
マエノソノ マサキ
「ちょうどさっき、トイレで「ジョージってどんな人なん?」って言ってたら、ジョージが入ってきたんですよ(笑)。」
ジョージ・ウィリアムズ
「そう。初めましてがトイレの中だったんですよね。握手をしようと思ったんですけどできなくて。どうしてできないかっていうと、2人がまだ手を洗ってなかったから。」
TORA
「(笑)。」
8otto ドラムヴォーカルという個性的な編成から繰り出される、圧巻のパフォーマンスでシーンの話題をさらっている4ピースバンド |

マエノソノ マサキ
「ヨシオカさんって言うんですけど。」
ジョージ・ウィリアムズ
「ストロークスのエンジニア?」
マエノソノ マサキ
「はい。」
ヨシオカ・トシカズ ザ・ストロークスの2ndアルバム「ROOM ON FIRE」のエンジニアを務めていた人物 |

「「ROOM ON FIRE」というアルバムのエンジニアやってた人で。」
ジョージ・ウィリアムズ
「それはどうやって出会ったんですか?」
TORA
「元々は泊まる所を探していて、ニューヨークに行った時に。当てにしていた泊まる所がダメになって、で、知り合いの知り合いの知り合いの…みたいな感じで紹介してもらって。一応、音楽の仕事をやってるっていう話は聞いてたから、「アドバイスぐらいはもらえるかもね」って思ってたぐらいで。で、あれ初日かな?飲みに行ったの。」
マエノソノ マサキ
「凄い意気投合したんですよ。初対面で、会って5秒か10秒ぐらいで、いきなりパーン!って(TORAが)叩かれてて。」
TORA
「(笑)。」
マエノソノ マサキ

ジョージ・ウィリアムズ
「ヨシオカさんが、こう(往復平手打ち)やってたんだ(笑)。」
マエノソノ マサキ
「いきなり師弟関係みたいのが出来てて。そんな中で「そういえば、お前らバンドやってるんやったっけ?」みたいなことを言われて。で、「聴かしてみろよ」って言われて、デモCDをかけたら目の色がガラッと変わって、「実力、レベル的には全然まだまだやけど、センスとか音色には光るものを感じる部分もある。3ヶ月あったら何とでも出来るから、とりあえず頑張って」って言ってくれたのが始まりで。」

マエノソノ マサキ
「当時は、キメでミスって腕立て20回とかも、しょっちゅうですよ。」
ジョージ・ウィリアムズ
「(笑)。」
マエノソノ マサキ
「僕、最初の練習で「(ドラムで)ちゃんとキック踏め」って言われて。ずっと4時間ぐらい踏んでたら、マジで立てなくなるぐらい脚がパンパンになったりとかして。「ああ、プロってこういう事なんや」って思いましたね。頑張って誰かがプロにしてくれるんじゃなくて、自分がプロの意識を持って頑張って、初めてなれるものみたいな。っていうものを教えてもらいましたね。」

ジョージ・ウィリアムズ
「音楽のルーツは、ドラクエ?」
マエノソノ マサキ
「ずっと母親にクラシックを小さい頃から聴かしてもらってて。母親に「いいよね、コレ」って言ったら、やっぱ喜んでくれるじゃないですか。っていうので「いいよね」ぐらいのもんやったんですよ。そんな時に、小学4〜5年生ぐらいの時に、いきなりドラクエの…たぶん「アレフガルドのテーマ」っていうんですけど。」
ジョージ・ウィリアムズ
「知ってる?」
TORA
「知らんわ(笑)。」
マエノソノマサキ
「テーテーテー♪ってやつ。それを聴いてる時に、ホロッとなったんですよ。何か涙が出てきて。」
ジョージ・ウィリアムズ
「へぇ〜!」
マエノソノ マサキ
「「音楽ってこういう事か!」って思って。音楽で人の気持ちが洗われたり救われたり上がったり下がったり。色んな影響を及ぼすっていう事を気付かせてくれたのが、ドラクエの曲だったんですよね。当時は、ボスのテーマを全部歌えてたんですよね。」
ジョージ・ウィリアムズ
「???」

「竜王、シドー、バラモス、ゾーマとか。今はちょっと覚えてないですけどね。戦いの音楽は全部歌えますけれども。」
ジョージ・ウィリアムズ
「今、聞きました?歌えるって言いましたよ?(笑)」
マエノソノ マサキ
「…(笑)。」
ジョージ・ウィリアムズ
「一行でも。」
マエノソノ マサキ
「えーと…いざ歌うとなると忘れますね…。えーとね…Uは、テレレレレレッテ〜♪テレテッテレレ〜♪テレテッテレレ〜♪…(笑)。」
TORA
「ちょっと、もうええよ(笑)。」
僕も初期の頃のドラクエのカセットテープとか持ってたな〜(笑)。ちなみに、ドラクエの音楽担当のすぎやまこういちさんは、「帰ってきたウルトラマン」のテーマの作曲も担当しています。

8otto
文句なくバンド史上最高到達点!会心の3rdアルバム完成。NYで出あったプロデューサー/エンジニア・ヨシオカトシカズとともに創り上げた、音楽性豊かで強烈なオリジナリティに満ちた至高のロック・アルバム(オフィシャルより)。

TORA
「いいですか…?(笑)」
ジョージ・ウィリアムズ
「いいと思いますよ。でも、浅井さんは何て言うか分からないですね。」
TORA
「(笑)。」
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8otto