
筋肉少女帯 1988年メジャーデビューを果たした4ピースバンド。活動休止などを経て今年デビュー20周年を迎えた |
お二人は初対面だそうですが、大槻さんのお兄さんとは、よく一緒に仕事をしているというジョージさん。そのお兄さんの職業とは…?

「うちの兄がテレビのカメラマンをやってまして、よくロックの現場を撮ってるんですよね。駅伝なんかも撮ってるんだけど。それでね、とにかくこういう番組行った時に、MCの方とかミュージシャンとかスタッフの方に「いつもお兄さんにはお世話になってます」って言われるんですよ。だから、俺より全然ロック界で顔が広いんだよね、兄貴の方が。」
ジョージ・ウィリアムズ
「(笑)。本当広いんですよ。でも、何となく同じ畑というか、クリエイティブな所にいるっていうのは、やっぱりそういう…?」
大槻ケンヂ
「だから、ニアミスというか…1度完全に仕事が被った事がありまして…。赤坂BLITZで筋肉少女帯でライヴやった時に、それ撮ってるカメラマンが実の兄だったっていう…。」
ジョージ・ウィリアムズ
「…(笑)。」
大槻ケンヂ
「これはね、気まずいですよ。だって、「お前ら!」とか言って(客席を)見ると「兄さん…!」っていう…(笑)。それで仕様がないと思って「アニキもノッてるかーっ!?」って言ったら、兄貴がカメラでこうやって(頷いて)。兄弟愛を感じました(笑)。」
ジョージ・ウィリアムズ
「見たかったですね〜!(笑)」

大槻ケンヂ
「だから、セガールと同期ですよ、俺らは(笑)。」
他にも、プロレスラーでは小橋建太、ミュージシャンでは僕が好きなエレファントカシマシも1988年デビューですね。
ジョージ・ウィリアムズ
「20年も活動していると、色んな伝説があるじゃないですか。」
大槻ケンヂ
「ありますねぇ。」
ジョージ・ウィリアムズ
「だから、ここで決着つけたいんですよ。大槻さんの伝説が本当か嘘か。」
という事で、ウワサの“大槻ケンヂ伝説”が本当なのか嘘なのかを検証する、20周年特別企画「元祖!大槻ケンヂ伝説」!
其の壱 最初に組んだバンド「ドテチンズ」では、「青竹踏み」を担当していた |

「正解です。これはね、中学の頃に、今も筋肉少女帯のベーシストである内田雄一郎君と「ロックバンドを組もう」という事になったんですよ。っていうのは、内田君のお父さんがエレクトーン買ったんですよ。「エレクトーンっつったら、ロックだろ!?」って思い込んじゃって。俺それ、エレクトーンとシンセサイザーを間違えてたんですけど。」
ジョージ・ウィリアムズ
「(笑)。」
大槻ケンヂ
「それで、みんなで楽器を持ち寄ったんですよ。で、エレキギター持ってるヤツとエレキベース持ってるヤツはいたの。でも、他は楽器何も持ってない。「どうしよう」ってなった時に、みんなで音の出る物を…。で、僕は“健康青竹踏み”を持って、それを音楽に合わせてカンッ!カンッ!カンッ!カンッ!とずっとやってたんですよ。打楽器って高揚してきますよ、でも。だんだん「ウォーッ!」って燃えてきましたね。」
ジョージ・ウィリアムズ
「じゃあ、ある意味ちょっとしたトランスミュージックみたいな?」
大槻ケンヂ
「トランスミュージックでした(笑)。」
其の弐 愛車は「ポルシェ」 |

「あのね…一時期乗ってたんですよ。僕ね…こんな格好してるんですけど、気が弱いんですよ、物凄く(笑)。気が弱くて、いつもオドオドしてる人間なので。だから、コンプレックスでロックやるようになったんだけども。だもんだから、ある時「俺、これじゃイカンな」と。「ブイブイいわせるようなキャラになっていこう」と思って。ちょうど免許取った時だったんで、「車もポルシェだ!」って思って買ったんですけどね。やっぱりスポーツカーとか、スピード出て怖いんだよね。」
ジョージ・ウィリアムズ
「(笑)。」
大槻ケンヂ
「俺、右折とかでドキドキするんですよ、車の運転苦手で。そうするとね、50ccの原付とかに抜かれてくんだよね、俺ビクビク運転してるから(笑)。」
ジョージ・ウィリアムズ
「…(笑)。」
大槻ケンヂ

ジョージ・ウィリアムズ
「車を出す事ができない…??」
大槻ケンヂ
「兄に聞いていただければ、僕がいかにロックに向いていないヤツかというのが、よくわかると思いますよ…(笑)。」
其の参 両親に仕送りをしている 父の勧めでマンションを経営している |

「これは違うんですよ。僕、仕送りなんかね、一度もした事ない!」
ジョージ・ウィリアムズ
「じゃあ、マンションっていうのは?」
大槻ケンヂ
「それもちょっと違ってて。うちのお父ちゃんね、凄い“石橋を叩いても渡らない”性格なんですよ、非ロック的と言いますか…(笑)。それで、「ケンヂ、お前な、ロックなんていうのは水商売だ。いつお金が無くなるかわからない。だから、今のうちにアパートを経営しろ!」と言って。」
ジョージ・ウィリアムズ
「(笑)。」
大槻ケンヂ
「「親父ね、俺はロックをやってるんだから。ロックドリームって言うじゃないか」と。それがね、「プール付きの家を建てろ」とかね、そういうのならわかるけど、ロックをやってる息子に対してアパート経営を勧めるって、どういう事だ?っていう(笑)。」
ジョージ・ウィリアムズ
「そうだよね(笑)。」
大槻ケンヂ
「結構これ、喧嘩になるんですよ。「アパートが一番堅実だ!」って。二番目は「駐車場経営だ」って言ってましたね。だって、僕もう40超えてるんですよ?40超えてこんな事やってる息子にね、「お前、将来のこと考えてるのか!?」って…(笑)。」
ジョージ・ウィリアムズ
「将来っていうか、20年やって来れたんだよ(笑)。」
大槻ケンヂ
「40過ぎたロッカーの息子に「将来どうするんだ」って、将来ないよ!もう!っていう(笑)。ヘタしたら「お前、大人になったらどうするんだ?」って言いかねないですよね。」
ジョージ・ウィリアムズ
「…(笑)。」
其の四 過去4回の武道館公演を敢行 |

「過去に単独で4回、武道館公演やってますね。イベントだと6回位かな?1回目が、セックス・ピストルズのジョン・ライドンがやっていたパブリック・イメージ・リミテッド・PILと対バンだったんです、武道館で。意味わかんないでしょ?」
ジョージ・ウィリアムズ
「PILと対バン…!?」
大槻ケンヂ
「で、俺、断ったの。「それね、絶対にPILのファンも筋肉少女帯は見たくないし、筋肉少女帯のファンもPILは見たくない。水と油みたいな合わないイベントはファンに良くないからやめようよって断ったのね。ところがね、長野にツアーで行って、長野のホテルで新聞開いたら「PIL vs 筋肉少女帯 at 武道館」って、もう広告が出てたの。」
ジョージ・ウィリアムズ
「(笑)。」
大槻ケンヂ
「それが最初の武道館でしたね。」
ジョージ・ウィリアムズ
「で、実際にやってみて、どうだったんですか?」
大槻ケンヂ

ジョージ・ウィリアムズ
「でも、割と今そういう考え方しているミュージシャンっているじゃないですか。大きい所よりも、あえて小さい所で。10年、15年前であれば、そういう考え方する人少なかったじゃないですか。」
大槻ケンヂ
「当時はね。昔は、大きい所でやったら、もう小さい所ではやらないみたいな感じだった。でも、今は大きいホールでもやるけれど、下北沢のライヴハウスでもやるっていう風になってきて。それ凄く良い事だと思いますよ。でも、今度また武道館やるんだけど、今度はちゃんと楽しみでやろうと思ってます。」
サーカス団、帰還の途上ツアー 9月07日(日) 名古屋CLUB DIAMONO HALL 9月13日(金) 大阪なんばHatch 9月19日(金) 赤坂BLITZ デビュー20周年記念公演 「サーカス団、武道館へ帰る」 9月21日(日) 日本武道館 詳しくはコチラで! |
大槻ケンヂ
「当時は「何が武道館だ!」と武道館に立ちながら思ってたんだけど、大人になると「そんな大きい所で沢山の人が観に来てくれるなんて楽しいじゃないか。せっかくそういう所に来ていただけるんだから、それはもう全身全霊をかけて、サービスしてみんなを楽しませてあげなきゃいけない!」と、素直な気持ちになれましたね。だから、今、武道館、逆にドキドキしますよね。きっと…エド・はるみさんの心境でしょうね。」

「そうですかね…?(笑)」
大槻ケンヂ
「エドさんも24時間テレビで武道館に走り込んで行くんでしょ?」
ジョージ・ウィリアムズ
「全然違うような…(笑)。」
大槻ケンヂ
「武道館行く時、もし入り待ちしてくださる人とかいるんだったら、「サライ」歌ってて欲しいな〜。」


筋肉少女帯
筋肉少女帯のデビュー20周年記念シングル!
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Field of Geroge

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「初めて演奏を見た時、「コイツらいくな!」と思いました?」
店長・小山善章さん
「あんまりそこまでは…。」
スペアザ
「(笑)。」
店長・小山善章さん
「でも、バランスが凄い良い感じでしたね。やっぱ同級生でみんなやってるから、もう出来てましたもんね、最初出た時から。」
* * * * *

ジョージ・ウィリアムズ
「ウマイウマイ。お店を知るキッカケは何だったの?」
宮原良太
「先輩とかだよね?」
柳下武史
「普通にそこら辺のお菓子屋さんで買ってて、お菓子を。その前に「100g 200円」とかあるから、ちょっとお小遣い2日分。ちょっと豪華なご飯が食べたい時はこれを。」
* * * * *

ジョージ・ウィリアムズ
「結成してから、もう何年?」
芹澤優真
「14年?会ってからだから、ほとんどバンドやってるっていう。」
ジョージ・ウィリアムズ
「そうなの?じゃあ、バンドが会話するキッカケというのは?「お前、楽器やってんだ?じゃあ、やろうよ」っていう?」
芹澤優真
「でも、音楽やってたというのは、仲良くなった要因の一つでは、やっぱあるかな。」
ジョージ・ウィリアムズ
「バンドやり出した頃には、もちろん文化祭の為に組んだりとかしてたと思うんだけど、すぐに「ずっとやっていきたい」というようなものを感じたの?」
芹澤優真
「やっぱ心のどこかであったよね。あったと思う。あんまり口にはしないけど、現実的じゃないから。でも、もうバンドやり始めてしばらくしてから、高校生のうちには「ずっと続けたいな」とは思ってたし。」
ジョージ・ウィリアムズ
「いいね、そういう昔からの仲間で一緒にステージに立って。」
芹澤優真

柳下武史
「たぶんこの4人から見えてる今までの人生は、凄いドラマティックなものだと思う。高校時代から始まって、CDデビューして、フジロック出れて。凄いドラマティックなんですよ、全部が。」
又吉優也
「何よりそうだね。続けてきた事っていうのが、今一番大きな形になっているというか。やっぱ好きでやってて…好きと仕事の境界線って、僕らはちょっと難しいというか。好きだから別にやめる必要もないし。いい会社に就職して、こういう仕事を託されて…って、結構考え込む人っていると思うんですけど、僕らはたぶんそういう人に比べたら、ちょっと楽なのかなっていうのを凄い思うんですけどね。」

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「GGTV」の番組パーソナリティー、ジョージ・ウィリアムズがオーガナイズする番組発信型のライブイベント

Dragon Ash × 10-FEET
9月15日(月)
BOYZ OF SUMMER
× SPECIAL OTHERS
9月16日(火)
RIZE × WAGDUG FUTURISTIC UNITY
9月17日(水)
SOIL&"PIMP"SESSIONS × 9mm Parabellum Bullet

9月18日(木)
RYUKYUDISKO × ZAZEN BOYS
9月19日(金)
SHERBETS × ACIDMAN
9月20日(土)
PUFFY × TOKYO SKA PRADISE ORCHESTRA
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