当です!本当です!」 上田晋也 「うん…(笑)。」 柴田英嗣 「本当に笑い抜きで。「FTのことを知ってしまったら、もうお前のことを殺さなきゃいけない」って言うんですって、今まで仲良くしてたのに。で、「俺、先輩に殺されちゃう」っつって、会社辞めたんですって…(笑)。」 古坂大魔王 「…(笑)。」 柴田英嗣 「本当ですよ…?」 上田晋也 「もう終わったのかよ(爆笑)。」 |
古坂大魔王
「FTは、何だったの?」
柴田英嗣
「分かんないっす。綿胞子みたいな存在だと…。宇宙人らしいんですけどね。」
単純に、ETの1文字違い?(笑)
上田晋也
「こうやってウチの柴田なんて怖い話があるわけ。」
古坂大魔王
「…(笑)。」
浜ロン
「ちょっと近未来の怖い話でね。」
上田晋也
「こういう怖い話も進化するわけ、時代に合わせて。その点、お前はそういうのがないから、ずっとキレてるわけ。」
古坂大魔王
「でも、今、柴田が「FTって知ってる?」って言ってて、一番最初に「知ってる」って言いそうになったからね。」
柴田英嗣
「ウソでしょ…?」
古坂大魔王
「でも、柴田があまりにも真剣だったから、言葉を飲み込んだっていうさ。もちろん言葉っていうものは形としては無いんだけど。ドラえもんのコエカタマリンとかあれば形になるんだけど、一応テレ朝とはいえドラえもんっていないからさ。」
上田晋也
「…(笑)。」
古坂大魔王
「FTの話っていうか、俺の思ってるのとは違ったのね。」
古坂大魔王 「今、起き上がる時に軽く屁をしたんだけど、それは置いとこうよ。」 柴田英嗣 「疲れるわ…(苦笑)。」 古坂大魔王 「先輩の話っていうか、先輩じゃないけどね。先輩の話って言ったけど、俺の場合は同期の話なんだけど。「お前同期か?」「同期だ」「ああそうなんだ」「俺とお前同期だよね?」「ああ俺とお前同期だ」「本当か?」「本当だ」っていう、そういう仲。」 上田晋也 「全然仲良くねぇ…(爆笑)。」 浜ロン 「入社式?(笑)」 柴田英嗣 「初日でしょ、それ?」 古坂大魔王 「そうそう。で、そいつが家にいたら、「落ちてないけど武者が来る」と。「ヤベェ」っつって震えはじめて。まぁ、スターソルジャーやってたんだけどね。」 浜ロン 「16連射?(笑)」 古坂大魔王 「スターソルジャーやってて、「お前、高橋名人か?」「高橋じゃないけど名人だ」っつって。」 上田晋也 「(爆笑)。」 古坂大魔王 「「巧いな」って話になって。「何か飲もうか。紅茶でも飲もうか」「いいねいいね」なんて話をしてて。で、何かそのうちに「落ちてないけど武者来るよ」「怖い怖い」「武者を取り込むかFTを取り込むか悩んでる」っつって。」 柴田英嗣 「いきなり出てきたんですけど…(笑)。」 古坂大魔王 「「FTって何?」「もうすぐ分かるんだ」っつって。「何か喉渇いたな。飲みに行きたいな」「いいね」「酒飲む?」「俺、紅茶でいいわ」っつって。で、そのうち落ちてない武者が来たんだって。「うわっ、落ちてない武者だ!」。普通のちゃんとした武者よ。「名前何だ?」「武田だ」「信玄か?」「そこは違うな」。」 上田晋也 「…(笑)。」 古坂大魔王 「「勝頼だ」「ああそうか」っつって。「お前には今からある物を飲んでもらう」っつって。「何だこの野郎」っつって。「色んな種類のやつを持ってきた」。ズラ〜っと並んであると。アルファベットだと。色んな紅茶があるんだと。「まずこちらA。Aの紅茶を飲むか?」「それはいらないっすよ」「飲まないのか、この野郎。じゃ、Bの紅茶飲むか?」「飲まねぇよ、Bの紅茶なんて」「なるほど、この野郎。Cを飲もうか?」。同期の奴がCには手を出したけど、自分でやめて「Cは飲まんぞ」と。「冗談じゃねぇ、落ちてもない武者のCの紅茶飲めっか!」っつって。そこで一旦落ち着いて、ちょっとテレビ見て。」 上田晋也 「ブッ(爆笑)。」 浜ロン 「どこなんですか?一体場所(笑)。」 古坂大魔王 「家で。家で「ギミアぶれいく」見て終わって。「Dだ」「Dのお茶飲めねぇよ」「んにゃろう」「飲めねぇよ。そんなん取り込めるか」っつって。「Eは?」「飲めねぇよ」「もしかして…」っつって。「F、これ飲めんのか?」「もちろんだ」って。「俺は取り込もうと思ってた」って。「FT(Fティー)だ」っつって。」 上田晋也 「…(笑)。」 古坂大魔王 「Fの紅茶で「FT(Fティー)だ」っつって。「FTが取り込める」「この野郎」って話になって、子供の喧嘩よ。」 浜ロン 「何でですか?(笑)」 古坂大魔王 「そこで全員死んじゃったの。最終的には、FTを飲んだら、全員死んじゃったの。」 柴田英嗣 「「死んじゃったんだって」って、そこにいたんでしょ?(笑)」 上田晋也 「(笑)。」 古坂大魔王 「…(笑)。で、バッと武者のパンツを下ろしたんだって。「どうせお前こんな肝っ玉小さいんだろ?」っつって。バッと下ろしたら「えっ太ぇ!(FT!)」っつって。」 上田晋也 「(爆笑)。」 柴田英嗣 「2コあんの、オチ?」 古坂大魔王 「で、持ってきたおかずが、沖縄の「ラフテー」、という凄い怖い話。」 上田晋也 「(爆笑)。」 古坂大魔王 「あまり怖い話で「、という凄い怖い話」って…(笑)。」 上田晋也 「言わねぇよ(笑)。」 |
上田晋也
「柴、怖い話して(笑)。」
柴田英嗣
「もう〜!短いのでいいっすか?じゃあ。」
上田晋也
「短いのがいい。」
柴田英嗣 「みんなで碑文谷で家借りた事あって。そこ行ったら部屋中に全部お札貼ってあるんですよ、全部。押入れも部屋も全部ですよ?「何で?」ってそこのオーナーに聞いたら、「幽霊出るから、100パー」って言って。」 浜ロン 「そんな言い方するんだ…(笑)。」 柴田英嗣 「「お札バンバン貼ってるんだから幽霊出るだろ」って。「マジですか?でも、一応借りますわ」って借りて、住んでたら、これ自分見てないんですけど…。」 上田晋也 「借りたの?」 柴田英嗣 「借りました。」 古坂大魔王 「何で借りるんだよ(笑)。」 柴田英嗣 「幽霊100パー出るっていうから。」 上田晋也 「(笑)。じゃあ、貼る意味がないよね、お札。」 柴田英嗣 「本当に全部貼ってあるんです、1階も2階も押入れも。で、押入れから出るんですって、とにかく。押入れに重点的にお札いっぱい貼ってあるんですけど。で、ある日寝てたら「寝苦しいな」と思ってパッと目を開けたら、6畳ぐらいなんですけど、天井に同じデカさのオヤジの顔があるんですって、ドンって。「これヤベェ、本当に出るのかよ」なんつって。(ビートたけしっぽく)「やっちゃったな、これ」なんつって。「バカヤロウ」なんつって。」 上田晋也 「(笑)。」 柴田英嗣 「オバケも「お前、何だよそのシャツ小さいぞ、バカヤロウ」なんつって。そしたら押入れドンと開いて、押入れの中から手がドーンと出てきて。頭持ってガチン!ガチン!って叩きつけられたんですって。」 上田晋也 「ほう。」 柴田英嗣 「で、起きたら、もう次の日ですって。で、コンコンコンコン「どうした?」なんつって。そしたら「するってぇとこちらが…」なんつって。」 桐畑トール 「置いてかれた?(笑)」 柴田英嗣 「落語家のどうやら霊だったらしいですね、天井に現れたのは。」 |
アンタッチャブルで色々検索してると“ピンクたけし”って出てくるんですけど、これ何なんでしょう?(笑)
上田晋也
「あんなに怖い話があるのに、お前にそういうのが1個もないのに、凄いキレてんのよ、俺は。十数年前からお前にはキレてるわ、ああいう怖い話がないから。」
古坂大魔王
「十数年前、柴田こういう話してたっけ?(笑)」
柴田英嗣
「してましたよ。昔の話ですもん、みんなでそこ借りてたのだって。」
古坂大魔王
「でも、俺「碑文谷」って聞いて「アッ!」と思ったの。」
柴田英嗣
「マジですか?」
古坂大魔王
「俺の話は碑文谷じゃないんだけど、碑文谷って場所は知ってるって事ね。」
上田晋也
「(笑)。」
浜ロン
「言わなくていいじゃないですか、だったらそれ(笑)。」
古坂大魔王
「俺の知ってる話は高円寺で、俺のも凄い近い話なんだけど…。」
古坂大魔王 「高円寺で…。俺も東京に来て今19年、サバ読んだ、18年ね。で、引越しも7回、サバ読んでる、6回。」 上田晋也 「…(笑)。」 古坂大魔王 「一番最初に住んだ所が高円寺…一番最初は本当は神奈川。」 柴田英嗣 「それサバじゃないから。」 古坂大魔王 「2回目は高円寺で。一番最初に住んだのは神奈川、2回目高円寺で。で、そこを借りる時に、もう普通に図面の所にでっかく「お札」って書いてあるの。」 上田晋也 「(笑)。」 古坂大魔王 「図面に、「六畳一間、キッチン、バス、トイレ、お札」って。俺もそれ見て「アリャ〜」と思って。」 上田晋也 「(笑)。」 古坂大魔王 「「バス、トイレまでは分かります。六畳一間も分かります。お札って分かんないんですよ」っつって。「それは住んでみないと分かんないですよ」っつって。俺もそこでニコヤカに「そうっすか」って話をしてて。で、「部屋見に行きますか?何なら一晩泊まってみますか?何せこのお札が全部分かっちゃいますから」っつって。「意味が分かりますから。それが一番分かりやすいですよ」っつって。「はぁ?」っつって1回ビンタしたんですけど、それなりに話は盛り上がって。」 上田晋也 「…(爆笑)。」 古坂大魔王 「1回だけ泊まってみようと。家賃も1万円だったし。サバ読んでる、2万円ね。でね、泊まったら、お札バッて貼ってあるけど、お札に全部“お札”って書いてあんのよ。おかしいな、お札に“お札”って書く必要ないじゃん?見たらお札なんだから。中村が“中村”って書いてるようなもんじゃん?」 浜ロン 「いいんですよ、それは(笑)。」 古坂大魔王 「バナナに“バナナ”って書いてないじゃん?そこは引っかからなくて大丈夫だけど。」 上田晋也 「…(笑)。」 古坂大魔王 「部屋に入ったら、もう上中、全部“顔”よ。でも、何かそんなにね、普段は凄い厳しいであろう感じの人が、楽になってるの。「何だろう?」と思って。「ずいぶん普段は張りつめてる感じのあなたが、今日は楽な顔してますね?」って…。」 上田晋也 「(爆笑)。」 古坂大魔王 「そしたら、その人も「私も普段は厳しいけど、今日は楽だよ」って。「何でですか?」って聞いたら、それはもちろん「オフだ(お札)」って。」 上田晋也 「くだらねぇ!くだらねぇ!(爆笑)」 浜ロン 「休日?(笑)」 上田晋也 「くだらなくて、全然読めなかった(笑)。」 古坂大魔王 「だから、俺も「ああ、普段厳しそうだと思ってましたよ」っつって。だから、もう1回言ったよ、ウケたけどね。ウケなくなるまで言うね、「オフだ(お札)」って。」 上田晋也 「(爆笑)。」 古坂大魔王 「2回目の方が下がるんだよ、お笑いは。」 柴田英嗣 「言わなきゃいいじゃないですか(笑)。」 古坂大魔王 「下がるんだけど言った。「何だろう」っつって。「オフだ(お札)」っつって。」 上田晋也 「(爆笑)。」 古坂大魔王 「3回目は絶対下がるんだけど。」 上田晋也 「くっだらなかったなぁ…(笑)。」 |
即興でこのクオリティって凄すぎだと思う(笑)。
上田ちゃんネル
テレ朝チャンネル
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古坂大魔王のブログンだい魔くん!
浜ロン ファミレストーク
ほたるゲンジ 桐畑トールオフィシャルブログ「野生時代」
アンタッチャブル柴田英嗣の平穏な僕
上田ちゃんネル攻略マニュアル「上田と古坂」
この古坂さんの即興の即答っぷりったら
ないですよね。
なんで、すぐにあんなふうに
できるんですかね。
これぞ、プロですね。
今年一番ココロに残った笑いかも。
(あ、二番かも。一番はアッコ講座(笑))
本当に古坂さんの才能、センスって凄いですよね。
よくあんな風に瞬時に色々出てくるな〜と…(笑)。
本当に憧れますよ。
怖い話、なぜか面白かったです。
だんだん柴田さんの話も作り話なのかな、と思ったり…。
そういえば、前にメンバーで行った箱根温泉でのトークってこういうのだったんでしょうね。ジ・バックレイ?でしたっけ。
上田さんと柴田さんも事務所は違うけど、本当に仲が良いですよね。
いつもありがとうございます!
>ジ・バックレイ?でしたっけ。
最初に自縛霊の話を聞いた時は、ザ・ミヤモトさんって本当にいる人物だと思ってました(笑)。
布団トークは、あの時間帯のあのテンションだから、余計に面白いんですよね。
朝5時という時間帯にあんなに笑ったのは、僕は生まれて初めてかもしれません(笑)。